謎の権力構造の正体– 「日米合同委員会」

真の主権回復と主権在民の実現が課題

『「日米合同委員会」の研究』の著者・吉田敏浩さんに聞く

 日米合同委員会は隔週の木曜日に、都心のニューサンノー米軍センターや外務省で会合を開いている。外務省北米局長が日本側代表に、法務省、農林水産省、防衛省、財務省などの高級官僚が代表代理(2016年10月現在)になっています。米側は在日米軍副司令官が代表で、在日米大使館公使を除いてほかは全員軍人です。こんな会合が何十年も密室で開かれて、米軍優位の日米地位協定の解釈や運用について協議している。そこでは米軍の要求が通っているのが実態です。 “謎の権力構造の正体– 「日米合同委員会」”の続きを読む

市民の足を守る社会的責任に誇りをもって

36年ぶりの24時間ストライキを闘って

臨港バス交通労働組合 小山 國正 委員長に聞く

「疲れて」何があってもおかしくない状態

 昨年12月4日、36年ぶりの24時間ストライキに至った。マスコミも含めてずいぶんと注目され、激励も受けた。
 出発点は、「長時間労働、長時間拘束、人員不足」という悪循環の繰り返しという長年の課題からだった。バス運行の場合、運転時分が1分でも延びると、バスの回転が悪くなって、結局それは増車・ダイヤ増加につながっていく。それに伴って人員増加になればよいが、人が増えない。長時間労働ということになってしまう。 “市民の足を守る社会的責任に誇りをもって”の続きを読む

トランプ政権と労働運動の課題を考える

小川 宏(全国農団労書記長)

 トランプ大統領がTPP離脱の大統領令に署名したことによってTPPの漂流は確定した。しかし、安倍政権は大統領選で「TPP離脱」を公約しているトランプ氏が勝利したにもかかわらず、その翌日の11月10日衆議院本会議でTPP承認案を強行採決した。 “トランプ政権と労働運動の課題を考える”の続きを読む

日米地位協定の抜本改定に向けて

広範な国民連合・神奈川

県民世論盛り上げ、黒岩知事に取り組み迫る

 昨年沖縄では、4月に元海兵隊員の米軍属による女性強姦殺人事件が、12月には名護市の海岸に米軍機オスプレイが墜落事故を起こしました。 
 「第二の基地県」神奈川でも一昨年、米軍相模総合補給廠(しょう)で爆発火災事故が起きました。厚木基地爆音訴訟では地裁段階から米軍機の飛行差し止め請求は門前払いとなりました。
 思い起こせば、1964年の米軍戦闘機の原町田駅前商店街墜落、 “日米地位協定の抜本改定に向けて”の続きを読む

国と地域守る基軸をもつことが対米従属脱却の基軸になる

参議院議員 舟山 康江 さん

 参議院議員の舟山康江です。今年7月の参議院選挙で、無所属・野党統一候補ということで、山形県から立候補して当選しました。
 私は4年前まで民主党にいましたが、TPP(環太平洋経済連携協定)、原発再稼働、消費税増税という「3点セット」に反対して民主党を離党し、「みどりの風」という小さな政党を立ち上げて、亀井静香先生とともにその翌年の参議院選挙を闘ったわけですが、残念ながら僅差で敗れました。 “国と地域守る基軸をもつことが対米従属脱却の基軸になる”の続きを読む

安倍政権に抗し私たちの時代つくる

沖縄県議会議員 山内 末子 さん

民主主義が生きる沖縄

 民進党をズタズタに斬っていく亀井さんのお話をうかがい、私はスッキリしています。こういう言い方はちょっと酷かなと思います。しかし、地方に行けば行くほど問題は深刻です。とくに沖縄県は今、翁長知事を先頭に辺野古への新基地建設阻止に向けた闘いの最中です。亀井さんが最後に「根っこの部分をがんばってくれ」と言っていましたが、その「根っこの部分」が沖縄県ではつながっています。 “安倍政権に抗し私たちの時代つくる”の続きを読む

命育む農業、食料安保を基本に据えて

置賜自給圏推進機構代表理事 渡部 務 さん

地域が支え合い生きられる政治を

 私、18歳から農家をやってもう50年になります。ずっと今まで「猫の目農政」に振り回されながら、なんとかここまでがんばってきました。今の「農協改革」をみると、小泉進次郎とか呼び捨てで申し訳ないですが、彼らは本当に農家の気持ちを分かっているのでしょうか。本当は理解していないのではないかと思います。
 農協という「自主・自立」「相互扶助」にもとづいた独立した組織なのに、政府が介入してくるというのは、とんでもない話です。これは、どうしてもはねのけて、がんばらなくてはいけないと思っています。 “命育む農業、食料安保を基本に据えて”の続きを読む

グローバル化の影、地方・農村に光を当てる政治を

衆議院議員 玉城 雄一郎 さん

「グローバル対ローカル」示した米大統領選

 今回の結果についてはさまざまな識者がさまざまなことを言っていますが、私の解釈は明確です。これは、アメリカにおける「田舎の反乱」です。とくに中西部を中心とした地域の反乱じゃないかということです。
 グローバル化で確かに得をする人もいるし、金融資本主義的なところですごくもうかる人がいるのは確かです。
 ただここ10年くらい、その裏側で放っておかれる人の数は急増しました。そうした人びとの生活が非常に悪化していました。「そうじゃない」という声が出たのが、「トランプ現象」の本質的な側面の一つだと思います。 “グローバル化の影、地方・農村に光を当てる政治を”の続きを読む

インタビュー・ 沖縄から見たトランプ新政権下での日米関係

いよいよアメリカから自立する時期に

伊波 洋一 参議院議員

 昨年は高江で米軍ヘリパッド建設反対の闘いが盛り上がるなかでも、強行的、強権的にヘリパッドは完成させられてしまいました。そして、同じようなことが辺野古新基地建設でも行われようとしています。今年も「血みどろの闘い」が続くのかという感じをもっています。
 こうした状況のなかで、私も、一国会議員としてどのような闘いを日米政府に対して取り組めるかが問われていると思っています。そういうことを胸に秘めながら、参議院で糸数慶子議員と会派「沖縄の風」を発足させました。今年こそ、がんばっていきたいと思っています。 “インタビュー・ 沖縄から見たトランプ新政権下での日米関係”の続きを読む