2023年6月24日(土)昼2時~ オンライン配信あり
6月23日「沖縄慰霊の日」と国際平和シンポジウム参加 |
「課題・言葉」一覧
広範な国民連合「沖縄訪問団」(6月22-24日)のご案内
6月23日「沖縄慰霊の日」と国際平和シンポジウム参加
広範な国民連合「沖縄訪問団」(6月22-24日)のご案内
日程 | 6月22日 午後7時 |
那覇市現地集合 |
23日 | 沖縄全戦没者追悼式(県主催)参加 | |
24日 | シンポジウム 「沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流」参加 (午後7時ごろ現地解散) |
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主催: | 広範な国民連合 | 団長:角田義一代表世話人(元参議院副議長) |
申し込みは広範な国民連合全国事務局、または各都府県事務局 沖縄までの交通、宿泊等は各自で手配(全国事務局、または都府県事務局で相談に応じます。別途1万円程度の団費) |
北海道酪農・畜産危機突破緊急集会で発言
国を動かすことが一番大事な時期だ
JAしべちゃ代表監事・千葉 澄子さん
私は現在、11人のスタッフと共に、年間3000トン程度の生乳生産を行っています。
現在、酪農現場は、飼料・肥料の高騰に加え、子牛の価格の暴落、生乳の生産抑制が重くのしかかっています。
飼料は1・8倍、うちの3000トン規模でコーンと牧草で大体1000万円だったのが今は1800万円です。雄子牛は値段がつかないほどで1000円とか300円にしかならない。1頭の子牛が産まれるのに大体2万円経費がかかるので全く経費倒れ。以前は4~5万円でした。結局現場では今、産まれたら注射を打って殺す、もうそこまでいっちゃっているんです。
農業崩壊の危機打開に国民的努力を
酪農家の85%は赤字経営、58%が離農検討
農業崩壊の危機打開に国民的努力を
中央酪農会議の調査によると、酪農家の85%は赤字経営に陥り、58%は離農を検討している。赤字経営の約4割は、毎月の赤字額が100万円以上と深刻な状況。酪農家は苦境に立たされている。不安や怒りは募る。こうしたなか、日本最大の農業生産地、食料基地である北海道。その主力産業ともいうべき酪農畜産崩壊への危機感と打開への要求は切実だ。
困窮する労働者・農民 現状と闘い
「大転換となる歴史的春闘」めざし
「物わかりの悪い春闘」を合い言葉に
ものづくり産業労組JAM会長 安河内 賢弘
1.春季生活闘争の歴史を振り返る
今次春闘における300名未満の中小労組の賃上げ(定昇含む)は、8966円、3・55%であり、これは1993年の水準に匹敵する。しかし、その意味合いは大きく異なる。
平和構築へ各国地方政府と市民社会とで共同する
沖縄県による「地域外交」の意義と可能性
成蹊大学アジア太平洋研究センター主任研究員 小松 寛
国際政治の変動と台湾有事
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻は東アジア地域の安全保障への危惧、とりわけ中国による台湾侵攻の懸念を惹起させることとなった。22年5月、日米首脳会談でジョー・バイデン大統領は中国が台湾へ侵攻した場合に軍事的に関与する意思があることを明言した。これに対し岸田文雄首相は防衛費の相当な増額を表明し、「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有にも言及した(朝日新聞22年5月24日)。ここからは中国の「覇権主義」を日米同盟の強化による抑止力で封じようとする意図が見て取れる。この背景には、21世紀初頭から継続してきた「対テロ戦争」の泥沼化などに伴う世界における米国のプレゼンスの相対的な低下があり、他方で経済力と軍事力で世界第2位となった中国の台頭という、国際構造の変化がある。
ウクライナ戦争1年―安保3文書閣議決定 花谷 史郎

石垣島自衛隊ミサイル基地開設
軍拡の最前線の島から平和をめざす報告
石垣市議会議員 花谷 史郎
3月5日、石垣島の陸上自衛隊駐屯地に軍用車両が搬入される予定と聞き、私は市内にある港近くで早朝から待機していました。
この港の敷地内には数日前から貨物船で運ばれてきたと思われる大量の車両が止められており、それを目隠しするため周囲に高さ3メートルほどの囲いが設けられており、出入り口の前には警備員が立ち、中の様子を窺うことはできません。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に!
台湾有事をあおるのは米日軍
隣国中国と平和交流の強化を
「島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に!2・26緊急集会」(同実行委員会主催)が2月26日、沖縄県那覇市泉崎の県庁前県民広場で開かれた。主催者発表で1600人が参加し、政府にミサイル配備・軍拡をやめて外交の充実・強化を図ることを求め、全国の自治体においても沖縄県と同じように独自の自治体外交を通して隣国中国と平和交流の強化を図るよう求める集会宣言を採択した。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 仲宗根 藤子

沖縄を戦場にするな!
沖縄市在住(1936年生まれ) 仲宗根 藤子

琉球新報(2月27日)紙面から
1944年10月10日の米軍による空襲(十・十空襲)を、大人も最初は敵機と気づかず、空を見上げておりました。地響きを立てて飛んでいる異様な巨体の飛行機が頭上を飛び去った。その直後に姉の後を追って山に逃げました。大木の陰に身を隠して、空襲がやむのを待ちました。母と弟は家の壕の中で無事でした。
十・十空襲で、父の妹(私の叔母)は爆弾の破片がおなかを貫通して即死しました。叔母の母とは「戦争が来たらどうしようか」と深刻に語り合っていました。夫は病弱だし長女は小児まひで手がかかるので戦争のことばかり気にかけていました。真っ先に叔母が息を引き取ってしまい、二人は自決したとひそかに聞いています。今、叔母の孫は「琉球新報」の四コマ漫画を描いています。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 平良 友里奈
世代超え想い一つに
大きな愛のエネルギーを
平良 友里奈
私は、「島々を戦場にさせない!沖縄を平和発信の場に!2・26緊急集会」の司会をさせていただいた。そして、この緊急集会に寄せた私の投稿が2月17日付の「琉球新報」に載って多くの方の反響を呼び、投稿を読まれた何人かがさらに投稿してくださるといううれしいことも起きた。以下はその抜粋だ。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 具志堅 隆松
沖縄戦で殺された人たちの遺骨と向き合ってきて
声を上げられる今だからこそ戦争を避けるために
実行委員長あいさつ 具志堅 隆松 さん
(遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表)
皆さんこんにちは
ガマフヤーの具志堅隆松です。今までやってきていることは、沖縄戦で亡くなった人、正確に言えば殺された人ですが、殺された人たちの遺骨を探し出して遺族の元に帰そうと、その思いで活動してきました。その人たちの遺骨と向き合っていつも考えていたのは、どうしてこの人たちは殺されなければいけなかったのだろうか、私たちはどうしてこの沖縄が戦場になることを避けることができなかったのだろうかということでした。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 2・26緊急集会宣言
2・26緊急集会宣言
島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に!

集会宣言を読み上げ提案する神谷美由希さん(後ろは沖縄県庁)
私たち沖縄県民は平和を愛する民です。私たち沖縄県民は「命どぅ宝」を大切にしてきました。人を殺すこともまた殺されることも望みません。私の命も隣の人の命もどれも同じように大切です。私たちは全ての戦争を拒否します。ミリタリーパワーよりピースパワーを拡げていきましょう。沖縄から生まれたこの理念を世界の仲間たちにも拡げていきましょう。
2・26緊急集会 島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 下地 あかね
それぞれの島、それぞれの場所から
戦争の火を消し、平和のともしびを掲げよう
宮古島市議会議員 下地 あかね

デモ行進解散地点の奥武山公園で宮古島市から参加のメンバーと(右から3人目筆者)
2月26日、沖縄県庁前の県民広場は1600人の熱気に包まれました。昨年12月16日閣議決定された安保3文書は、沖縄本島を含む南西諸島へさらなる軍備強化を推し進めるもので、とくに島嶼部におけるミサイル部隊の配備は、有事の際に住民の命と暮らしを脅かすものになりかねません。与那国、石垣、宮古、それぞれの島からも参加する県民集会となりました。
西原春夫・早大元総長を悼む
――「東アジア不戦」94歳の志半ばで
名古屋外国語大学名誉教授・日中関係学会副会長 川村 範行
極寒の朝、早稲田大学元総長、西原春夫先生の訃報に接し、にわかに信じがたい思いでした。西原先生とお会いしたのは昨年6月、同9月に東京で日中共催予定だった「日中国交正常化50周年記念日中関係討論会」の特別講演のお願いをしたのが最後でした。西原先生は「東アジア不戦推進機構」の発起人代表として、第二次世界大戦を知る有識者長老と一緒に関係各国に不戦を呼びかけてみえました。94歳のご高齢にもかかわらず、お一人でご自宅から同機構事務所まで通い、早大のはるか後輩に当たる小生に対して東アジア不戦の理念を滔々と語られました。