課題・言葉一覧

日中不再戦 ■ 訪中報告

友好交流を進める九州自治体議員の会第2次訪中団

牧瀬あきこ(鳥栖市議)春口あかね(筑紫野市議)

帰国機中感想対話

左・春口あかねさん、右・牧瀬あきこさん

 日中不再戦・友好交流を進める九州自治体議員の会(準)は、原竹岩海・福岡県議を団長に10人の団で4月21日~26日、中国を訪問した。北京、ハルビン、瀋陽の各都市を訪問して各方面の方々と意見交換、交流し、また、日本軍の中国東北部(旧満州)での侵略の実相を見聞し歴史に学んだ。日中不再戦・友好交流の旅だった。 続きを読む


広範な国民連合全国世話人会議での発言

若者を先頭に、東アジアで二度と戦争をさせない政治めざして

広範な国民連合 代表世話人 羽場 久美子(青山学院大学名誉教授)

 

 皆さんこんにちは。三つのことについてお話ししたいと思います。
 今年は、日清戦争130年、日露戦争120年、昭和100年、敗戦80周年です。二度と大陸と戦争をしない、ということを誓いたいと思います。
 国連は創設80周年の記念すべき年です。国連では、原爆投下80周年に核廃絶に向け国際会議なども積極的に取り組まれています。私も4月末、その国際会議に行ってまいりました。 続きを読む


参議院選挙 髙良 沙哉(タカラさちか)

沖縄選挙区タカラさちか 必勝へ

プロフィル
髙良沙哉(タカラさちか)
沖縄大学人文学部教授(ジェンダー・憲法学)
1979年1月生まれ(46歳)、那覇市出身、北九州市立大学大学院博士後期課程(博士〈学術〉)。
2006年から県内の大学や専門学校で憲法、法学を教え始め、11年から沖縄大学人文学部福祉文化学科所属、19年より教授職。家族は夫と子2人。

 

 沖縄大学教授で昨年の「12・22県民大会」実行委員会共同代表の髙良沙哉さんが5月10日、参院選沖縄選挙区に立候補を表明。18日、那覇市内で支持母体の事務所開きを行い、決意を語った。
 玉城デニー知事があいさつ。「県民の思いは決してぶれていない。80年前に生きられなかった方々への追悼の念も含めて、髙良さんに私たちの強い信念、願い、思いを預けていきたい。この選挙は必ず勝ちにいこう」と激励し、連合沖縄の仲宗根哲会長も激励のあいさつをした。支持母体は「『生きる』を政治の真ん中に!県民の会」で、選挙対策本部共同代表に沖縄関係野党国会議員の赤嶺政賢、新垣邦男、屋良朝博、伊波洋一、髙良鉄美の5氏が就任。伊波氏は「力を結集し、なんとしても押し上げよう」と力強く呼びかけた。
 広範な国民連合は5月11日、全国世話人会議で髙良さんの推薦を決定し、全国から全面的な支援を呼びかけている。 続きを読む


沖縄戦80年――西田発言に怒り渦巻く沖縄 3

 西田発言は戦争準備の一環

沖縄は島ぐるみで抵抗態勢の再構築を

仲里 利信 さん(元沖縄県議会議長・自民党、元衆議院議員)

に聞く

 

 

教科書検定と重なる
西田発言

 西田昌司参議院議員は5月3日、沖縄で行われた改憲シンポジウムで「ひめゆりの塔の展示は歴史を書き換えている」と主張した。これは意識的な発言で、絶対に許せません。「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝が2007年の教科書検定のときにも同じようなことを言っていましたね。 続きを読む



沖縄戦80年――西田発言に怒り渦巻く沖縄

全国でわがことに、闘いが求められる

 

 自民党の西田昌司参議院議員による「沖縄戦をゆがめ県民の尊厳を踏みにじる」発言への強い怒りが沖縄を覆う。
 県議会は16日夜、自民党に西田議員への厳格な処分と党として沖縄戦への認識を示すことなどを求める抗議決議を、自民党も含む賛成多数で可決した。ひめゆりの塔所在地で沖縄戦終焉の地となった糸満市議会は、「沖縄戦の教訓を受け継ぎ、次の世代に伝えていくことを高らかに宣言する」と満場一致で決議した。 続きを読む


敗戦80年 強制連行労働の死者を慰霊

 強制連行労働の死者を慰霊

三井三池炭鉱の熊本県荒尾市のお寺で

熊本県荒尾市のお寺

 80年前に終わった戦争中、朝鮮半島や中国から日本の炭鉱などに強制動員され、過酷な労働や事故で亡くなった人びとを悼む合同慰霊祭が4月12日、旧三井三池炭鉱があった熊本県荒尾市の正法寺で行われた。1972年から毎年開催され今年で54回目。
 慰霊祭では40人ほどの参加者で、読経の後、浅田敏彦荒尾市長、中国の福岡副総領事、在日本朝鮮人総聯合会の青年同盟委員長(熊本県委員長代理)、在日本大韓民国民団熊本県団長、華僑華人総会代表たちが焼香、来賓あいさつした。一様に54回目という長きにわたって慰霊祭が行われてきたことに対する感謝の気持ちが表明された。浅田市長は「不幸な歴史を繰り返さないよう、平和への取り組みに力を入れる」と、成岩副総領事は「追悼するのは憎しみを持ち続けるためではなく、歴史から教訓を学び、より良い未来を切り開くためだ」と語った。 続きを読む


敗戦80年 相模ダムにおける強制連行の歴史

相模ダムにおける強制連行の歴史

相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会事務局
相模湖・ダムの歴史を記録する会 代表 橋本 登志子

 

 相模ダムは1938年に神奈川県議会で可決し、47年に完成しました。背景には、戦時下における軍需産業の拡大に伴う電力不足があり、安価な電力供給で軍需産業を誘致し財政再建や、工業用水の確保がダム建設の目的でした。
 先祖代々の土地が湖底に沈むことを知った集落の住民らは、土地を残せるよう求める反対運動を展開しました。しかし、「時局柄重大性ある」事業という理由から山梨県側を含めた136戸の家々が湖底に沈みました。立ち退きを余儀なくされた人々は県内の海老名市、東京の日野村や八王子などに分散移住しなければなりませんでした。 続きを読む


敗戦80年 朝鮮女子勤労挺身隊の被害者

 朝鮮女子勤労挺身隊の被害者

未解決のまま80年

林 安沢

三菱重工本社前での抗議要請行動

 朝鮮女子勤労挺身隊とは、アジア太平洋戦争末期の深刻な労働力不足を補うために、日本が植民地支配をしていた朝鮮半島から、小学校(国民学校)卒業間近の生徒などを「噓と脅迫」の勧誘で集め、日本に連行された朝鮮の女の子たちです。今で言えば中学生ぐらいの女の子たちです。日本の一流企業で大企業の三菱重工の「日本に行けば女学校で学べる」「お金を稼げて親孝行ができる」「ご飯を腹いっぱい食べられる」などの噓を信じて応募しましたが、約束(労働契約)は何一つ守られませんでした。 続きを読む


石川一雄さんを追悼する

石川一雄さんを追悼する

和歌山県議会議員 藤本 眞利子(広範な国民連合全国世話人)

 

 

 

 石川一雄さんが亡くなられました。

 ご存じない方もおられると思います。1963年5月に埼玉県狭山市で発生した女子高生が殺害された狭山事件で犯人として逮捕され、無期懲役刑に服した石川一雄さんです。

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元福島県知事佐藤栄佐久さん追悼

合掌 さようなら佐藤栄佐久さん

金沢市議会議員 森 一敏

 

 3月28日、私が代表世話人を務める市民の政策研究会「くるま座」が金沢からお送りした弔意です。
 ……ご一緒した在りし日に 政治家の神髄をみました
 その慈愛に満ちたお姿を偲び 心よりご冥福をお祈りいたします

 あの忌まわしい「収賄ゼロの収賄容疑」で知事の座を追われたにもかかわらず、行き交う人に知事さん、知事さんと親しげに声をかけられる柔和で腰の低い栄佐久さんが、権力の横暴には毅然として妥協なく立ち向かうその姿勢に、政治家の神髄をみたのです。 続きを読む


沖縄の先島諸島からの避難計画

 避難計画   私たちの島
〝だれもいない場所〟になってしまうのか

石垣市議会議員 花谷 史郎

 

 

 今年3月27日、政府は沖縄の先島諸島からの避難計画をまとめ、公表しました。約12万人を6日程度で九州と山口県の32自治体へ避難させるものです。民間フェリー、海上保安庁や自衛隊が確保した船、航空機などを使って、1日およそ2万人を輸送する計画となっています。 続きを読む


戦争止めよう! 大分・湯布院の闘い

戦争の火ぶたを切らせない 大分・湯布院の闘い

戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク 大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会
運営委員 池田 年宏

大分駅前スタンディング

 

一、戦争を拒む大分の思い

 ミサイルを使って殺したいと思うまでに憎い人が、海の向こうにいるのでしょうか。「自衛のため」という大義名分による相手国への攻撃が「報復」を伴うことはないのでしょうか。弾薬庫のある大分市やミサイル連隊の司令部がある湯布院が標的になるのは明らかで、基地の強靱化により自衛隊幹部は守られるとしても、周辺住民や一般隊員の命と暮らしは奪われます。私たちの死は80年前のように「尊い犠牲」として片づけられ、挙げ句、骨や血肉の混ざる土が次なる戦争のための基地建設に使われることになるのでしょうか。 続きを読む


日米地位協定の抜本的見直し

日米地位協定の
抜本的見直しを求める意見書が採択

鳥栖市議会議員 牧瀬 昭子

 

 

 「沖縄だけの問題ではない」
 この言葉を、どれだけ自分の中に落とし込めていたのだろうか―そう問いかけながら、私は今回の意見書作成に取り組みました。
 沖縄の皆さんが長年にわたって受けてきた数々の理不尽。米軍基地からの騒音、事故、汚染、そして繰り返される性暴力事件。
 その多くは、日本本土に住む私たちが「沖縄に押しつけてきた」現実でもあります。 続きを読む