緊迫する朝鮮情勢 重大な岐路に立つ日本

危機打開へ、今こそ朝鮮との国交正常化を

佐々木 道博(広範な国民連合代表世話人)

 臨時国会が始まった。
 安倍首相は所信表明で、キーワードとした「未来」を18回も口にしたが、それは国民の未来ではない。2020年東京五輪を見据え長期政権の狙いを隠さなかった。演説の最後では「憲法はどうあるべきか」と「国会議員の責任」にも触れて衆参両院憲法調査会での議論を呼びかけ改憲への意思を明確にした。先だって自民党は、総裁任期を事実上無制限化することを決める党大会を来年3月5日に開催すると決めた。
 安倍は、意欲満々のようだが、その前途はバラ色ではなく、イバラの道である。そこをを見抜き、安倍政権を打倒する広範な国民的戦線を構築しなくてはならない。

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日本の「原子力平和利用」の内実と現状

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<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)

小出裕章(元京都大学原子炉実験所)

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騙され続けた国民

 日本で「原子力」といえば、多くの人は「原子力発電」を頭に描く。原子力発電は「平和利用」と言われ、人類の未来のエネルギー源を担うと言われた。それが実現できれば、電気の値段がつけられなくなるほど安く発電できるとも言われたし、厳重に安全審査をするので、大きな事故など決して起こらないと言われた。

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安倍政権いう「戦後レジーム」は「永続敗戦レジーム」に他ならず

2016-shinroRogo

<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)

面白い時代状況、覚悟をもって臨もう

白井 聡(京都精華大学教員)

 本論は、8月18日の第13回全国地方議員交流会全体会合での白井聡さんの問題提起での発言を加筆修正したものです。(編集部)

■諸問題を結ぶ共通点は何か

 私はいまのさまざまな政治的課題を貫く、「共通の構造」というものがあると思っています。
 例えば、沖縄を取り巻く諸問題についてです。ときの政権は、長年、沖縄を構造的差別ともいうべき状況に置き続けてきました。そして、それに対する不満がまさに爆発しつつあります。にもかからず、沖縄県民の声に耳を貸さずに、辺野古への新基地や、高江のヘリパッド建設などを強行しようというのが、安倍政権がやっていることです。 “安倍政権いう「戦後レジーム」は「永続敗戦レジーム」に他ならず” の続きを読む

2016 第13回全国地方議員交流会の開催

広範な国民連合の発行する機関誌「日本の進路」地方議員版編集部が事務局を担う第13回全国地方議員交流会が福岡市で8月18-19日に成功裏に開催されました。

主催:実行委員会 代表・中村進一(三重県議会議員)

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写真は18日午後の全体会合。檀上は、実行委員会代表の中村進一さん(三重県議会議員)

以下、満場一致で確認された、2016全国地方議員交流会アピール。 “2016 第13回全国地方議員交流会の開催” の続きを読む

「憲法9条とわれらが日本」―未来世代に手渡したい

2016-shinroRogo

<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)

大澤 真幸(社会学博士)

日米安保条約によって9条の精神は骨抜きにされている

Oosawa 皆さんは、参院選ではたくさんの政党があって、その中で自公が勝ったと思っているかもしれないが、そうではない。これから話すことは、一瞬「えっ!」と思われるかもしれないが、よく考えればすぐに分かっていただける。表向きは自公の勝利で野党の敗北という図式に見えるかもしれませんが、そう言ってしまうと、事柄の本質は見えなくなる。 “「憲法9条とわれらが日本」―未来世代に手渡したい” の続きを読む

参院山形選挙区で自公与党に圧勝した経験

参院選山形選挙区で舟山やすえ候補(無所属)は、自民党の月野候補に34万票対22万票で大差で圧勝した。その選挙戦の経験について地元で選対本部長として奮闘した菅野芳秀さんに聞いた

舟山さんは、「山形には力があるんだ」と、誇りと自信を蘇らせてくれた

菅野 芳秀さん(農民、置賜自給圏推進機構常務理事)に聞くKannoPhoto

 舟山やすえ候補の選挙を闘って、一言で感想を申し上げれば「とにかく楽しかった。面白かった」の一言に尽きます。「運動をやっている」という実感がありました。
 私は、候補者の地元といえる長井市の選対本部長を務めました。長井市は、総戸数9千数百世帯ですが、終盤に全戸に電話しました。そうすると、普通よくある「はい!分かりました」ガチャンではありません。受けた方が「舟山さん、頑張っていますね」と励ましてくれ、「ウチには何票ありますから、大丈夫です」などと、返事が返ってくるわけです。これは違う、と実感できましたね。 “参院山形選挙区で自公与党に圧勝した経験” の続きを読む

参院選から何を学ぶか?

「日本の進路」編集部

「野党統一」の成果と限界から教訓を学ぶ

 参院選結果をふまえて安倍首相は、秋の臨時国会から衆参両院の憲法調査会での議論開始を提起し、さらに解散・総選挙を狙っている。現憲法体制の政治史は新たな段階を迎えることになった。
 しかし、結果としての参院議席構成だけに目を奪われてはならない。3年前の選挙と比べると、自民獲得議席は9議席減で、民進党は民主党獲得議席比で15増。自民党の得票率は1・2%減で他党に競り負けたのである。何よりも、安保や原発の基本政策での激戦となった沖縄と福島県で現職2閣僚が落選した。 “参院選から何を学ぶか?” の続きを読む

第13回全国地方議員交流会のご案内

超党派の地方議員による実行委員会が主催

2016Giinkouryukai詳細は、全国地方議員交流会案内チラシ(PDF)をご確認ください。

また、お申し込みは、第13回全国地方議員交流会参加申込書(Word)か第13回全国地方議員交流会参加申込書(PDF)にてメールかFAXにてお寄せください(申込先は申込書に記載されております)。

改憲のための政策か、生活のための政策か

2016年5月21日の「参院選、真の争点は何か。提言討論会」での発言
文責:編集部

竹信三恵子さん(和光大学教授 元朝日新聞編集委員)takenobu2

「改憲」への地ならしに収斂される安倍政権の政策

 アベノミクスとは何か。 私は、これが出てきたときから、これは改憲のための「毛バリ」だと言ってきました。改憲をするためには国会で3分の2の勢力が必要です。それを調達するには、改憲の牙を隠して景気がいい経済でいくしかない、ということで、見せかけの経済発展を、わかりやすい形で演出する。芝居の書割(脚本)のようなものですね。それによって改憲する。そのための「毛バリ」です。 “改憲のための政策か、生活のための政策か” の続きを読む

[追悼] 玉城義和さん

 広範な国民連合全国世話人、沖縄「島ぐるみ会議」事務局長、沖縄県議の玉城(たまき)義和さんが6月3日、食道癌(がん)のため名護市内の病院で亡くなられた。享年68歳。謹んでご冥福をお祈りするとともに、加藤毅事務局長の弔文と昨年の全国総会時の玉城義和さんのスピーチのエッセンスを掲載する。

加藤 毅 広範な国民連合・事務局長

Tamaki 「玉城義和さんが食道がんで亡くなりました」。その知らせに私は愕然としました。沖縄にとっても日本全体にとっても、掛け替えのないリーダーを、私たちは失いました。 “[追悼] 玉城義和さん” の続きを読む

もうひとつの新しい日本–玉城義和

玉城義和さんを追悼し、昨年の広範な国民連合全国総会での発言要旨を紹介します。

【2016年11月22日、広範な国民連合第22回総会記念シンポジウムでの玉城義和さんの発言】

tamaki_yoshikazu 日本の政党を定義づけるときの一番簡単な方法は、アメリカとの距離感を測ることです。つまり、アメリカとどのくらい距離をもって政治に接しているかを考えれば、その政党の位置が大体分かります。
 なぜ安保法制がそれほど民意を得られないのか。アメリカとの距離感がないからではないでしょうか。自民党はアメリカとズブズブの距離感をもっている人たちです。アメリカと差がないことに、安保法制の議論が深まらない理由があるのだろうと思います。 “もうひとつの新しい日本–玉城義和” の続きを読む

政治の争点と安全保障―主権者は何を選択するのか

2016年5月21日の「参院選、真の争点は何か。提言討論会」での発言
文責:編集部

参議院選挙、そしてその先に向けて

内閣官房副長官補・元防衛省 柳澤 協二

 「主権者は何を選択するのか」というのが、安保防衛問題の一番の根本だろうと感じています。

 安保法制が去年9月19日、強行採決された11本の法律の中で何が決まったのか。1つは、自衛隊の派遣の枠組みを拡大することです。2つ目が武器の使用を拡大することです。3つ目がアメリカに対する後方支援の内容を拡大することです。4つ目が自衛隊員の罰則を海外でも適用出来るように拡大することです。20160521Teigen-Yanagi02

 法律事項はこの4つですが、これで果たして国民の命と暮らしが守られるのか、ということが問題です。 “政治の争点と安全保障―主権者は何を選択するのか” の続きを読む

2016参議院議員選挙 国民連合推薦(予定)候補者 [6月25日追加]

参議院議員選挙 国民連合推薦(予定)候補者

 自主・平和・民主のための広範な国民連合の第3回全国世話人会議は、7 月にも施行される参議院議員選挙に際し、推薦基準に沿って推薦依頼のあった、次の4 人の方々(順不同、敬称略)の推薦を決定(第1次)しました。全国の賛同人(会員)の皆さんが、周辺にも呼びかけ、当選のために奮闘するよう呼びかけます。 “2016参議院議員選挙 国民連合推薦(予定)候補者 [6月25日追加]” の続きを読む