連続した狼煙 やりきって、やりきって、やりきろう
実行委員会代表 菅野 芳秀さん(山形県・農民)
5年間で26万の農家が離農しました。パーセンテージで言うと全農家の23%に当たるんだそうです。たった5年の間に4分の1近くが離農した。
そういう状態の中で、残っている農家はどうか。去年私は、農民の中では若手のホープだというふうに言いましたが今日は決してそんなこと言いません。もう足元がふらついて杖なにしごあいさつできません。
しかし、皆さんに知ってもらいたいんです。今コメ農家の平均年齢は71歳です。農業を支えているのは団塊の世代76歳、77歳、78歳、この人びとが今の日本農業の中心世代です。
5年後を想像してみてください。団塊の世代は肉体労働ができなくなっている。農作業の現場から離れていますよ。羊羹を切ったかのように日本から農民がいなくなっていく。おそらく食がプツンと途切れる。このことを誰も知らない。
その段階で大騒ぎしても遅い。どうにもならない。
農民が一人育つには何年かかると思いますか。単に農作業の技術を覚えればよいというものではありません。そんなことで農家をやれるわけではない。だけど政府は、そのための方策を何も取ってない。おそらく5年後には私たちが見たこともないような景色が日本中に広がっているはずです。
そうさせない、これは国民的な課題です。国民的に解決しなければならないからこそ、われわれは令和の百姓一揆を敢行した。皆さん、打ち上げ花火に終わらせてはなりません。連続した狼煙として、やりきって、やりきって、やりきろう。
私は足腰は悪いけどね、皆さんの先頭に立って闘い続けることを百姓の一人として誓います。ご清聴ありがとうございました。
