日本農業と食料を守るために
農業振興こそ安全保障の要
鈴木宣弘先生の問題提起
第18回全国地方議員研修交流会(7月24日・川崎市)の第1分科会「日本農業と食料を守るために」の要旨を紹介します。鈴木宣弘東京大学大学院教授の問題提起、3人の現場報告、それに討論要旨です。危機的状況にある農業と、安全安心の食料自給の闘いを発展させる上で重要な問題提起になっています。(見出しとも文責編集部)
鈴木宣弘先生の問題提起
第18回全国地方議員研修交流会(7月24日・川崎市)の第1分科会「日本農業と食料を守るために」の要旨を紹介します。鈴木宣弘東京大学大学院教授の問題提起、3人の現場報告、それに討論要旨です。危機的状況にある農業と、安全安心の食料自給の闘いを発展させる上で重要な問題提起になっています。(見出しとも文責編集部)
第18回全国地方議員交流研修会 ■7月23日~24日 川崎市
第18回全国地方議員交流研修会が川崎市商工会議所・KCCIホールで7月23日~24日開催された。新型変異株コロナの第7波が急拡大する中だったが、3年ぶりの対面開催(一部オンライン)、全体で150名余が参加した。
ウクライナ戦争により加速した国際情勢の歴史的な激変と問われる日本の進路、まずは戦争に反対すること、食料安保の観点からの日本の農業、逼迫する医療・社会保障体制、そして生活困難者への救援などの在り方と地方議員が果たすべき役割について活発に討論し、交流が進んだ。
具体的な行動の指針を示すアピールの採択など交流研修会として大きく成功した。
参議院議員・沖縄選挙区 伊波 洋一
私は、「台湾有事で日本を戦場にする政府に反対しよう」というテーマでお話しします。
日本政府はこの数年、南西諸島での戦争に向けた準備をどんどん進めています。そして、訓練を北海道から九州・沖縄まで広げ、全国どの自衛隊基地も南西諸島での戦争を意識しています。この島嶼防衛イラストが「防衛白書」に掲げられています。自衛隊はアメリカに毎年行って米海兵隊と戦闘訓練をしています。その目的は南西諸島での戦争をするためです。このことを私たちはしっかりと認識しないといけないと思います。 続きを読む
国際地政学研究所理事長・自衛隊を活かす会代表 柳澤 協二
よろしくお願いします。
この3月から急遽高まってきたのは台湾問題なんですね。米中対立の焦点が台湾を軸に繰り広げられています。3月の日米の防衛・外交の閣僚による「2プラス2」では台湾有事における協力が議論され、これを受けた4月の日米首脳会談でも焦点となり、菅首相とバイデン大統領による共同声明でも52年ぶりに台湾への言及があったということですね。 続きを読む
青山学院大学名誉教授・神奈川大学教授 羽場 久美子
今年はあの広島・長崎の原爆投下から76周年目にあたります。
私の父は広島で少年のときに被爆し、そして奇跡的に命を永らえ、2000年に癌で亡くなりました。毎年巡ってくる終戦の日、そして原爆投下の日というのは常に、いかにそれを繰り返さないかということが問われていると思います。昨日の長崎では「最後の原爆投下になるように」という言葉も出ました。
キナ臭い情勢が続くなか、いかに近隣諸国と手を結んで、平和と繁栄を維持していくかという観点から国際政治を学んできました。 続きを読む
第17回全国地方議員交流研修会は8月10日オンラインで開催され、北海道から沖縄まで全国34都道府県、73の自治体から議員が参加した。「歴史的転換期の世界、問われる国と地方の生き方――地方自治体議員の課題は何か?」がテーマであった。三つのパート、①「コロナ禍が暴く地域の諸課題、地方政治の役割」、②「米中激突の東アジア、問われる日本の進路」、③「大阪府の医療崩壊と維新政治」に分けて討論が行われた。
今回はコロナ感染が急拡大する中、「緊急事態宣言」が発出されている下での開催となった。Zoomシステムを使った交流研修会は初めての試みであったが、コロナ禍の困難を乗り越え交流と連携を深め、大きく成功した。 続きを読む
日 時: | 7月29日 午後8時から10時 |
講演と討論: | 「農林漁業を核にした地域循環経済の実現へ」 ――地方自治体の役割 |
会議形態: | ZOOMによるオンライン会議 |
講 師: | 鈴木 宣弘・東京大学大学院教授 |
参加費: | この企画だけ参加の場合 1,000円(大学生以下は無料) 8/10 議員交流研修会に参加される方は一括でお支払いを。 |
資料: | 若干の資料を準備します。 申込をされた方にメール添付でお送りします。 |
申込み: | メールで 「鈴木宣弘教授オンライン講演会参加希望」と明記のこと。 |
担当: | 川崎正 広範な国民連合事務局(事務担当) |
名 称: | 第17回全国地方議員交流研修会 | ||
会議形態: | ZOOMによるオンライン会議 | ||
テーマ: | 「歴史的転換期の世界。問われる国と地方の生き方」 ――地方自治体議員の課題は何か? |
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日 時: | 2021年8月10日(火曜) 午前9時開会 (8時30分ZOOM通信開始) |
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参加費: | 都道府県・市区議員5,000円、町村議員3,000円 (地方議員以外の一般参加者 1,000円 学生 無料) |
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申込み: |
事前予約が必要です。下記、QRコードから |
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主 催: | 全国地方議員交流研修会実行委員会(代表中村進一・三重県議会議員) | ||
事務局: | 自主・平和・民主のための広範な国民連合全国事務局
(担当:『日本の進路』地方議員版編集長・迫田富雄 090-8588-8307) |
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PDFデータはこちら |
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冒頭、現地実行委員会の岩田智子熊本県議から歓迎の挨拶があった後、司会を現地熊本の猿渡美智子菊池市議、沖縄の玉城健一郎宜野湾市議が務めて始まった。
まず、全国実行委員会代表の中村進一三重県議が主催者として挨拶した。 続きを読む
「第16回全国地方議員交流研修会」の開催が決まりました。
概要は以下の通りです。
日時 | 2019年8月17日(土)~19日(月) ※19日はオプショナル現地視察 被災地/水俣 |
会場 | 熊本市総合体育館・青年会館 (熊本市中央区出水2-7-1) |
17日日程 | 17日(土)午後1時30分(開場) 午後2時開会 ★記念講演 沖縄県知事 玉城デニーさん 「沖縄県が皆さんに訴えたいこと」(仮題) ★他 |
18日日程 | ★分科会 |
19日日程 | ◆現地視察 熊本地震被災地のいま/水俣の現状と課題 |
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詳しくは、チラシ(画像クリックでPDFが開きます)をご覧ください。
参加希望者は、参加申込書(PDF)に記入の上、FAX若しくは郵送にて事務局までお送りください。
第15回全国地方議員交流研修会が7月25~26日、山形市で開催された。4つの分科会が行われたが、本稿はそのうちの第1分科会の要旨報告である。残りの第2~第4分科会の報告は順次掲載する。(文責編集部)
北海道議会議員
座長 北口雄幸
第1分科会は、地域農業、循環型地域経済をどう進めていくのかを含めた、農業を通じて地域をいかに元気にしていこうかという集まりでございますので、よろしくお願いしたい。自己紹介の後、事例発表ということで、地元置賜の取り組み、それから兵庫県の今井さんの方から所得補償の問題提起をしていただき、私も種子条例など報告させていただきます。 続きを読む
皆さま、こんにちは。
西日本豪雨災害でいまだに行方不明の方、また避難されている方、本当にご苦労が多いのではないかと思っています。心からお見舞い申し上げます。
こうした大変なご苦労がある中での「赤坂自民亭」の話。百歩譲っても、やはり災害があったときにいかに被害に遭われた方々の立場に立って、心を寄せていくのかが問われています。あの一連の騒動というのは、安倍政権の姿勢の表れだと思います。 続きを読む