中小企業、雇用、介護・医療問題
切実な要求を掲げ鳩山政権に国会行動
鳩山政権発足から2ヶ月の11月20日、「2番底」が懸念され危機に直面している商工業者、失業者、医療・介護関係者らが衆参議員会館において対政府・国会行動を行った。これらの切実な要望に鳩山政権がどう応えるか。
鳩山政権発足から2ヶ月の11月20日、「2番底」が懸念され危機に直面している商工業者、失業者、医療・介護関係者らが衆参議員会館において対政府・国会行動を行った。これらの切実な要望に鳩山政権がどう応えるか。
神奈川の派遣社員
私は1980年生れで東北出身です。中学卒業後、技術者養成学校に入りましたが、軍隊式の校風が合わず中退。1年間建設現場など様々なバイトをやりました。地元の商業高校に入りましたが、親の経済的理由で中退しました。学費は奨学金でなんとかなりましたが、生活できないので中退し働き始めました。いろいろな派遣会社を通じて職を転々とし、自衛隊にも2年間入隊しました。履歴書の職歴欄に書ききれないほどいろんな仕事をしました。
私たちの世代は正社員の募集はあまりなく、正社員への就職が難しい人たちが大勢いる。好きで派遣労働をしているわけではない。中学の同級生で安定した職場は市役所に勤めている人たち、バイトとか派遣をやっている同級生が半分以上です。正社員になれた人もほとんどが中小零細企業です。私には通称「どもり」と言われる障害があり、言葉がスムーズに出てこないため就職活動もままならず、派遣労働者になった。
3月16日、総務省、厚労省、経産省、国交省の代表を衆議院議員会館に呼んで「雇用と地域経済を守り、経済・産業政策の転換を求める地方議員集会」が開かれ、政府への要望書が提出された(写真)。