2009年9月アーカイブ

外交・安全保障

日本の進むべき道

前防衛大学校教授・元外務省国際情報局長 孫崎 享 氏

孫崎 享(まござき・うける)
1943年旧満州生れ。1966年東大法学部中退、外務省入省。
英国、ソ連、米国、イラク、カナダ勤務をへて、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002年より防衛大学校教授。この間公共政策学科長、人文社会学群長を歴任。2009年3月退官。
著書に『日本外交 現場からの証言』(中公新書)『日米同盟の正体』(講談社現代新書)など。


 日本は、外交・安全保障の問題を真剣に議論しなければならない時期に来ています。第一に、日米関係が、多くの国民が知らない間に、非常に大きな変貌をとげています。第二に、中国が10~20年後には日本の数倍という経済規模の国として登場します。第三に、ミサイルや核を持つ北朝鮮への対応が問われています。「事実は語る」を基礎にして、日本はどんな課題に直面しているのか、どう対応していくのか、真剣に議論しなければなりません。

総選挙 自民・公明惨敗、民主圧勝

総選挙

自民・公明惨敗、民主圧勝

国民各層は政治の現状打破を切実に求めている

月刊『日本の進路』編集部

 8月30日の総選挙で自民党と公明党が惨敗し、民主党の圧勝で民主・社民・国民新の連立による鳩山政権が誕生した。この激変をもたらしたものは何か。

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