農林水産業と従業者の最近のブログ記事

原発事故状況下における本県漁業の現状

2013年8月27日 第11回全国地方議員交流会 全体会特別報告 於:川崎市・サンピアンかわさき

原発事故状況下における本県漁業の現状

                          福島県漁業協同組合連合会会長  野﨑 哲 氏

 本日は当議員交流会にお招きいただきありがとうございます。この機会を利用させていただき、原子力災害の状況下における福島県の漁業の現状、再開の歩み等についてご報告させていただきます。
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TPP参加阻止の一大国民運動を!

東京で3千人集会

 菅政権は11月9日の閣議で、環太平洋経済連携協定(TPP)で、「関係国と協議を開始する」ことを決めた。これに対して、11月10日東京の日比谷野音で「TPP交渉への参加に反対し日本の食を守る緊急集会」が3千人を結集して開催された(写真)。
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 主催は、JAグループ、JF全漁連、生活クラブ生協など14団体による実行委員会。
 会場は「農民いじめるのはやめろ」「国民の食卓を守れ」「食料自給率50%はどうなった」などと書いたムシロ旗やゼッケン、「TPP交渉参加断固反対」の鉢巻きの参加者で緊迫した雰囲気に包まれた。

農業を壊滅させるTPP参加断固反対

農業を壊滅させるTPP参加断固反対

食料は独立国の基礎、農民を支持して闘おう

月刊『日本の進路』編集部

 環太平洋経済連携協定(TPP)への参加が大きな政治問題になっている。菅首相は10月の所信表明演説で「TPPなどへの参加を検討し、アジア太平洋自由貿易圏の構築をめざす」と述べ、11月のAPEC(アジア太平洋経済協力)会議前にTPPへの交渉参加を表明した。
 TPPは、米国や豪州など9カ国が加わる原則、関税撤廃の多国間の自由貿易協定。米国主導で来年秋の交渉妥結をめざしている。
 しかし、TPPへの参加は日本農業を壊滅させ、国の独立の基礎である食料自給を放棄するもの。農業者だけでなく、国民全体、国の進路にかかわる問題である。労働者をはじめ国民各層がTPP参加に断固反対し、農業者とともに闘うことを呼びかける。

窮迫し、現状打開を求める

労働者、農漁民、中小零細業者、生活困窮者

月刊『日本の進路』編集部

 鹿児島県の北部、東シナ海に面して、阿久根市という町がある。この町で、この1年間に、2回の市長選、2回の市長不信任案可決、1回の市議選が行われ、市政をめぐる激しい争いが展開されている。背景には、窮迫する労働者、農漁民、中小零細業者、生活困窮者の不満と怒りがある。阿久根市の事件には、今日の情勢の特徴が集中的に表れており、住民大多数の暮らしや営業を守るためにどう闘ったらよいのか、真剣に考えるべき問題が含まれている。

三十年ぶりの生乳価格引き上げ

危機的状況が続く日本の酪農

中央酪農会議事務局長 前田 浩史 氏

乳価交渉

 10月16日、関東生乳販売農業協同組合連合会と大手乳業メーカー3社との乳価交渉が、基本的に妥結しました。妥結内容は、来年3月から飲用向けの生乳を1キロあたり10円値上げするというものです。今年4月に3円上がり、今回の妥結で来年3月から10円上がることになりました。飲用向け以外の交渉はこれからですが、1年間にわたった乳価交渉は大きな峠をこえました。生産者の経営実態からすれば、不十分な結果ですが、交渉としてはギリギリの判断だったと思っています。

汚染米事件で問われているもの

MA米の撤廃と多国籍企業・米国追随の農政転換を

『日本の進路』編集部

 三笠フーズ(大阪市北区)が汚染された輸入米(農薬のメタミドホスとアセタミプリドが残留している米や、発癌性のあるカビからできた毒のアフラトキシン B1を含んだ米、ベトナム産うるち米、中国産もち米など)を工業用(非食用)として仕入れておきながら、食用として不正に転売した。汚染米と知らずに購入した食品加工業者や酒造メーカー、流通先業者は26都府県の392社に上る。ただでさえ厳しい昨今の不況のなか、存亡の危機に直面している業者も多い。三笠フーズの不正と政府の検査体制は糾弾されて当然であるが、より根本的な問題について考える必要がある。

諫早湾干拓訴訟

諫早湾干拓訴訟

宝の海再生のため、国は水門を開け調査を

佐賀県太良町大浦漁民  平方 宣清

私は、佐賀県有明漁協大浦支所の組合員で36年間、有明海で漁業を生業として生きてきました。豊饒(ほうじょう)の海、宝の海と言われ有明海沿岸の漁業者だけでなく、沿岸地域の経済にも大きな影響をもつ有明海が、諫早湾干拓事業により一変しました。1997年4月の潮受け堤防締め切り以降、大規模で異常な赤潮が長期にわたり発生し、タイラギやアサリが死滅し、カニ・エビ・シャコなど、またタコ・ヒラメ・クチゾコなどの底ものの漁種が激減してしまいました。

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