課題・言葉一覧


食料農業 ■ 鳥取の百姓一揆

生産者と消費者が連携して、食と農、地域を守ろう

 トラクター10台と160人が参加

 石破首相の地元・鳥取市内で7月13日、トラクター10台と生産者消費者160人の参加で「令和の百姓一揆 鳥取」が開かれた。第1弾は「生産者・消費者合同集会」だ。

「つぎは、広島です」と引き継ぐ?鎌谷一也さん(右2)。広島の二人(右4、浅枝久美子安芸高田市議、右1、西原美和広島実行委員長)

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日中不再戦 ■ 国会前にて7月7日

 「わたしの戦後80年」リレートーク集会

植民地支配としっかり向き合おう

 日本が中国への侵略戦争を本格化するきっかけとなった「盧溝橋事件」は1937年7月7日に起こった。その日から88年たったこの日、国会議事堂正門前で「わたしの戦後80年」リレートーク集会が開かれた。日本青年団協議会やNGOピースボートなどが中心となった実行委員会主催。集会には約200人が参加し、同時にユーチューブで全国に発信された。

以下のURLから録画を見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=6d18ZHstVzM

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敗戦80年 ■ 学生座談会

満蒙開拓平和記念館(長野県)を訪ねて

 「共に未来をつくる」日中関係へ

 

金澤 伶・東京大学
川野優真・早稲田大学
吉田武人・早稲田大学
西島光洋・東京工業大学卒
紀 雅琦・東京大学(中国人留学生)

記念館スタッフとの懇談会

 満蒙開拓平和記念館(長野県下伊那郡阿智村、寺沢秀文館長)は、旧満州(中国東北部)に入植した満蒙開拓団の歴史を伝え、平和の尊さを語り継ぐために、「飯田日中友好協会」を中心に2013年にオープンした施設である。このたび、8月に予定される「アジアの平和と未来をひらく若者訪中団」への参加を予定している学生たちが事前学習の一環で同館を見学し、開拓団員・植松辰重さんご遺族の証言にも触れた。学生たちに感想などを語ってもらった。(文責・編集部) 続きを読む


被爆80年  大澤 新之介

 100年後に向けて

被爆4世としての私の責任

MICHISHIRUBE代表理事 大澤 新之介

 

 

 2025年、長崎は被爆から80年という節目を迎えました。この年にあたり、私は「被爆の実相の継承」と「戦前・戦中の加害の歴史への向き合い」について、次世代を担う若者の立場から問い直しています。この記事をお読みいただいている皆さんの多くは、戦後の復興と平和運動を支えてこられた先輩方だと思います。心より敬意を表するとともに、私は次の100年に向けてバトンをどのように受け継ぎ、走り出すかについて、今の私の思いをお伝えしたいと思います。 続きを読む


沖縄戦80年  桑江 優稀乃

「命どぅ宝」戦後100年を見たい

  沖縄から日本、世界への想い

三線奏者 桑江 優稀乃

 ハイタイ。グスーヨー チューウガナビラ。ワンネー桑江優稀乃ヤイビーン。ユタサルグトゥウニゲーサビラ。皆さんこんにちは。沖縄出身の桑江優稀乃です。私は医学部を卒業した後に、沖縄の伝統楽器三線を持って、米軍基地や、軍拡の進む石垣・宮古・与那国、軍隊のないコスタリカなどを訪れ平和について歌っています。 続きを読む


日韓条約60年と植民地主義を問う

日韓条約60年と植民地主義を問う

北東アジアの平和のために日韓の有志が集会

 

 日韓条約締結(1965年6月22日、東京で調印)から60年に際して6月21日東京で、これからの日韓関係をつくるために条約の意味を再度問い直す集会が開かれた。主催は日本の日韓連帯運動、日朝友好運動を担ってきた十数団体による実行委員会で、広範な国民連合も第1回会議から出席している。 続きを読む


敗戦・被爆80年

  長崎からの発信―

「敗戦・被爆80年、過去・現在と向き合い未来をつくる」シンポジウムの開催について

シンポジウム実行委員会委員 伊藤 あゆ

 「被爆地長崎から平和のメッセージを発信していく必要がある」
 まさに、現在進行形で、ウクライナやガザ等で戦火は絶えず、イスラエルのイラン攻撃も始まるなど、刻一刻と多くの人々の命が奪われていっています。また、アジアでの戦争のリスクが高まっていると言われているような状況下でもあります。 続きを読む


日米地位協定 ■ 末松義規衆議院議員×屋良朝博衆議院議員

日米地位協定への関心高まる

対談  アメリカの植民地を脱するために

 立憲民主党および会派所属議員による日米地位協定研究会が6月3日、「日米地位協定について議論を深め、論点を整理する目的で」立ち上げられた。非常に注目すべき動きと考え、会長となった末松義規衆議院議員と会の中心を担う屋良朝博衆議院議員に対談いただいた。お二人をはじめ研究会の皆さんの奮闘に大いに期待したい。以下、編集部の責任でまとめた。 続きを読む


敗戦80年 沖縄戦への冒瀆は戦争への道

沖縄戦への冒瀆は戦争への道

石川 元平(87歳、広範な国民連合顧問)

 

沖縄戦とは

 沖縄戦は、アジア太平洋戦争最後の最大の地上戦であった。結果は、軍人をはるかに上回る数の住民が犠牲になった。また、沖縄戦は天皇制国家体制を守るための「捨て石」作戦であった。 続きを読む


沖縄 ■ こどもの貧困問題

『沖縄県こども調査』

「給食費無償化」は苦しむ子育て世代の叫び

沖縄市議会議員 高江洲 みどり

 

 沖縄市は県内第2の人口14万人の町です。国際文化観光都市を掲げ、スポーツ振興による経済活性化策やインバウンドを呼び込もうと動物園の拡張工事が進められる一方、県内でも低い市民所得、子どもの貧困問題、人口減少・高齢化、嘉手納基地による航空機騒音や治安悪化など、市民生活はさまざまな課題に直面しています。 続きを読む


沖縄 ■ こどもの貧困問題

沖縄県こども調査

物価高騰で9割が「生活苦しくなった」

 沖縄県は5月26日、子どもの生活実態などを把握する「沖縄こども調査」の2024年度報告書を公表した。小中学生とその保護者を対象とした3年ぶり4回目の調査である。
 困窮世帯の割合は21・8%で、初回の15年調査の29・9%と比べると8・1ポイント下がった。前回21年からでも7・1ポイント減少した。医療費助成や就学援助制度の効果がうかがえる。「過去1年間に子どもを受診させられなかった経験」は21年の17・9%から、24年は14・2%に下がっている。低所得層ほど下げ幅は大きく、県が22年に医療費助成の対象を未就学児から中学生までへと拡大した効果とみられる。ただし、未受診の理由では「仕事で連れて行く時間がなかった」が高い割合を維持している。 続きを読む


食料農業 ■ 新潟の百姓一揆

米作りの横綱・新潟が立ち上がった!

  県内6地区からトラクター8台、軽トラ35台で220人余

 新潟県の農家ら220人が6月14日、「新潟百姓一揆」のトラクターデモを行った。あいにくの雨の中、「未来の子どもに国産残そう」「小○百姓一揆」などののぼり旗を掲げたトラクター8台、軽トラ35台に徒歩220人余のデモが続いた。
 主催したのは新潟百姓一揆実行委員会。県内6地区からのぼり旗を掲げた軽トラックで出発し、ゴールである県中央部の長岡市の会場に農民や消費者が続々と結集した。三条市を出発した農家の橘清久さん(74)は、「米を作っても草を刈る方が金がかかる。このままでは農家はやれない」と参加を決め、仲間と軽トラック4台を走らせ途中の直売所などで窮状を訴えながら長岡市に来たと言う。新発田市で酪農と水稲を営む松縄優平さん(31)は「農業に目を向けてほしくて初めて参加した」と言う。 続きを読む


食料農業 ■ なぜ米が高騰したのか

転作か所得補償か大論議のとき

JA常陸組合長、日本の種子を守る会会長 秋山 豊

 

 

 

米が足りないのに
減反が続く

 本当の現場の意見を公表しなくてはダメだということで、JA有志連合を呼びかけました。
 私どもが言いたいことの第一点は、農家が現在も減反・転作をやっているということです。
 水戸市ですと35%の田んぼをつぶして、麦とか大豆とか、出荷用のバラなんかを作っています。そのことを消費者は知らないんですね。 続きを読む