ヒロシマ・ナガサキ一覧

「非核三原則」見直しを許さない

核兵器は絶対悪だ!

長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長 川副 忠子

 

 

 小泉防衛大臣が「核兵器について触れざるを得ない」と発言していますが、とんでもないことです。
 今、世界の核弾頭数は増えています。ヨーロッパではフランスが核弾頭数を増やすことを決めました。フィンランドが自国への核持ち込みを認めました。このような世界の状況の中で、日本も「あらゆる政策をタブーなしで議論しなければならない」と小泉氏は語っています。 続きを読む


小泉防衛大臣の「核兵器」発言に抗議

「核兵器のタブー」を破ってはいけない

   長崎の共同記者会見で抗議声明

 8月4日長崎市内で、「安全保障政策の議論で核兵器について触れざるをえない」という小泉進次郎防衛大臣発言に抗議する共同記者会見が行われた。この共同行動は6日広島と9日長崎の81回目の原爆祈念日を前に危機感を持った被爆者4団体が中心になり、32団体が賛同して開催したもの。最初に、長崎原爆被災者協議会の田中重光会長が代表して抗議文を読み上げ、その後各団体から一言ずつ発言があった。広範な国民連合・長崎の中村住代共同代表も小泉防衛大臣に抗議し決意を述べた(共同声明別掲)。 続きを読む


核不拡散条約(NPT)は生き延びたか?

 NPT再検討会議決裂に思う

交差性を学び、ともに行動を

核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)共同代表 田中 美穂

 

 

 

 NPT再検討会議は、3回連続で成果文書を採択できず、という結果になりました。
 私たちはこれまで、広島選出の国会議員との面会を行ってきましたが、少なくない議員から「NPTを主軸に考える」「核兵器禁止条約よりもNPTの方が現実的だ」といった言葉を聞きます。しかし、今回の会議では、核兵器が決して使われないようにするために「非核兵器国にも果たせる役割がある」という成果文書案の記述について、日本政府代表が再三削除を求めるという場面がありました。日本政府がNPTにすら後ろ向きであることを、市民に知ってほしいですし、メディアにももっと取り上げてほしかったです。 続きを読む


核不拡散条約(NPT)は生き延びたか?

ナガサキ・ユース代表団の若者たちの声

 

長崎大学多文化社会学部2年
稲田 健心 さん

 私は今回、ナガサキ・ユース代表団の一員としてNPT再検討会議に参加した。被爆地・長崎で育った者としてこれまでも核兵器問題について学んできたが、実際に国際会議の場で各国の政府関係者や市民社会の方々と交流したことで、多くの学びと気づきを得ることができた。 続きを読む


被爆80年  大澤 新之介

 100年後に向けて

被爆4世としての私の責任

MICHISHIRUBE代表理事 大澤 新之介

 

 

 2025年、長崎は被爆から80年という節目を迎えました。この年にあたり、私は「被爆の実相の継承」と「戦前・戦中の加害の歴史への向き合い」について、次世代を担う若者の立場から問い直しています。この記事をお読みいただいている皆さんの多くは、戦後の復興と平和運動を支えてこられた先輩方だと思います。心より敬意を表するとともに、私は次の100年に向けてバトンをどのように受け継ぎ、走り出すかについて、今の私の思いをお伝えしたいと思います。 続きを読む


敗戦・被爆80年

  長崎からの発信―

「敗戦・被爆80年、過去・現在と向き合い未来をつくる」シンポジウムの開催について

シンポジウム実行委員会委員 伊藤 あゆ

 「被爆地長崎から平和のメッセージを発信していく必要がある」
 まさに、現在進行形で、ウクライナやガザ等で戦火は絶えず、イスラエルのイラン攻撃も始まるなど、刻一刻と多くの人々の命が奪われていっています。また、アジアでの戦争のリスクが高まっていると言われているような状況下でもあります。 続きを読む


敗戦80年 平岡 敬

 「核のない世界」をめざして

世論を作り民衆の力で国を動かす、そういう時代だ

元広島市長の平岡 敬さんに聞く

 

 

 昨年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞しました。大変有意義なことです。田中さんの受賞演説は自らの被爆体験、核兵器廃絶に向けたさまざまな運動など、素晴らしかったと思います。ただ、アメリカの原爆投下の責任について一言触れてほしかった。米国が「原爆投下は間違いだった」と言えば、どの国も核兵器を使えない。それを言わせなければなりません。米国の原爆神話をどう粉砕するかが、被爆80年の大きな課題だと思います。 続きを読む


核禁条約 ■ 第3回締約国会議と高校生平和大使の取り組み

日本は『非核3原則』堅持で核禁条約へ即時加盟を

平和活動支援センター 平野 伸人 (被爆体験者訴訟の原告団相談役、全国被爆2世団体連絡協議会・特別顧問)

 

 今年3月3日(日本時間4日)、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約第3回締約国会議は、5日間の日程で署名国・批准国政府代表等が集まり、核実験による被害者支援と環境回復に向けた話し合いをおこなった。 続きを読む


敗戦80年 被爆80年を迎える長崎の若者としての思い

これからの80年のために若者が立ち上がる

MICHISHIRUBE代表・鎮西学院大学3年 大澤 新之介

 

みちしるべメンバーと筆者(右から6番目)

 今年、被爆地・長崎は被爆80年を迎えます。この節目の年に、私は長崎で平和活動を続ける若者として、戦争と核兵器の問題、そして未来への課題について考えをつづりたいと思います。 続きを読む


敗戦80年 平野 伸人

被爆80年の新年に
核兵器廃絶・平和への決意を込めて

平和活動支援センター 平野 伸人(被爆体験者訴訟の原告団相談役、全国被爆2世団体連絡協議会・特別顧問)

 

 

 

 2024年は、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞したこともあって、私の進めている高校生平和大使や高校生1万人署名活動にも注目が集まった年の瀬でした。私の平和活動のこの40年の歩みを考えると感慨深いものがあります。一方では、私が長らく関わり、知人・友人の多い韓国で戒厳令が出された事件もあり、たいへん心配しています。 続きを読む


長崎被爆体験者訴訟で「一部勝訴」

今も続く被爆の痛み

一刻も早い政治解決を望む

全国被爆二世団体連絡協議会・特別顧問 平野 伸人

 

不合理な被爆地の決め方

 「被爆体験者」問題がどういうものかということを簡単にお話しします。長崎の被爆地は細長いんですね。放射線の影響とか関係なく、昔の長崎市(地図のピンク色)であったところが被爆地にまず指定されました。その後、西彼杵郡の2地域(地図の青色)が長崎市に入ったりし、多少の是正はされたんですけれども。このように行政区域によって被爆地域が決められたことがそもそも不合理であり、問題の根本はここにあります。 続きを読む


79年目の熱く歴史的な被爆地ナガサキ 山口 雪乃

被爆79年に寄せる思い

KNOW NUKES TOKYO 山口 雪乃

 

 

 3200人。今年8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にて奉安された死没者名簿のお名前の数です。私は毎年9日は、朝から夕方まで市内で開催されている平和に関連するさまざまなイベントを巡り慌ただしく予定を終えると、夜は自宅で平和祈念式典の録画配信を視聴しながら心を静かにする時間を持ちます。今年の式典も、長崎市長による平和宣言や被爆者代表の平和への誓いなど、心が震える場面が多くありました。その中でも個人的にとりわけ印象深かったのが、原爆死没者名簿の奉安です。今年の名簿には自分の祖父の名前もその一人に加えられ、「被爆者がいなくなる」という事実をあらためて突きつけられた思いがしました。 続きを読む


79年目の熱く歴史的な被爆地ナガサキ 中村 住代

「原爆をつくる人」と「平和をつくる人」

広範な国民連合・長崎代表世話人 中村 住代

 

 被爆79年目のナガサキは、例年にも増して熱く歴史的にも記憶される節目の年となったと感じた。
 8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、鈴木史朗市長が読み上げた「平和宣言」(以下、宣言)に被爆詩人福田須磨子(以下、須磨子)の詩の一部が引用された。 続きを読む


全国地方議員交流研修会で訴えたい 猪原 彩美

ナガサキ・ユース代表団第10期生として世界を学ぶ
一人一人が核問題の「当事者」である

長崎大学多文化社会学部3年 猪原 彩美

 

 

 

 ナガサキ・ユース代表団第10期生は、2021年11月に就任し、NPT再検討会議への参加のため、22年8月にアメリカのニューヨークを訪問しました。ナガサキ・ユース代表団とは、長崎県・長崎市・長崎大学の3者で構成された、核兵器廃絶長崎連絡協議会が主催する、人材育成プロジェクトです。13年から、核軍縮・不拡散に関する国際会議への参加と、その事前事後の活動を通じて次世代を担う長崎の若者が最新の国際情勢を学ぶとともに、この分野で活躍する世界の人々と出会い、知識を行動に結びつける力を養うことを目指しています。

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