新年あけましておめでとうございます
自主・平和・民主のための広範な国民連合
代表世話人 角田 義一 西澤 清 武者小路 公秀 吉田 伸 原田 章弘 佐々木 道博 加藤 毅
新年を迎えました。2年続きのコロナ禍の厳しい状況の中、国民の命と生活の危機を打開し、平和を守りアジア共生の政治を実現するため奮闘しておられる全国の皆さまに、とりわけ玉城デニー知事を先頭とする沖縄の皆さまに連帯と感謝のごあいさつを申し上げます。また、献身的に努力されている保健医療関係者をはじめ、エッセンシャルワーカーと呼ばれるすべての労働者の皆さまがたに深く感謝申し上げます。
過ぎた一年、皆さまから私どもにお寄せいただいた多大なご支援・ご厚情に改めて心よりお礼を申し上げます。
昨年夏、初めての試みでしたが、オンラインで第17回全国地方議員交流研修会を開催いたしました。「米中激突のアジア――問われる日本の進路」のパネルディスカッション、コロナ感染症下の医療保健政策と貧困問題の地域・自治体での活動の経験交流、それに「大阪府の医療崩壊と維新政治」の検証など、活発な交流が行われました。その後、感染症対策などで政府への申し入れなど共同した活動が進んでいます。
10月の総選挙直前には、「対中国外交の転換を求める」緊急共同の取り組みを進めました。日中国交正常化50周年の今年に向けて、重要な問題提起になったと自負しております。
コロナ禍や大災害頻発もあって農林漁業と地方・国土を維持再生させる課題が重要さを増しています。衝撃的な『農業消滅』を書かれた鈴木宣弘先生を中心にオンラインで講演と討論の会を始め、川田龍平参議院議員にも講師を務めていただきました。命を守る「流域治水」で、嘉田由紀子参議院議員のオンライン講演会も行いました。
『日本の進路』誌は昨一年、ますます多くの方がたに投稿、あるいはインタビューでご協力いただき誌面を充実させることができました。
こうした活動に各方面から寄せられた多大なご協力に重ねて深く感謝申し上げます。
今年は、日中国交正常化と沖縄「施政権」返還の、記念すべき「二つの50周年」です。しかし、対中国外交は途絶え、日中関係は国交正常化以来最悪の状況で、沖縄は今、「再び戦場」とされかねない状況に直面させられています。政府自民党は、「台湾問題は日本有事、日米同盟有事」と南西諸島の軍備強化を強行しています。この危機は、沖縄だけではありません。私たちは、「日中不再戦」、そして「アジアの共生」を国の進路とするため奮闘します。
何よりも、コロナ禍で一段と厳しさを増している「貧困」打開のための闘いを強化いたします。農林漁業を再生し国土保全と安全な食料自給、また、原子力や火力発電に頼らぬ自然エネルギーの地域自給で、持続可能な自立した日本をめざします。憲法改悪を許しません。
広範に連携した国民運動の発展が必要です。同時に、夏の参議院選挙、また、沖縄県知事選挙など、国と地方の選挙闘争でも共同を強めます。
皆さまがたといっそう力を合わせて「自主・平和・民主」の政治をめざして今年も奮闘する決意です。そのためにも都道府県・各地域から国民連合を強化しようではありませんか。
変わらぬご協力を重ねてお願いし、新年のごあいさつといたします。