第2回「日中時事交流フォーラム」 2月27日開催

ウクライナ問題の背景と平和解決へ熱心な議論

 

 第2回「日中時事交流フォーラム」が2月27日、オンラインで開催された。当フォーラムの日本側代表を務めている羽場久美子・青山学院大学名誉教授が、「EU・NATOの間で引き裂かれるウクライナ―境界線でせめぎあう大国―」をテーマに報告し、華語シンクタンクの彭光謙理事長がコメントを述べた。中国側からは徐長銀・同シンクタンク執行理事長、龔剣・同シンクタンク事務局長が、日本側からは、第1回報告者であった丸川知雄東京大学教授をはじめ三十数人が参加した。凌星光教授が仲介役を務め、杜世鑫氏が通訳を担当した。
 今回の交流は、ロシアの軍事侵攻でウクライナ市民の犠牲が相次ぎ、他方、経済制裁などロシアへの圧力が強まる情勢下で行われた。羽場教授の、日中が連携して東アジアから平和的解決に動くべきとの提起を受けて、真剣な意見交換がなされたことは大いに意義深い。以下概略。

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各地の活動 広範な国民連合・東京

都立・公社病院の
独立行政法人化反対の申し入れ

 

 広範な国民連合・東京(共同代表・片岡健、西澤清)は2月7日、小池百合子都知事及び関係部局に対し独法化中止を求める要望書を提出しました。東京都は都立・公社病院の独立行政法人化(独法化)計画を推進しています(3月の都議会で議決される見込みとされる)。新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、都民は公的医療機関の重要性を痛感しましたが、東京都の進める独法化は医療の充実に逆行するものです。

(広範な国民連合・東京事務局 松尾ゆり

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第4回全国世話人会議の報告

国民の「命と生活」の危機打開に全国で注力 
日中と沖縄、「二つの50年」を自主・平和へ闘う

 

広範な国民連合全国事務局

 広範な国民連合は、第4回(第24回総会期)全国世話人会議をオンラインで1月29日に開催した。若干の地方サテライト会場を含めて、全国で50人弱の全国世話人とオブザーバーが参加し熱心な討議で、第25回全国総会開催を含む闘いの方針を決定した。新しい政治を求める国民の要求は高まっており、広範な国民連合を強化し、広く共同し闘うことを確認した。

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「食料安全保障、農業と農民を守る」今井 和夫

市独自で反当たり8000円を支給

 

宍粟市議会議員 今井 和夫

 当市でこの冬に行われた稲作への支援についてご紹介します。
 このあたりのコメの単価は最近まで、農家からの買い取り、あるいは農家が直接売るなどの場合、30‌kg当たりおよそ7500円~8000円(コシヒカリ)が相場でしたが、今年はコロナ禍の影響下、買い取り価格が1000円ほど下がっています。これは、1反(10‌a)当たりにすると、1万5000円ほどの減収になります。

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「食料安全保障、農業と農民を守る」北口 雄幸

水田活用直接支払交付金見直しの影響

 

北海道議会議員 北口 雄幸

 

 昨年12月1日の日本農業新聞に、『水田交付金見直し決定 今後5年水張りなければ対象外 政府・自民』とのタイトルが躍った。水田を畑に転作し、今後5年間コメを作付けしなければ、「水田活用の直接支払交付金」の対象から除外するというものだ。

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食料安全保障、農業と農民を守る

「学校給食有機米100%」いすみ市を訪ねて

危機的な農業と農村状況の中で、安全な食料・食料安全保障の確立、食料とエネルギーの地消地産、農業を軸にした地域循環型経済の実現が求められる。学校給食100%有機米を実現している千葉県いすみ市を1月下旬に訪れ、市農林課の鮫田晋主査と有機米づくりに挑戦された矢澤喜久雄さん(農業法人みねやの里代表理事)にお話を伺った。(広範な国民連合全国事務局・川崎正)

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「日中衝突を煽ってはならない」中村 元氣

国交正常化50周年を祝う九州日中友好大会 
民で官を促し、九州から日本を後押し

 

福岡県日中友好協会事務局長・広範な国民連合全国世話人 中村 元氣

 

 今年で「日中国交正常化50周年」になることを記念し、お祝いする「九州日中友好大会」が1月25日に福岡市の中国駐福岡総領事館で開催された。
 この大会は、九州6県(福岡・佐賀・大分・熊本・宮崎・鹿児島)の日中友好協会と同総領事館の共催で開催した。
 当日は、新型コロナウイルス感染拡大も考慮して、メイン会場を同総領事館にして、各県の日中友好協会や(公社)日中友好協会と、中国の北京・南京の友好協会などをオンラインで結んで行った。大会には、メイン会場の約20人(人数制限した)の他に、九州各県や中国からの参加者も含めて全体で約100人が参加して盛大に行われた。

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「日中衝突を煽ってはならない」大石あきこ

衆議院「人権状況決議」 
れいわ新選組はなぜ反対したか

大石あきこ 衆議院議員に聞く

 
  れいわ新撰組は2月1日、衆議院本会議での「新疆ウイグル等における人権状況決議」に、唯一反対した。マスコミや政界挙げての「反中国」の大合唱の中で、正論を貫く非常に勇気ある態度だった。衆議院議員、れいわ政策審議会長の大石あきこさんに聞いた。(見出しとも文責編集部)

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「日中衝突を煽ってはならない」木元 茂夫

通年化する対中国の日米共同訓練 
急速に進む日米軍事一体化と多国間安保への道

木元 茂夫

 

 あまり注目されなかったのだが、昨年2月3日に「日英外務・防衛閣僚会合」が開かれた。その共同声明に次のようにある。
 「4大臣は、海洋安全保障における日英協力が引き続き優先事項であるとの前向きな進捗を再確認し、これを更に強化していくこと及び地域の安全保障を維持するためにリーダーシップを発揮していくことにコミットした。4大臣は、空母打撃群の東アジア訪問が日英防衛協力を新たな段階に引き上げる機会となるよう、協力していくことを確認した。4大臣はまた、この訪問が自由で開かれたインド太平洋に資するとの認識を共有した」

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「日中衝突を煽ってはならない」岡田 充

台湾有事の「日米共同作戦」とは 
戦争シナリオを放置してはならない

共同通信客員論説委員 岡田 充

 

 まるで坂を転げ落ちるように「戦争シナリオ」が完成しようとしている。日米両政府は「台湾有事」が近いとして、昨年4月の首脳会談では日米安保の性格を「地域の安定装置」から「対中同盟」に変更。さらに台湾有事に対応するため、米海兵隊が自衛隊とともに南西諸島を「機動基地」にし、中国艦船の航行を阻止する「共同作戦計画」の推進にゴーサインを出した。それからわずか一年足らず。野党の反対や議論もないまま、安保法制が発動されようとしているのはどうしたことか。憲法に抵触する恐れがある戦争シナリオが独り歩きする現状は、戦争に近づく危険に満ちている。 続きを読む



復帰50周年 沖縄米軍支配の現状はヤマトの歴史的責任

「本土」は自らの課題として立ち向かわなくてはならない

 

広範な国民連合代表世話人 西澤 清

 

 沖縄は5月15日、「復帰」50年を迎える。
 昔、琉球諸島は、豊かで、交易によって栄えた独立王朝の国だった。琉球の交易船はヤマトの堺港から朝鮮、中国、さらにはマニラ、マラッカまで出かけていき巨額の利益を上げ、豊かな国を築いていた。友好的な関係を近隣諸国とつくり上げる中で生きていた。

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2022年2月4日衆議院予算委員会での参考人報告

新型コロナ災害 押し寄せる生活の危機 
   支援現場からの報告と提言 

 

一般社団法人反貧困ネットワーク事務局長 瀬戸 大作

 

 

反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんが、2月4日の衆議院予算委員会で参考人として発言した。本稿は、その発言に、瀬戸さんが準備した資料から補足したものである。見出しとも文責編集部。

 

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