反戦・不戦の闘い一覧

日本資本の紡績工場にはじまった中国の「五・三十運動」

「諸君、生活が苦しいと感じているか?」

上海在住 中原 萌

 

 中国で暮らしていると、歴史が遠いものには感じられなくなる。私の住む上海の中心部には、租界時代の洋館や銀行建築がいまも残っていて、たった数世代前までこの都市が外国勢力によって支配されていたことに気付かされる。
 1919年に北京の学生たちが立ち上がった「五・四運動」は、日本でも比較的よく知られている。しかしその数年後の25年、上海でもう一つ大きな運動が起きていた。労働者の権利と、反帝国主義を訴える「五・三十運動」である。 続きを読む


3・11から15年

原発回帰と核政策を問う

NPO法人ピースデポ代表・長崎大学客員教授 鈴木 達治郎

 

 

 東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きた2011年3月11日から、まもなく15年がたつ。昨年発表された第7次エネルギー基本計画の冒頭には、「福島原発事故の経験、反省と教訓を肝に銘じて、エネルギー政策を進めていくことが、エネルギー政策の原点である」と述べられている。しかし、実際には「原子力発電への依存度をできる限り低減する」を削除して、「原発を最大限の活用する」原発回帰の政策となった。 続きを読む


「入植植民地主義を問う」学習会報告

旧「満州」とパレスチナを重ねて

日本青年団協議会 棚田 一論

 戦後80年を迎える本年9月18日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、ピースボートをはじめとする団体との共催で学習会「旧『満州』とパレスチナ」が開催されました。この学習会は、日本が過去に引き起こした侵略戦争や植民地支配の歴史に真摯に向き合う必要があるとの認識から企画され、テーマは「入植植民地主義を問う」でした。 続きを読む


石破首相「戦後80年所感」

現在の危うい状況に警鐘を鳴らしている

 石破首相(当時)が10月10日に発表した「戦後80年所感」について評価はさまざまである。「侵略戦争との根本的な認識を欠いたまま、論点をそらせている」などといった酷評もある。だが、先の戦争で国内で唯一地上戦を体験し、いま「二度と再び戦場とさせない」県民世論の高まりがある沖縄県民の多くは違った評価である。最近の日米首脳の会談などでは改めて対中国の戦争準備で南西諸島重視が確認されている。所感が「現在の危うい状況に警鐘を鳴らしている」点を重視すべきである。県民世論の一端を紹介する。(編集部) 続きを読む


戦後80年、大陸侵略130年

沖縄の国際交流(地域外交)の目指すもの

沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流プロジェクト共同代表     ・
東アジア共同体研究所理事/世界国際関係学会アジア太平洋前会長 羽場 久美子

 

 

 編集部 本誌9月号は羽場久美子先生の署名入りで「若者が平和と未来をどうつくるか」と題した論考を掲載した。これは「若者訪中団」結団式での先生の記念講演を大幅に要約したものだった。しかし先生の最終校閲を受けていなかったため、先生の意図に反した論考となってしまった。そうした不完全な論考を掲載してしまったことを先生と読者の皆さんにおわびいたします。
これを撤回するとともに、東アジア共同体研究所が那覇市で9月7日に開催した「沖縄のこれからを考える」シンポジウムでの発言全文を掲載します。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

琉球の視点から見た中国の歴史と国際関係へのまなざし

団員 沖縄大学学生

 

 今回の訪中では、北京とハルビンを中心に、中国の歴史や文化を学び、日中関係や国際問題について考える機会を得た。教科書やニュースでしか知らなかった場所を自分の目で見て、歴史の重みや現代社会とのつながりを肌で実感することができた。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

自分の無知と向き合い、歴史を体感した訪中の旅

団員 西南学院大学学生

 

 今回の訪中は、私にとって、ただの旅行ではなく、「歴史」と「現在」に向き合う重要な体験となった。中国に対する漠然としたイメージしか持っていなかったが、現地での見学や人との対話を通して、自分の無知と向き合い、考え方が大きく変わった。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

長崎の記憶を胸に、中国と向き合った訪中体験

団員 長崎純心大学学生

 

中国で向き合った
日本の加害の事実

 今回の訪中は、戦後80年という節目の年に、歴史を学び未来のあり方を考えることができた、私にとって忘れられない経験となりました。訪問先では資料館の見学や現地の方々との交流を通じて、多くの学びや気づきを得ることができました。 続きを読む


アジアの平和と未来をひらく若者訪中団

「知る」から「変える」への歩みを始める旅に

若者訪中団員 伊礼 悠花

 広範な国民連合は2025年8月14日から19日までの6日間、東京の中国大使館、および現地受け入れ先の中国国際友好連絡会による多大な協力のもと、「アジアの平和と未来をひらく若者訪中団」を呼びかけた。東京・大阪・福岡・長崎・沖縄など全国各地から35歳未満の若者を中心に42人が参加した。いくつかの被侵略の資料館、さらには現代中国の最先端技術の現場を自らの目で見て、現地の人々と交流しながら、過去と未来にわたる日中関係の課題と可能性について学びを深めた。 続きを読む


戦争と平和をめぐる「二つの潮流」

若者が平和と未来をどうつくるか

青山学院大学名誉教授 羽場 久美子

 

 

 若者による訪中団の派遣、本当におめでとうございます。
 戦後80年、原爆投下80年、また、日清戦争終結の下関条約から130年、日露戦争終結から120年でもあります。若者が平和と未来をどうつくるのか、どうすれば平和をつくれるのか。 続きを読む


日中不再戦 ■ 国会前にて7月7日

 「わたしの戦後80年」リレートーク集会

植民地支配としっかり向き合おう

 日本が中国への侵略戦争を本格化するきっかけとなった「盧溝橋事件」は1937年7月7日に起こった。その日から88年たったこの日、国会議事堂正門前で「わたしの戦後80年」リレートーク集会が開かれた。日本青年団協議会やNGOピースボートなどが中心となった実行委員会主催。集会には約200人が参加し、同時にユーチューブで全国に発信された。

以下のURLから録画を見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=6d18ZHstVzM

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日米地位協定 ■ 末松義規衆議院議員×屋良朝博衆議院議員

日米地位協定への関心高まる

対談  アメリカの植民地を脱するために

 立憲民主党および会派所属議員による日米地位協定研究会が6月3日、「日米地位協定について議論を深め、論点を整理する目的で」立ち上げられた。非常に注目すべき動きと考え、会長となった末松義規衆議院議員と会の中心を担う屋良朝博衆議院議員に対談いただいた。お二人をはじめ研究会の皆さんの奮闘に大いに期待したい。以下、編集部の責任でまとめた。 続きを読む


主張 ■ 『日本の進路』編集部

侵略と植民地支配の歴史を総括し
「日中韓連携」アジアに生きる日本へ

 日本敗戦80年の8月15日が目前となった。
 トランプのアメリカは、覇権維持をねらって中国抑え込みに躍起だが「対米依存」の日本を突き放してもいる。ところが石破政権は「交渉」に明け暮れる。
 わが国は、「対米依存脱却」を明確にしない限り譲歩を迫られるだけだ。
 近隣諸国、中国、韓国などと共に「アジアに平和に生きる」道を選択する時だ。そのためには日本の過去の侵略、植民地支配の歴史の清算が不可欠である。 続きを読む


南西諸島「住民避難計画」とシリコンアイランド九州構想

「安全」と「発展」が真に調和する社会に

戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク共同代表 海北由希子

 2022年12月16日の閣議決定以降、「安保3文書」に基づいた軍拡が九州・沖縄・西日本でものすごい勢いで進められている。
 日本の西端に位置し、東アジアの重要な地政学的ポイントと接している九州・沖縄は、日本の防衛の最前線として自衛隊の配置や演習の場として注目されてきた。福岡の築城基地の滑走路延長と米軍基地化、佐賀の新基地建設とオスプレイ配備計画、鹿児島や大分の弾薬庫新増設など、広域的に同時進行で軍拡が進められている。 続きを読む