石破政権に日米地位協定改定を要求する時
㈳東アジア共同体研究所所長 孫崎 享(元外務省情報局長)
1 トランプ人事の特色
︱反対者の徹底排斥と
支援者への配慮
米大統領選挙で、トランプはハリスに対し選挙人獲得数で312対226と圧勝した。上院も下院も共和党はともに過半数を制した。共和党議員は圧倒的にトランプ支持者が多い。これによって25年からの4年間、強力なトランプ政治が展開される。 続きを読む
㈳東アジア共同体研究所所長 孫崎 享(元外務省情報局長)
米大統領選挙で、トランプはハリスに対し選挙人獲得数で312対226と圧勝した。上院も下院も共和党はともに過半数を制した。共和党議員は圧倒的にトランプ支持者が多い。これによって25年からの4年間、強力なトランプ政治が展開される。 続きを読む
㈳東アジア共同体研究所理事長(元内閣総理大臣) 鳩山 由紀夫
広範な国民連合の第26回の総会にお招きいただきまして、大変感謝をしております。と同時に先ほど山本さんから「問題は分かった。問題をどうやって解決するのか、その道筋を示せるのか」という話もいただきました。それはなかなか難しい話だなということを考えながら、少し違う角度から自分の話を申し上げたいと思っております。 続きを読む
全国事務局
「自主・平和・民主のための広範な国民連合」は第26回全国総会を2024年11月30日と12月1日の両日、東京で開催した。全国世話人と代議員、傍聴者およそ170人が全国から参加し、初日の「日本を変える!政治を変える!」大討論を踏まえ、二日間の真剣な討議で「戦争の危険と国民生活の危機打開」へ方針を定め、新しい全国世話人体制を確立した。
結成31年を迎えた広範な国民連合運動が新たなステージに立ちつつあることを確認できる総会となった。
ご来賓の方がたをはじめ広範な国民連合を献身的に支えてくださっている全国の仲間の皆さま方に改めてお礼申し上げ、概略を報告します。
当総会での主要発言者の動画リンクを、文中に含ませていただきました。なお直前の記事[国民連合総会-報告]の鳩山氏、山崎氏の動画は重複することとなるので、閉じさせていただきました。
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『日本の進路』誌24年12月号は25年1月号と合併で「新春特別号」として、12月27日ころ発行予定です。
11月号誌面にてお知らせすべきところ、手違いで掲載できませんでした。お詫びしお知らせいたします。
これからも『日本の進路』誌ご愛読いただきますようお願い申し上げます。
宍粟市議会議員(兵庫県) 今井 和夫
特に中山間地域における農地・農村の現状・原因と、当面なすべきことについて書かせてもらいます。
まず、中山間地における、戦後の農家の変遷を簡単にまとめてみます。(戦前までは、地主と小作人でした。そして、農地解放で自作農になりました) 続きを読む
前JA福島中央会会長 菅野 孝志さん
僕のところも9月末から本格的に稲刈りをやっています。天気が続けばあと5、6日で終わるかな。稲刈りと総選挙の応援で大忙しの毎日です。
最近の米をめぐる動きですが、福島のコシヒカリは去年は1俵(60㎏)1万2000円前後だったのに、9月初めには1万7800円に上がりました。10月に入ったらJAグループでも米が集まらないような懸念が出てきたんですね。民間業者が2万円とか2万1千円とかで買い集めているので、県下のJAも慌てて2万円で足並みをそろえたわけです。2万円なんて40年ぶりです(その後も低温多雨等による一過性で高い年はありましたが)。 続きを読む
広範な国民連合・福岡は第22回総会を10月5日に福岡県教育会館で開催した。
司会を共同代表の高久明雄氏が担当し、共同代表の中村元氣氏が開会あいさつ。来賓として、衆議院議員・堤かなめ氏(立憲民主党・福岡5区)、福岡県教職員組合連絡協議会議長・藤井隆晴氏があいさつされた。また在日本朝鮮人総聯合会福岡県本部の李周学氏、平和・人権・環境福岡県フォーラム事務局長・松尾純一氏、出席された自治体議員が紹介された。また野田国義参議院議員、広範な国民連合山本正治事務局長などからメッセージが寄せられた。 続きを読む
広範な国民連合・長崎代表 中村 住代(元日赤長崎原爆病院職員)
「日本被団協」にノーベル平和賞授与を聞いた時「快挙」と思わず口にしていました。そして、仕事や平和活動などで出会った多くの被爆者の皆さんのことが思い出されました。つらい体験を、声を振り絞りながら時には涙を流しながら語ってくださった方々。
授賞理由に「ノーベル賞委員会は今年の平和賞を日本被団協に授与することで、肉体的苦しみやつらい記憶を、平和への希望や取り組みを育むことに生かす選択をした全ての被爆者に敬意を表したい」と述べたくだりがあります。今回の「日本被団協」の受賞は、核廃絶と戦争反対を訴え続けてきた名もなき多くの被爆者の方々を代表しての受賞であることがわかります。
そしてその上で、「全ての被爆者とは?」と考えました。
被爆地ナガサキで私が出会った被爆者の中には、朝鮮半島から強制連行されて海底炭鉱「端島」(通称軍艦島)で強制労働させられ、後に三菱造船所で被爆した韓国人被爆者がいました。彼は、語り部として核廃絶を訴え続けました。
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)にも国交がないために被爆者援護から完全に見捨てられている被爆者がいます。
中国から炭鉱に強制連行され、食べるものも十分支給されず非人間的な強制労働を強いられたあげく、あらぬ嫌疑をかけられ刑務所(現在の平和公園の場所)に捕らえられ原爆死した32人の犠牲者のことも知っています。ご遺族はいま日中友好の懸け橋となっています。
捕虜収容所で被爆死したオランダ人のことも知っています。
また、アメリカやフランスが、南太平洋諸島で繰り返した原爆・水爆実験により心身に被害を受け、満足な補償もない現地住民は「全ての被爆者」に入るのか?
「全ての被爆者」というのであれば、これらの人びとが当然入っていなければなりません。被爆したのは決して日本人だけではなかったことを記憶にとどめるべきです。そして、何故、こうした被爆者が生じたのか、日本の朝鮮や中国侵略の歴史、強制連行のことについて考えなくてはいけないと考えます。
また、今回の授賞を契機に日本政府に求めなくてはいけないと思います。一つは、日本が唯一の戦争被爆国というのであれば、この機会に「核兵器禁止条約」の批准に一歩踏み出すべきです。
そして、もう一つ、「被爆者」であるのに「被爆者」として認められない「被爆体験者」の救済は待ったなしです。解決の方法は政治決着しかないと思います。
また、アメリカのオバマ氏とバイデン大統領が祝意を表したと報道がなされています。2016年当時大統領だったオバマ氏がヒロシマを訪問。平和公園で演説しましたが、原爆を投下した当事国でありながら、謝罪の言葉はなく、原爆投下の責任を認めない。まるで核兵器廃絶を訴える平和主義者のような振る舞いでした。今回も、祝意の前に、謝罪や反省があってしかるべきと思いますがありません。
祝意とは裏腹に、ヒロシマ・ナガサキに原爆投下後も、度重なる核実験を繰り返し、世界のいたるところで核の脅しをしている最大の核超大国アメリカ。そして現在に至るまで、被爆者から何も学んでいないことを世界にさらし続けています。絶対に許せません!
長崎被爆者 本村 チヨ子
過日10月13日夕刻6時過ぎ、それまで漫然とテレビをつけていた時ニュース速報が流れた。ノーベル平和賞「日本被団協」受賞と。一瞬目を疑ったが間を置かず固定電話・携帯電話が鳴った。友人や知人からのオメデトー・コールであった。
思えば長い道程であった。2008年から09年にかけ被爆者としてピースボートの「被爆者百人乗船」のプロジェクトに参加し地球一周をして始まった。それから今日まで原爆の実相を知る者として、いろいろと国内外で「平和・核兵器廃絶」を訴え原爆放射能が人体に及ぼす影響など繰り返し繰り返して訴えてきた。17年にNGOのICANに同じく平和賞が贈られた時、世界に向け喜びのメッセージを発信したカナダ在住のサーロー節子さんも、一被爆者として参加しており、訪れた国々で平和の目的を訴えてきた同期であった。 続きを読む
ピース・フィロソフィー・センター代表 乗松 聡子
中国・深圳市で9月18日、日本人学校の男子児童が殺害された事件について、日本のメディアは連日大きく取り扱い、日中間の外交問題として政治化した。
この日が1931年、関東軍が南満州鉄道を爆破した「柳条湖事件」の日で、その後15年間にわたる満州植民地支配と中国全土に対する侵略戦争を記憶する「9・18」の日であった。そのことから日本では、中国の「反日教育」が招いた結果であると語られ、中国に対する嫌悪が主要メディアでもネットでもエスカレートした。この3カ月前の6月24日、蘇州の日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲撃され、親子が怪我をした事件もあった。 続きを読む
王 景賢
深圳で10歳の小山航平君が凶悪な犯罪者に刺され命を失いました。この悲しすぎる出来事に、まず心より遺憾の意を表しご冥福をお祈り申し上げます。日本人の父と中国人の母の間に生まれた子供がこんな無残な目に遭ったことに対して、日本だけでなく、中国社会においても深い悲しみと強い怒りに包まれ、ネット上では犯人への批判が止まりません。一日も早く真相を徹底的に究明し、厳罰を下してほしい。 続きを読む
白浜町議会議員 水上 久美子
「わかやま女性議員の会」では8月、これまでの米兵による性的暴行事件に対して、事案の説明、共有がありました。その後、議員各自が調査し9月議会定例会に臨みました。その結果、白浜町議会、海南市議会、橋本市議会で意見書を提出し、いずれも全会一致で採択されました。 続きを読む
⻑崎県議会議員 ⽩川 鮎美
⻑崎県議会は9⽉定例議会において、沖縄の「⽶兵の性的暴⾏に厳重抗議し、⽇⽶政府に対策を強く求める意⾒書」を政府国会に対して提出しました。
昨年12⽉、沖縄県嘉⼿納基地所属の⽶空軍兵が、16歳未満の少⼥を⾞で誘拐し、性的暴⾏を加えたとして、那覇地検がわいせつ⽬的および不同意性交等犯罪で3⽉に起訴していたことが、6⽉25⽇の報道で明らかになりました。
また、5⽉にも不同意性交致傷の疑いで⽶兵が県警に逮捕され、その後起訴されていたことが6⽉28⽇、捜査関係者への取材で判明しています。さらに今年1⽉から5⽉にも3件の⽶兵による不同意性交容疑での逮捕があったことも判明しました。 続きを読む
沖縄県女性団体連絡協議会会長 伊良波純子さん に聞く
沖縄では米兵による性的暴行事件が相次いで発覚しています。私たち女団協は商工会や労働組合など21の女性団体で構成されていますが、何かを決めるときには全会一致です。昨年末の米兵による少女に対する誘拐・性的暴行事件に抗議して再発防止などを求める県民一丸となった大会開催を要請することも、全会一致で決まりました。7月26日には記者会見を開き、県民に広く呼びかけたところ、賛同団体が40以上に広がっています。 続きを読む