課題・言葉一覧

敗戦80年 被爆80年を迎える長崎の若者としての思い

これからの80年のために若者が立ち上がる

MICHISHIRUBE代表・鎮西学院大学3年 大澤 新之介

 

みちしるべメンバーと筆者(右から6番目)

 今年、被爆地・長崎は被爆80年を迎えます。この節目の年に、私は長崎で平和活動を続ける若者として、戦争と核兵器の問題、そして未来への課題について考えをつづりたいと思います。 続きを読む


敗戦80年 北海道炭鉱強制連行

笹の墓標強制労働博物館を創る

NPO法人東アジア市民ネットワーク代表理事 殿平 善彦

 

 

 

 

 2024年9月28日、北海道幌加内町朱鞠内に「笹の墓標強制労働博物館」がオープンした。オープニングセレモニーには日本各地、韓国、ドイツ、オーストラリア、フランスから180人が参集した。 続きを読む


沖縄の実質的な食料自給率は10%未満

県民が飢えない政策支援を

JAおきなわ代表理事・専務 嵩原 義信

 

 

 

 

右肩下がりの沖縄の農業

 沖縄県は亜熱帯の地域ですので、本土の農業と若干違うところもあります。地域の特性として台風や干ばつに悩まされて農業をやっているという地域でもあります。また、沖縄本島の中部、南部の2割のエリアに人口の8割が住んでおり、農業は主に周辺の過疎地域で営まれています。県内でも非常に人口バランスの悪さがあり、しかも離島も抱えて沖縄県は成り立っております。 続きを読む


今こそ全国から「令和の百姓一揆」を

東京でトラクターデモを

令和の百姓一揆実行委員会代表 菅野 芳秀(置賜自給推進機構共同代表 山形県長井市で養鶏とコメづくりを営む)

 

 

https://youtu.be/6MGVUOfZpTE(菅野さんの百姓一揆呼びかけ動画)

 

 令和の百姓一揆に立ち上がる。
 人が生き続けていくためには農が不可欠だ。人の世の持続性は持続する農があってのこと。食料がなくなれば、持っている他国に土下座するしかない。それでも手に入らないかもしれない。
 農業の問題はそのまま日本列島に暮らす人々のいのちの問題であり、この国、この社会の自立、尊厳、持続にかかわる問題である。 続きを読む


食料自給の確立を

食料・農業政策の大転換が求められる

 2/14 自治体議員連盟が対政府要請行動

 農民が地域や東京でトラクターデモといった運動が広がる。農業と農村は行き詰まり、しかも、世界が戦争や異常気象などで深刻な食料危機を迎えている中、「食料自給の確立を求める自治体議員連盟」は2月14日、国会内で食料・農業・農村基本計画に関する要請行動を行った。全国から議員連盟の自治体議員たち20人近くと支援者、それに衆参の国会議員9人と14人の国会議員秘書も参加した。政府側からは農水省を中心に文科省、国交省の代表が参加した。この要請行動は、那覇市で1月末に開催された第20回全国地方議員交流研修会の第2分科会「農業・農村を守り、食料自給を確立するために」での討論と確認を踏まえたもの。 続きを読む


沖縄の12・22県民大会実行委が政府申し入れ

報告集会で「日本の主権の問題」と訴える

 「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」の実行委員会の要請団が2月6日上京して、外務、防衛各省、そして内閣府に対して昨年12月に開催した県民大会の決議文と抗議声明を提出した。決議は①被害者への謝罪と丁寧な精神的なケア、完全な補償、②被害者のプライバシー保護と二次被害の防止徹底、③事件発生時の当該自治体への速やかな情報提供、④日米地位協定の抜本改定―を要求している。 続きを読む


日米地位協定の抜本見直しへ

日米地位協定の抜本見直しを決議

 実行委員会代表たちが対政府要請行動

 沖縄で開催された「第20回全国地方議員交流研修会」実行委員会は2月6日、国会内で外務省や防衛省の担当者と面談し、日米地位協定の抜本的見直しを要請した。要請行動は、沖縄実行委員会代表の山内末子県議の発議で、全体会で確認された「決議」に基づくもの。決議は、基地負担の問題や米軍による相次ぐ女性への暴行事件などを受け、ドイツなどでは当たり前になっている国内法適用がなされないなどの日米地位協定を厳しく批判し、「主権国家の矜持をもって連帯して、地位協定の抜本的見直しを全国に広く発信し、全国地方議会で決議し、国民世論を盛り上げるため努力することを確認した」。 続きを読む


沖縄を再び戦場とさせない

米国のために中国と戦争させられる日本を拒否する

ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会共同代表 具志堅 隆松

 

 

 台湾有事がマスコミに取り上げられて数年になるが、果たして台湾海峡と沖縄を舞台に日本・中国・米国による戦争が起きるのだろうか。残念ながら私たちの周りで起きていることを冷静に見れば戦争の可能性は限りなく高いと言わざるを得ない。 続きを読む


日本は再生可能エネルギー資源が豊富な大国だ

国の存立のために食料とエネルギーで自立する

衆議院議員 山崎 誠

 

 

 

 こんにちは、今日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。私は、「エネルギーばか」なもので、ずっと原発やエネルギー政策を中心に取り組んできました。皆さんにもご推薦いただき、何とか生き残って4期目また活動を続けることができました。物価高や賃上げを訴えることも大事ですが、私が取り組んでいるエネルギー政策は物価高や日本産業の発展に通ずる重要な分野です。エネルギーだけ訴えても当選できないぞ、などと言われながらも、これは信念として貫いてきました。今日は最新情報を交えてお話ししようと思います。国の存亡に関わるテーマですのでぜひ関心を持ち、応援していただけるとありがたいです。 続きを読む


日本農業を守る瀬戸際

学校給食や食卓から牛乳が消える……。

北海道議会議員 小泉 真志

 

 

 中央酪農会議(中酪)は12月2日、全国の指定生乳生産者団体(指定団体)が生乳販売を受託する酪農家の戸数が初めて1万戸(2024年10月段階9960戸)を割ったと発表した。15年前と比べると何と半減したことになる。ここ5年間で見ても24%(約3000戸)減と離農に歯止めがかからない。 続きを読む


12・22県民大会にオンライン参加して

  これを「最後の県民大会に」

一県民、母親としての願い

輝く未来創りアンバサダー 東江 真澄(南城市民)

 

 

 私の生まれ育った宜野湾市には、世界一危ない基地と言われる普天間基地があります。学生時代、教室では突然空からの爆音とともに窓ガラスがガタガタと騒ぎ出し、先生の声が聞こえなくなり授業はいったん中断してしまう。物心つく頃に漠然とした恐怖感は日常の当たり前になり、低空飛行する米軍機に安心と安全な学びの機会を奪われ続けてきました。 続きを読む


農政の転換求め町内をトラクターデモ

農業すなわち食料を守れない国に未来はない

吉賀町農政会議会長 斎藤 一栄さんに聞く

 

 

 (昨年12月18日、島根県吉賀町で農民が、「米価UP」「自給率UP」などと掲げて町内をトラクターデモした。編集部は運動を呼びかけた同町農政会議の斎藤一栄会長にお話をうかがった。見出しも含め文責編集部)

ビデオ動画が挿入されています。音量にご注意ください。

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米軍の性暴力にNO 沖縄県民大会(12/22)

日米地位協定の抜本改定求め決議

 「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」が2024年12月22日、同大会実行委員会が主催し沖縄市民会館大ホールで開かれた。会場内や立ち見、ロビーなど合わせて2500人超が集まった。 続きを読む


食料自給の確立へ

農作業の中から見えてくる農業・農村の課題

農事組合法人八頭船岡農場組合長/全日本農民組合共同代表 鎌谷 一也

 

 

 私は、旧町単位で270ヘクタールの水田を集積している農事組合法人の組合長を引き受けています。法人では食用米栽培のほかに、飼料米・飼料稲、小麦、大豆、キャベツ、白ねぎ等の作物のほか、原木シイタケ栽培や繁殖和牛経営も行っています。 続きを読む