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アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

学問と軍事のはざまで考える日中友好

団員 東京工業大学卒業生

 

七三一部隊跡地で感じた学問と軍事の結びつきの恐ろしさ

 私は本訪中団における学習を通して、学問と軍事が緊密に結びつくことの恐ろしさを認識しました。七三一部隊の存在およびその大まかな概要については以前から承知していましたが、本訪中団に関する事前の学習活動を通して、七三一部隊がもたらした加害の歴史は、医学と軍事が緊密に結びついたことで起こってしまったということに気がつきました。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

琉球の視点から見た中国の歴史と国際関係へのまなざし

団員 沖縄大学学生

 

 今回の訪中では、北京とハルビンを中心に、中国の歴史や文化を学び、日中関係や国際問題について考える機会を得た。教科書やニュースでしか知らなかった場所を自分の目で見て、歴史の重みや現代社会とのつながりを肌で実感することができた。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

自分の無知と向き合い、歴史を体感した訪中の旅

団員 西南学院大学学生

 

 今回の訪中は、私にとって、ただの旅行ではなく、「歴史」と「現在」に向き合う重要な体験となった。中国に対する漠然としたイメージしか持っていなかったが、現地での見学や人との対話を通して、自分の無知と向き合い、考え方が大きく変わった。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

長崎の記憶を胸に、中国と向き合った訪中体験

団員 長崎純心大学学生

 

中国で向き合った
日本の加害の事実

 今回の訪中は、戦後80年という節目の年に、歴史を学び未来のあり方を考えることができた、私にとって忘れられない経験となりました。訪問先では資料館の見学や現地の方々との交流を通じて、多くの学びや気づきを得ることができました。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

「知る」から「変える」への歩みを始める旅に

若者訪中団員 伊礼 悠花

 広範な国民連合は2025年8月14日から19日までの6日間、東京の中国大使館、および現地受け入れ先の中国国際友好連絡会による多大な協力のもと、「アジアの平和と未来をひらく若者訪中団」を呼びかけた。東京・大阪・福岡・長崎・沖縄など全国各地から35歳未満の若者を中心に42人が参加した。いくつかの被侵略の資料館、さらには現代中国の最先端技術の現場を自らの目で見て、現地の人々と交流しながら、過去と未来にわたる日中関係の課題と可能性について学びを深めた。 続きを読む


主張 ■ 「自民党は変わる」を実現できなかった石破氏

対米従属が使命の自民党政治を打ち破る時が来た

『日本の進路』編集部

 

 石破茂氏は昨年9月、「政治は変わる。自民党は変わる。それを実現できるのは自分だ」と唱えて総裁選を勝ち抜き、総理の座を射止めた。そしてこの9月、「変わらない自民党」らしい党内抗争で辞任に追い込まれた。 続きを読む


各地の活動 ■ 日中不再戦九州議員の会・訪中報告を広げる

衝撃の「七三一部隊罪証陳列館」訪問を報告

 

 日中不再戦・平和友好を進める九州自治体議員の会(準)は4月21日~26日、10人の団で中国を訪問した。昨年に次ぐ第二次訪中団で、団長は原竹岩海福岡県議会議員、副団長を中川義行宮崎市議会議員が務めた。団は、北京、ハルビン、瀋陽、撫順の各都市を訪問して各方面の方々と交流し、特に中国東北部では旧日本軍の侵略行為の実相を学んだ。概要については、「日本の進路」6月号で報告されている。 続きを読む


日本敗戦・朝鮮解放から80年

関東大震災朝鮮人虐殺の民衆責任と国・東京都の責任を明確に

東京朝鮮人強制連行真相調査団代表 西澤 清

 

 

 1923年9月1日の関東大震災時の「在日朝鮮人大虐殺」は、日本人民衆が同じ町や村に住む在日朝鮮人を6000人も虐殺した国際犯罪であり歴史上特筆される事件である。
 そして、敗戦・植民地解放から80年過ぎた今でも、国は責任を認めず、虐殺を行った民衆責任も十分に糾弾されていない。日本の街ではヘイトスピーチをまき散らしながらデモをする集団があり、「日本人ファースト」をスローガンにした政党が国政選挙で多数の票を獲得する体たらくである。 続きを読む


熊本に敵基地攻撃ミサイル配備

高まる住民の不安 平和めざす幅広い運動を

広範な国民連合・熊本事務局 渡邉 浩

 7月29日、地元紙熊本日日新聞が「防衛省、健軍に長射程ミサイル 25年度末、敵基地攻撃能力を保有」と報道しました。ミサイルは、熊本に続いて大分の湯布院駐屯地、沖縄の勝連分屯地にも配備されます。健軍駐屯地ではすでに、司令部の地下シェルター化も進められていて、住民の間で不安が高まっています。 続きを読む


長崎・8月13日シンポジウム

敗戦・被爆80年シンポジウムに参加して

長崎大学多文化社会学部3年、サークルK長崎副代表 花城 陽樹

 

 シンポジストとして登壇する機会をいただきました、長崎大学多文化社会学部3年の花城陽樹です。現在は、大学の公認サークル「サークルK長崎」で「子ども×平和」「平和を語り合えるものに」をテーマに、この星の主人公である子どもたちと一緒に平和活動を行っております。 続きを読む


長崎で8月13日シンポジウム開催

敗戦・被爆80年 過去・現在と向き合い未来をつくる

 「敗戦・被爆80年 過去・現在と向き合い未来をつくるシンポジウム」が長崎市内で8月13日、実行委員会主催で開かれ、一般社団法人MICHISHIRUBEと自主・平和・民主のための広範な国民連合・長崎が共催した。参加者は約100人、10歳代から30歳代の若者の参加が目立った。 続きを読む


エネルギー自給

泊原発が残したこと、これから始まること

泊原発立地4町村住民連絡協議会 代表 佐藤 英行(岩内町議会議員)

 

 積丹半島の海岸には99の袋澗がある。ニシン漁の最盛期に、海が暴風雨で大荒れになる時化のときがある。そのような場合、すでに漁獲され詰められた大きな網袋のニシンを海中に放棄しなければならなくなる。それを避けるため、ニシンを大きな網袋ではなく小さな袋網に入れる。舟も時化を避けるために小さな船着き場を建設して、そこの入り江の海中に袋網のニシンを一時貯蔵しておく施設が袋澗である。 続きを読む


座談会 ■ 第21回全国地方議員交流研修会へ向けて

公的責任で社会保障の確立を

 

出席者
森 あやこさん(福岡市議)
河内 ひとみさん(静岡県西伊豆町議)
高江洲 みどりさん(沖縄市議)

 

 10月末、札幌で開催される第21回全国地方議員交流研修会の第3、第4分科会の共通テーマは「公的責任で社会保障の確立」である。
 第20回交流研修会で分科会「地域のケアをどう支えるか」での運営や事例報告をした森あやこさん(福岡市議)、河内ひとみさん(静岡県西伊豆町議)と、子育て世代を代表して高江洲みどりさん(沖縄市議)に加わってもらい、10月の交流研修会に向けて問題意識を出し合うオンライン座談会を行った。 続きを読む


日米関係 ■ 「平和の代償」は時代遅れ

自立した安全保障を考える時

NPO法人国際地政学研究所理事長 柳澤 協二(元内閣官房副長官補)

 

 

 

トランプは「戦争嫌い」か?

 トランプ政権の下で日米関係がどうなっていくのかを考えると、率直な疑問が出てきます。まず一番の疑問はトランプの米国は日本を守らないのではないかということです。朝日新聞の4月下旬の世論調査では、77%の国民が「守らない」と感じている。 続きを読む