長崎で8月13日シンポジウム開催

敗戦・被爆80年 過去・現在と向き合い未来をつくる

 「敗戦・被爆80年 過去・現在と向き合い未来をつくるシンポジウム」が長崎市内で8月13日、実行委員会主催で開かれ、一般社団法人MICHISHIRUBEと自主・平和・民主のための広範な国民連合・長崎が共催した。参加者は約100人、10歳代から30歳代の若者の参加が目立った。
 第一部は、羽場久美子青山学院大学名誉教授による基調講演。テーマは「敗戦・被爆80年とグローバルサウス時代の東アジア平和構想 沖縄・広島・長崎・若者たちを平和のハブに!近隣国の若者との共同!日中不再戦」。第二部が、6人の若者によるシンポジウム。シンポジウム全体を通して、「日中不再戦」「ナガサキを最後の被爆地に」の思いを、特に若い世代と共有できたのではないか。

平和への共同の発展を
確信

 参加者の半数以上がアンケートを書いてくれ、そのうち半数以上が若者だった。一部を紹介すると――
 *同世代の若者の方々が非常に活発に発言されている様子を見て、このような活動を知ることができる機会は非常に貴重であり、再び参加したい。
 *戦争が誘導され植民地主義に向かうという流れが構造化されてしまっていると思う。日本は被爆国であり、加害国でもあり、アジアの中心となって平和を目指したコミュニティーの中心になるべき。特に核抑止論の中に巻き込まれるのではなく、先陣を切って手放すべきである。
 他の若者の多くの方の書き込みも、同じような感想が多かった。
 「平和な未来をつくるために」これから若者と共同でできることは何か、答えをいただいたように思う。

 (広範な国民連合・長崎事務局)