日中平和友好条約45周年
ー中国敵視は日本衰退を加速するー
アジアサイエンスパーク協会名誉会長・元神奈川県副知事 久保 孝雄

世界を変える中国台頭
現代はいくつもの世界的構造変化が重なって進行している世界史の大転換期である。アメリカの世界覇権が崩壊しつつあるだけでなく、西洋による世界支配も終わりつつある一方、アジア、グローバルサウスの台頭が続く。この世界史的構造変動を起動し、駆動している最大の要因は中国の台頭である。1949年の中華人民共和国の誕生、その後の躍進、世界大国としての台頭がアジアを変え、世界を変え、国際関係を変えつつある。



岸田首相は、バイデン米大統領はじめ7カ国首脳とウクライナのゼレンスキー大統領などの参加も得て5月19日からG7サミットを開催し、「力による現状変更」を許さず、「法の支配」に基づく国際秩序の再構築なるものをめざした。マスコミも連日大きく報道し、政権支持率がマスコミ調査で9ポイントもアップするなど、岸田首相は「歴史的なサミット」と、世界を主導したとの高揚感に浸っている。






