課題・言葉一覧

困窮者支援の現場から

労働・最低生活保障の崩壊と、改善への提言

コロナ災害対策自治体議員の会 共同代表/東京都足立区議会議員 小椋 修平

 

 

 

 

コロナ後も続く「社会の底抜け」

 新型コロナウイルス感染症の拡大から数年が経過し、社会は日常を取り戻しているかのように見える。だが、物価高騰の影響が拍車をかけ、困窮者支援の現場はいまだに野戦病院のような状態が続いている。新宿や池袋などで実施されている食料配布・相談会には、以前は中高年男性を中心に多くても150人程度であった行列が、年々利用者が増加している。現在は800人、900人を超える長蛇の列となり、かつてのような中高年男性のみならず、若者、女性、子連れの親、外国人など多様な人々が食料を求めている。 続きを読む


男女雇用機会均等法の施行から40年

均等法40年とものづくり産業における女性参画

  ―労働組合の立場から捉えた現状と課題―

ものづくり産業労働組合JAM中央女性協議会 事務局長 加藤 美樹

 

 

 

 

1、ものづくり産業に残る課題

 2026年は、男女雇用機会均等法の施行から40年という節目の年である。1986年に施行された均等法は、採用や配置、昇進などにおける男女差別の是正を目的に制定され、日本の雇用慣行に大きな転換をもたらしてきた。その後のたび重なる改正を経て、制度としての整備は着実に進み、女性が働き続けること自体は特別なことではなくなっている。 続きを読む


沖縄県知事選挙(9月13日投開票)

  「デニー知事3選」へ

全国から圧倒的な支持・支援を呼びかけます

自主・平和・民主のための広範な国民連合


 玉城デニー知事が3選をめざす沖縄県知事選が8月27日告示、9月13日投開票で行われます。対抗して自民党が古謝玄太・前那覇市副市長を擁立し、一部国政野党も巻き込みながらデニー県政の転覆をはかろうとしています。 続きを読む


沖縄県立芸大ハラスメント問題

構造的な問題、誇り持てる大学に

 沖縄県立芸術大学(波多野泉学長、那覇市)で、長年にわたり学内でハラスメントが横行していることが昨年8月、地元紙の報道などで明るみとなった。玉城デニー知事も「非常にショッキング」と話すなど、波紋が広がっている。報道を受けて、卒業生を中心に実態の解明と大学の抜本的改革を求めて声が上がっている。卒業生へのアンケートなどを行っている卒業生有志3人に話を聞いた。(編集部)

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水俣病公式確認70年と戦後80年が問うこと

チッソの企業責任と国や県の責任と

水俣市議会議員 藤本 寿子

 

 

 水俣では、毎年5月1日の水俣病公式認定の日に、「水俣病犠牲者慰霊式」が開催される。今年も多くの患者団体、個人をはじめとして、石原環境大臣をはじめ、鹿児島県、熊本県知事、国会議員も14人が参加。公式確認70年ということでいつになく参列者が多く感じた。毎年繰り返される祈りの言葉であるが、患者代表の緒方正実さんの祈りの言葉には、苦悩の思いが滲み出る。 続きを読む


日常の危機から立ち上がる「接続」の思想

ガザ、ウクライナ、あるいは生活の地続きにある若者の平和主義

明治大学学生 佐伯 蓮

 

 この一年ほどの間に、日本社会の底流では決定的な変化が起きている。「戦争」や「憲法」をめぐる問題に対して、若い世代の中で少しずつ、しかし確実に空気が変わり始めているのだ。SNSや街頭で見られるようになった若者たちの自発的な抗議や緩やかな集いは、彼らが抱く危機感の正体を鮮やかに証明している。今の若者たちがなぜ憲法や戦争反対の声を取り戻しつつあるのか。 続きを読む


日本の安全保障の議論の偏り

ピントのずれた安全保障議論「セルフ兵糧攻め」

東京大学特任教授・名誉教授 鈴木 宣弘

 

 

 日本の安全保障の議論は軍事的な側面ばかりに力点が置かれている。政府は3月31日、他国から武力攻撃を受けた際に住民が避難する「シェルター」を2030年までに市区町村単位の人口カバー率100%を目標として確保する基本方針を閣議決定した。シェルターも準備して、いざとなれば、「攻めていくぞ」と言わんばかりの威勢のよさが目立つ。 続きを読む


生活困難の打開への課題と視点

賃上げこそ物価高対策の王道である

ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘

 

 

 今日、日本社会が直面している物価高は、多くの人々の生活を不安定にし、将来への展望を曇らせている。食料品やエネルギー、住宅関連費用の上昇は、日々の暮らしに直結する問題であり、とりわけ低所得層や中間層に大きな負担を強いている。
 政府は補助金や減税、価格抑制策などを繰り返し打ち出している。だが、それらは一時的な対症療法に過ぎず、問題の根源的な解決には至っていない。 続きを読む


復帰54年の現実 沖縄の戦争準備に反対する

与那国・石垣・宮古の連帯行動

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 事務局長 新垣 邦雄

 

 与那国、石垣、宮古、沖縄島の17の市民団体は4月10日、「沖縄を最前線とする戦争準備に反対する声明」を那覇、宮古、石垣で記者会見発表した。5月7日は「声明」を38団体連名の「請願文」とし、宛先を高市首相など日本政府やトランプ米大統領などと記して、沖縄防衛局長に手交した。沖縄防衛局長には「日米政府、防衛省、米軍への『請願』の伝達と回答」を申し入れた。
 私たちを駆り立てるのは「戦争がいつ始まってもおかしくない」危機感だ。

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玉城デニー知事 3選出馬表明

知事選に向けて実現してほしいこと

Action 琉球 神谷 めぐみ

 

 

 私は、次の沖縄県知事選挙で、「平和で豊かな琉球」を本気で実現しようとする候補者が選ばれることを強く願っている。そして、その可能性を持つのは、3選を目指すデニー知事だと考えている。
 琉球弧では、自衛隊基地の増強やミサイル配備、日米軍事一体化が急速に進められている。 続きを読む


玉城デニー知事 3選出馬表明

 沖縄の尊厳と、私たちの未来のために。

玉城デニーさんを再び県知事へ

「What is SOFA?」代表 崎浜 空音

米兵の性暴力を「私で最後の抗議にしたい」と2024年12月22日に開催された米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会で若者代表としてスピーチする崎浜空音さん。日米地位協定の抜本的改定と米兵による性暴力を繰り返してはならないと訴えた。

 

 先日、私は市民団体の皆さんとともに、玉城デニー知事に対し、次期知事選への立候補を要請しました。私は日米地位協定の改定を求める団体「What is SOFA?」の代表として、要請をしました。
 私たちがなぜ、これほどまでに強く「デニー知事」を必要としているのでしょうか。それはデニー知事こそ、すべての人の尊厳、人権を守る人財だと信じているからです。 続きを読む


玉城デニー知事 3選出馬表明

誰一人取り残さない沖縄らしい優しい社会へ

 沖縄県玉城デニー知事は4月25日に多くの支援者と共に記者会見し、本年9月13日投開票の知事選挙に3選勝利を目指して出馬することを表明した。デニー知事は表明の最後に、「県民のために、沖縄のために、ヌチカジリ(命の限り)全身全霊で向かっていく」と決意を述べた。

「平和で誇りある豊かな沖縄」を目指して

玉城デニー知事立候補表明(要旨)

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辺野古転覆事故を受けて思う

表現規制には敏感に 現地学習の大切さ

専修大学ジャーナリズム学科教授(言論法) 山田 健太

 3月16日の痛ましい事故から1カ月がたった。事故原因の調査・捜査が続くなか、亡くなられた高校生の遺族がインターネットの投稿サイト「note(ノート)」で3月28日以降、情報を発信されている(4月16日までに8回)。そのなかで、メディア報道の在り方への指摘・批判は重く、改めて誤ったイメージを誘引したこと、警察発表即実名報道の意味合いなど、きちんとした反省と議論が求められている。 続きを読む