国民連合一覧

2021 新年のご挨拶 照屋 大河 さん

沖縄県議会議員 照屋 大河

 「アフター・コロナ」時代の到来を願いつつ、今年も沖縄の諸課題解決のための政治を頑張ってまいります。
 膨大な米軍基地を抱える沖縄では、民間地と米軍施設の境界線が「フェンス1枚隔てただけ」という地域が少なくありません。多くの日本人従業員が基地の中で働いており、県民の生活は米軍と密接な関係にあります。新たな基地負担が浮き彫りになりました。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 組坂 繁之 さん

部落解放同盟中央執行委員長 組坂 繁之

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、私たちの生活はもちろんのこと、人権や平和の確立を求める闘いにも、多くの制限や制約があるなかでの取り組みになりました。
 何よりもこれまでの医療制度の改悪、福祉や社会保障関係予算を削減してきたことが、医療崩壊を生み出している点では、まさに経済優先をすすめてきた政治による「人災」であるといえます。さらに安倍政権を継承するとした菅政権も、いっそうの経済優先政策をすすめることで、全国的な感染拡大の状況が続いています。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 中園 謙二 さん

日本青年団協議会 会長 中園 謙二

 日頃より労働者や商工自営業者、農林漁業者をはじめ広範な国民の連合を発展させるべく運動に取り組まれている貴団体の皆さまに深く敬意を表し、全国の青年団を代表してメッセージを送ります。
 新型コロナウイルス感染症によって世界規模で起こる未曽有の事態が、私たちの生活を大きく脅かし続けた2020年。大きく変化する環境の中で、私たちは常に何かを選択し、決断しながら生きていかなくてはなりません。私たちを取り巻く生活環境、職場環境、社会環境は一年前とは大きく変わりました。日青協では、多様化が多様化を生み、社会が複雑化する今だからこそ、あらためて私たちの運動の原点は何か、足元は何かを考え直す良い機会と受け止め、今一度組織再編に向けて動き始めました。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 中家 徹 さん

一般社団法人 全国農業協同組合中央会 会長 中家 徹

 新型コロナウイルスは、農業分野でも需要減退による価格低下が幅広い品目で発生し、今もその影響が残っているものもあります。大きな影響を受けている生産者の方々を支援するため、消費拡大対策などに取り組んでいますが、先が見通せないなか、当面は苦しい状況が続くものと想定されます。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 西原 正行 さん

北海道農民連盟委員長 西原 正行

 昨年は何よりも新型コロナウイルスの感染拡大によって、われわれの生活が大きく変貌した年でもありました。生産現場においても外国人研修生が来日できなくなったため、農作業が滞るなどの影響があったほか、外食産業を中心に農畜産物の需要が大幅に減少し、価格などにも悪影響を及ぼしており、少しでも早い終息を願うばかりです。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 村田 くるみ さん

高等教育無償化プロジェクトFREE 総合コーディネーター 村田 くるみ

 学生が置かれる立場はコロナ以前より一層増して緊急を要する事態へと変化したことが、私たちが4月から行ったアンケート調査からも判明しまた。アルバイトなしでは送れない大学生生活や、学生アルバイトが保護されない非正規雇用の実態などが如実に学生を蝕む存在として表面化しました。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 劉 洪才 さん

中国国際交流協会副会長 劉 洪才

自主・平和・民主のための広範な国民連合の皆様
 新年の初めにあたり、中国国際交流協会を代表して、皆様に新年のご挨拶を申し上げますとともに、新しい一年、貴連合の事業のさらなるご発展をお祈りいたします。 続きを読む


2021年 年頭のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます

自主・平和・民主のための広範な国民連合 代表世話人一同

 新しい年を迎えました。コロナ禍の厳しい状況の下で、命を守り平和と生活向上を求め闘い続けておられる全国の皆さま、とりわけ玉城デニー知事を先頭とする沖縄の皆さまに連帯と感謝のごあいさつを申し上げます。 続きを読む


戦争の危険含む歴史的転換期の世界

コロナ禍でのバイデン新政権発足

日本の自主・平和の進路選択は切迫した課題

『日本の進路』編集長 山本 正治

 コロナ禍の中で新年を迎えた。歴史的転換期に 備えを急がなくてはならない。
 全世界の感染者は、新年には8000万人を突破、死者も160万人を超す。なかでもアメリカは最悪である。
 リーマン・ショック以来危機を深めていた世界経済はこの衝撃で失墜、今日、第2次世界大戦の時期以上の危機といわれる。失業と貧困、飢餓が全世界を襲っている。
 アメリカは、トランプ政権からバイデン新政権に代わる。しかし、大統領選で露呈した国内疲弊、貧困と格差、分断と対立は激しい。戦後世界の覇権国アメリカは完全に行き詰まっている。 続きを読む


ヨーロッパの統合もアジアの分断も、アメリカの世界戦略

アジアの共同をいかにつくるか?

青山学院大学教授 羽場 久美子

「ツキジデスの罠」

 「権力が入れかわるとき、戦争が始まる」――ハーバード大学教授、グレアム・アリソンは、紀元前431年に始まったペロポネソス戦争以降2000年の体制転換を分析しつつ、『米中戦争前夜』でこう述べている(1)。2020年の新型コロナウイルスの蔓延はさらにそれを推し進めているように見える。20年8月初めまでの6カ月で500万人の感染、16万人の死者を出し、さらに感染を拡大させているアメリカは、経済のみならずコロナ対策においてもリーダーとしての正統性を失いつつある。同盟国欧州や日本でさえアメリカ・トランプ政権の経済的・政治的衰退と同盟国批判に戸惑いを見せている。 続きを読む


学術会議◆任命拒否の波紋

羽場久美子

青山学院大教授・国際政治学、元日本学術会議会員、現連携会員

日本学術会議新会員の六名を菅首相が任命拒否したことは、安倍政権の忖度政治が一歩進み、学問の自由への介入につながる大問題だ。政府の統制が、政治家・官僚・マスコミから学者へと広がりつつある。国民の自由意見の自粛・相互規制につながる。
 学術会議は三部会(人文社会、生命科学、理学工学)からなり、筆者は選考委員として参加した経験も持つ。拒否された六人はすべて人文社会の学者だ。法学、政治、歴史、宗教。広く社会を、民主主義・自由主義の観点から批判的に分析し、いわば政権を監視する学問である。 続きを読む


[「東アジア不戦宣言」の提唱を受けて]角田 義一

長老の提言に賛意を表します

広範な国民連合全国代表世話人、弁護士、元参議院副議長 角田 義一

 各界長老が連名で発表した「東アジア不戦の提言」について全面的に賛意を表し、微力ながらその実現に向けて努力したいと存じます。 続きを読む


菅義偉新政権の成立 ■ 安倍政権崩壊は必然

新しいグランドデザインが求められている

『日本の進路』編集部

 9月16日、国会で菅義偉首相が選出され、新政権が発足した。
 7年8カ月に及ぶ安倍政権は、首相が政権を投げ出して崩壊した。全国の自民党員による党員投票すらなしの総裁選出であった。公明党は、節操もなく今回も連立で政権に加わった。菅新首相と関係が深いといわれる日本維新の会は、事実上の与党である。
 他方、枝野幸男氏を代表に新たな立憲民主党が立ち上がった。野党各党は、首班指名選挙で枝野氏にこぞって投票し、解散総選挙に備えるとしている。 続きを読む