国際情勢・政治一覧

第10回日中時事交流フォーラム開催

今こそ対話――日中関係〝再〟構築をめざして

 第10回日中時事交流フォーラム(広範な国民連合と中国華語シンクタンクの共催)が4月12日、オンラインで開催された。高市首相による「台湾有事は日本の存立危機事態になり得る」との発言を契機に極度に悪化した日中関係を踏まえ、「対話によって関係再構築をめざす」をテーマにした。100人余が参加し、司会は上海在住の中原萌さんが務めた。前半では沖縄県の高良沙哉参議院議員、福井県立大学名誉教授の凌星光氏、中国国際問題研究院の項昊宇氏がそれぞれ問題提起を行い、後半では参加者も交えた意見交換が行われた。 続きを読む


報告 「日中の平和な未来をねがう市民のつどい」(3月1日鎌倉市)

私たちが私たちの平和をつくるのだ

横浜国立大学名誉教授 山本 泰生

 昨年11月の高市首相の台湾有事発言以来、緊迫した日中関係は、いまだに打開の糸口は見えていません。私たちはこれを憂慮し、中国出身の方々を含む多数の参加を得て、日中の「平和をねがう」つどいを3月1日鎌倉市で開きました。
 以下は、そこでの私の報告です。

平和をつくる「当たり前」

 昨今は、素直に「平和をねがう」なんて口に出しにくい、という雰囲気もあります。昨日も、また戦争が始まりました(米国のイラン攻撃)。 続きを読む



世界の大転換、先進国危機と戦争

誰が平和をつくるのか

広範な国民連合代表世話人
青山学院大学名誉教授、世界国際関係学会(ISA)元副会長 羽場 久美子

 

 

 

高市氏訪米が示したこと

 高市氏は訪米し、トランプとの親密度を示した。日本国内では「よくやった」という声は大きい。しかし国際社会の反応を見ると、欧州、中東ともに、高市氏はトランプにゴマすりに行っただけだ、との声も強い。87兆円の投資を手土産にアメリカに行って「忠誠の踏み絵」とし、「世界の平和と繁栄を実現するのはドナルドだけだ」と持ち上げたと、日本に対する蔑みと落胆の声しか聞こえてこない。 続きを読む


中国は友好国家か、仮想敵国か?

戦争か平和か?平和国家日本のチャンス到来!

福井県立大学名誉教授 凌 星光

 

 

 日本は対中抑止力強化か、それとも対中友好外交強化かが問われている。総選挙の結果、前者の政治勢力が優勢を占め、「台湾有事即日本有事」ということで対中敵視政策が与野党超えて一段と広まった。
 われわれ在日華僑華人にとっても直接大きな利害関係があり、関心を払わずにはいられない。
 マスメディアなどの偏った報道によって、中国の実像が大きく歪められ、中国脅威論が独り歩きしている。そこで、以下の幾つかの点での実態を述べ、誤った中国イメージを正さねばと思う。 続きを読む


日本資本の紡績工場にはじまった中国の「五・三十運動」

「諸君、生活が苦しいと感じているか?」

上海在住 中原 萌

 

 中国で暮らしていると、歴史が遠いものには感じられなくなる。私の住む上海の中心部には、租界時代の洋館や銀行建築がいまも残っていて、たった数世代前までこの都市が外国勢力によって支配されていたことに気付かされる。
 1919年に北京の学生たちが立ち上がった「五・四運動」は、日本でも比較的よく知られている。しかしその数年後の25年、上海でもう一つ大きな運動が起きていた。労働者の権利と、反帝国主義を訴える「五・三十運動」である。 続きを読む


米国のベネズエラ侵攻

米「帝国主義」の最後のあがきか

全国農団労 大谷 篤史

 

 米国トランプ大統領は1月3日、ベネズエラの首都カラカスなどを地上攻撃し、ニコラス・マドゥロ大統領と彼の妻シリア・フローレス氏を拉致誘拐した。さらに麻薬テロ共謀等の容疑で起訴までしている。主権国家を一方的に攻撃し、その国家元首を拉致し、米国の裁判にかけるという暴挙は、明らかに国際法に違反するものであり、断じて許されるものではない。 続きを読む


イスラエル出身の平和活動家ダニーさんらと

「高市発言」後の中国 上海・南京を歩く

上海交通大学副研究員 石田 隆至

 

 昨年の11月後半から、日本にいる知人から幾つか問い合わせが入るようになった。「いま中国に出かけて大丈夫だろうか」と。初めて訪中する人たちではない。何度も中国を訪れ、中国語が少し話せるような人までいた。もちろん、高市首相による「存立危機事態」発言が引き起こした日中間の関係悪化を念頭に置いている。 続きを読む


日中人民の連帯が刻まれた場所で

上海在住 中原 萌

魯迅公園内の記念時計

 「魯迅公園」を訪れるのは、8カ月の上海生活で3度目になる。池のある緑豊かな公園は、いつ訪れても賑わっている。公園の中央には「中日青年世代友好」と刻まれた記念時計が立っている。中国と日本の青年世代の友好を祝し、1984年に設置されたものだ。
 3回とも同じ時計を見ているはずなのに、毎回違う受け止め方をしている自分がいた。この8カ月間、中国で暮らし、学び、感じてきたことを振り返りながら、その変化を書き留めてみたいと思う。 続きを読む


尖閣諸島問題 市議会からの報告

2026年 石垣市から始まる「平和への外交」と自治体の責務

石垣市議会議員 花谷 史郎

 

 

 

 新年の幕開け、世界中に戦慄が走った。米国によるベネズエラ侵攻である。トランプ政権の「新モンロー主義」は、自国第一主義を極限まで先鋭化させ、他国に対して露骨な介入圧力という極めて危険なフェーズへと突入しています。 続きを読む


中国・北京訪問報告

今回の体験は私の見方を変えた

参議院会派「沖縄の風」参議院議員 高良 沙哉

 昨年末の12月21日から24日の日程で、初めて中国・北京を訪問した。訪問団は、団長伊波洋一参議院議員、髙良鉄美前参議院議員(社会大衆党党首)と、山本正治広範な国民連合事務局長(随行)、そして私高良沙哉の4人。高市早苗総理大臣の「台湾有事は存立危機事態になり得る」という発言の前から、伊波団長が企画していた中国訪問であったが、発言によってより重要性が増す訪問になった。 続きを読む


中国・北京訪問報告 ■ 高市首相「台湾有事は存立危機事態」発言がもたらす日中対立

「沖縄の再戦場化」に結びつかせてはならない

参議院議員(沖縄の風) 伊波 洋一

 石破内閣が総辞職して誕生した高市新内閣は、旧安倍派・清和政策研究会などの裏金問題議員や旧統一教会関係議員の責任を問わない任用で軍事予算拡大を主導している。軍事費拡大や武器輸出制限の限定条項の撤廃など急速な軍事大国化に向かっている。高市首相は、かつて安倍政権を支えたメンバーを内閣要所に配置し、経済政策もアベノミクスを踏襲する金融緩和と積極財政出動を目指している。物価高でのアベノミクス踏襲で1ドル147円の為替レートが158円まで円安となり、輸入品の物価高と長期金利の上昇が懸念される。はたして有効な物価高対策を打てるだろうか。 続きを読む


「沖縄・中国北京訪問団」 ■ 12月21︱24日北京に

報告会を盛況に開催(1月11日、沖縄県青年会館)

 高市首相の「台湾有事存立危機事態」発言を機に日中関係の極度に緊張するなか、沖縄の中国訪問団が北京で友好交流を深めた。伊波洋一参議院議員を団長に参議院会派「沖縄の風」の団で12月21日から24日に北京を訪問訪問した。団員は、高良さちか参議院議員、髙良鉄美前新議員議員(沖縄社会大衆党委員長)で、広範な国民連合事務局長山本正治が随行した。
 報告会が1月11日、沖縄県那覇市久米の沖縄県青年会館で開催された。 続きを読む