ウクライナ和平の展望
静岡県立大学グローバル地域センター客員教授 東郷 和彦(元外務省)
ウクライナ和平を選挙公約としてアメリカ大統領に選ばれたトランプが、間もなく正式に大統領職に就任する。ウクライナ和平は近く成立するだろうか。
本当にそれに至るかは、まだわからない。けれども、アメリカ大統領の選挙公約の意味は軽くない。ウクライナ和平のために今、稀有の「機会の窓」が開かれたと考える。自分はなんとしてもここで強固な基礎に立つ和平を成立させてほしいと願っている。 続きを読む
静岡県立大学グローバル地域センター客員教授 東郷 和彦(元外務省)
ウクライナ和平を選挙公約としてアメリカ大統領に選ばれたトランプが、間もなく正式に大統領職に就任する。ウクライナ和平は近く成立するだろうか。
本当にそれに至るかは、まだわからない。けれども、アメリカ大統領の選挙公約の意味は軽くない。ウクライナ和平のために今、稀有の「機会の窓」が開かれたと考える。自分はなんとしてもここで強固な基礎に立つ和平を成立させてほしいと願っている。 続きを読む
北海道議会議員 小泉 真志
中央酪農会議(中酪)は12月2日、全国の指定生乳生産者団体(指定団体)が生乳販売を受託する酪農家の戸数が初めて1万戸(2024年10月段階9960戸)を割ったと発表した。15年前と比べると何と半減したことになる。ここ5年間で見ても24%(約3000戸)減と離農に歯止めがかからない。 続きを読む
輝く未来創りアンバサダー 東江 真澄(南城市民)
私の生まれ育った宜野湾市には、世界一危ない基地と言われる普天間基地があります。学生時代、教室では突然空からの爆音とともに窓ガラスがガタガタと騒ぎ出し、先生の声が聞こえなくなり授業はいったん中断してしまう。物心つく頃に漠然とした恐怖感は日常の当たり前になり、低空飛行する米軍機に安心と安全な学びの機会を奪われ続けてきました。 続きを読む
吉賀町農政会議会長 斎藤 一栄さんに聞く
(昨年12月18日、島根県吉賀町で農民が、「米価UP」「自給率UP」などと掲げて町内をトラクターデモした。編集部は運動を呼びかけた同町農政会議の斎藤一栄会長にお話をうかがった。見出しも含め文責編集部)
ビデオ動画が挿入されています。音量にご注意ください。
「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」が2024年12月22日、同大会実行委員会が主催し沖縄市民会館大ホールで開かれた。会場内や立ち見、ロビーなど合わせて2500人超が集まった。 続きを読む
『日本の進路』編集部
今年は戦後80年、敗戦80年である。より正確には二つの敗戦、一つは日米戦争でのわが国の敗戦であり、もう一つはアジア侵略戦争での日本の敗戦である。
80年も前の出来事であり、今を生きる日本人の大半が生まれる前の敗戦である。しかし、昔のことではない。この二つの敗戦は、今もわが国の抱える根源的課題のまさに源である。
「日米戦争敗戦」で米軍占領下から始まった戦後日本は、対米従属で国家主権も著しく制約され、人権すら守れぬ国のままである。 続きを読む
石川県志賀町議会議員 堂下 健一
昨年元日の能登半島地震被害では全国の多くの皆さんより救援物資や義援金をいただき、あるいは能登に駆けつけられボランティア活動と、大変ありがとうございました。
最近一番目立つのは家屋や納屋等が公費・私費で解体され、その空き地が目立ち寂しさを感じます。道路は解体した廃棄物を運ぶダンプカーの列がひっきりなしで、しかも全国各地のナンバーが行き交っています。 続きを読む
日本青年団協議会第41代会長 中園 謙二
平素より本会並びに地域で活動する青年たちに格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
日本青年団協議会は、その結成以来、青年の生活を豊かにすることを目的に地域活動を続けてきました。読書や趣味、家庭生活の重要性を訴えるベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、現代社会の課題を反映しています。仕事に追われる日常の中で、自分らしさを保つためには仕事、家庭、趣味のバランスを取ることが重要です。地域青年団はこの理念に基づき、地元での文化・スポーツ活動や世代間交流を通じてコミュニティづくりに貢献してきました。 続きを読む
部落解放同盟中央執行委員長 西島 藤彦
昨年10月の衆議院総選挙では、統一教会や「裏金問題」に真摯に向き合うことのない石破政権に対して、与党の過半数割れという大きな怒りが叩きつけられました。
石破政権は、一部野党との協議をすすめ、かろうじて政権を維持していますが、すでに求心力を喪失しつつあります。しかし、臨時国会での補正予算では、能登半島大地震の復興・復旧予算の3倍もの軍事費を計上し、憲法改悪をすすめる姿勢を鮮明にしています。また、「裏金問題」の解明や企業・団体献金の禁止などにも消極的で、自民党総裁選での訴えとは逆に「前言撤回」「言行不一致」が指摘され、これまでの政権同様、物価高や不安定就労、長時間労働に苦しむ市民生活を無視した自民党政治を続けようとしています。 続きを読む
沖縄社会大衆党委員長・参議院議員 髙良 鉄美
新年明けまして、おめでとうございます。今年も日本の進路をしっかりと見つめながら、実(巳)のある活動をされることと期待しております。巳年の意味は、長く隠されてきたものが露呈したことによって、劇的な変化が起きる年になるということのようです。沖縄に関連して、密約がよく話題になりますが、果たして、この巳年、どのような政府の行為、秘密が、明るみになるのでしょうか? 続きを読む
沖縄県知事 玉城 デニー
ハイサイ グスーヨー イイソーグワチデービル
新年明けましておめでとうございます。
自主・平和・民主のための広範な国民連合に集う皆様には日々のたゆまぬ御活躍とご努力に対し深く敬意を表しますとともに、沖縄における諸課題へのご理解と私どもへの温かいお力添えを賜りまして、心から御礼を申し上げる次第です。
私が知事に就任して約6年が経過しようとしておりますが、皆様のお力添えにより、沖縄県が抱える様々な分野の課題について、着実に取り組みを進めることができたものと考えており、重ねて御礼申し上げます。 続きを読む
農事組合法人八頭船岡農場組合長/全日本農民組合共同代表 鎌谷 一也
私は、旧町単位で270ヘクタールの水田を集積している農事組合法人の組合長を引き受けています。法人では食用米栽培のほかに、飼料米・飼料稲、小麦、大豆、キャベツ、白ねぎ等の作物のほか、原木シイタケ栽培や繁殖和牛経営も行っています。 続きを読む
北海道農民連盟委員長 大久保 明義
新年あけましておめでとうございます。また、「広範な国民連合第26回全国総会」のご成功を心からお祝い申し上げます。
日頃より北海道農民連盟の活動に対しまして、ご支援・ご協力を賜り感謝申し上げます。 続きを読む
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 共同代表 井上 洋子
1942年2月3日早朝、山口県宇部市にあった長生炭鉱の天井はついに水圧に耐え切れず崩れた。戦時下の石炭増産が国からの至上命令だったなか、海底炭鉱の大規模な水漏れを補修しながら、石炭採掘を強行したためだ。奥の浅く危険な採炭場には、朝鮮半島から連れて来られた朝鮮人坑夫たちが配置され、彼らは流れ込む海水に瞬く間にのまれた。犠牲者183人のうち7割に及ぶ136人が朝鮮人だった。
「刻む会」は朝鮮人犠牲者の追悼碑建設と遺骨発掘事業の功績により、第12回リ・ヨンヒ賞特別賞を受賞した(12月2日、ハンギョレ新聞本社)