2016年11月28日に開催されたパネルディスカッション「亡国の道打ち破り、日本の未来を拓く」の講演動画を公開しています。
「国民連合」一覧
小池都政で勤労都民が豊かに暮らせる東京になるのか
斉藤 ゆうこ
「都政大改革」を掲げた小池百合子氏が第20代の東京都知事に就任した。果たして291万票を投じた都民各層が安心して暮らせる都政になるのだろうか。そして「都民ファースト」とは「どの都民」のことなのか。 続きを読む
対米追従の限界~背筋凍るTPPの真実
<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)
食料安全保障政策の確立を
東京大学大学院教授 鈴木 宣弘
「東京オリンピックまで首相を続けたい」という発言に象徴されるように、米国に追従して自らの地位を守り、国民の命と生活を犠牲にする政治は限界に来ている。米国でも批准が困難になっているTPP(環太平洋経済連携協定)を決めようと、日本政府は水面下で国益を差し出し、ひとり批准を急ぐ。
危険水域に入った暴走政治の現状と背筋凍るTPPの真実を見る。 続きを読む
これからの世界でどう生きていくか・丹羽宇一郎さん語る
<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)
いまこそ、独自の新しい日本の国家像を
財界人・元中国大使 丹羽 宇一郎さん
いま求められる「真実を語る」勇気
これからの世界情勢の中で、どう生きていくかは、いま、日本のいちばん大きなテーマです。そのためには、「真実を語る勇気」が求められていると思います。
世界のあちこちで、問題が起きています。
私に言わせれば、こうしたことについて、政府はもちろん、それに反対している人びとも、学者、文化人と言われる人びとも真実を語る努力をしていない。取り繕ったり、自分の都合のいい立場の議論をしている。 続きを読む
日本の「原子力平和利用」の内実と現状
<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)
小出裕章(元京都大学原子炉実験所)
騙され続けた国民
日本で「原子力」といえば、多くの人は「原子力発電」を頭に描く。原子力発電は「平和利用」と言われ、人類の未来のエネルギー源を担うと言われた。それが実現できれば、電気の値段がつけられなくなるほど安く発電できるとも言われたし、厳重に安全審査をするので、大きな事故など決して起こらないと言われた。
安倍政権いう「戦後レジーム」は「永続敗戦レジーム」に他ならず
<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)
面白い時代状況、覚悟をもって臨もう
白井 聡(京都精華大学教員)
本論は、8月18日の第13回全国地方議員交流会全体会合での白井聡さんの問題提起での発言を加筆修正したものです。(編集部)
■諸問題を結ぶ共通点は何か
私はいまのさまざまな政治的課題を貫く、「共通の構造」というものがあると思っています。
例えば、沖縄を取り巻く諸問題についてです。ときの政権は、長年、沖縄を構造的差別ともいうべき状況に置き続けてきました。そして、それに対する不満がまさに爆発しつつあります。にもかからず、沖縄県民の声に耳を貸さずに、辺野古への新基地や、高江のヘリパッド建設などを強行しようというのが、安倍政権がやっていることです。 続きを読む
2016 第13回全国地方議員交流会の開催
広範な国民連合の発行する機関誌「日本の進路」地方議員版編集部が事務局を担う第13回全国地方議員交流会が福岡市で8月18-19日に成功裏に開催されました。
主催:実行委員会 代表・中村進一(三重県議会議員)
写真は18日午後の全体会合。檀上は、実行委員会代表の中村進一さん(三重県議会議員)。
以下、満場一致で確認された、2016全国地方議員交流会アピール。 続きを読む
「憲法9条とわれらが日本」―未来世代に手渡したい
<シリーズ・日本の進路を考える>
世界の政治も経済も危機は深まり、わが国を亡国に導く対米従属の安倍政権による軍事大国化の道に代わる、危機打開の進路が切実に求められている。
本誌では、各方面の識者の方々に「日本の進路」について語ってもらい、随時掲載する。(編集部)
大澤 真幸(社会学博士)
日米安保条約によって9条の精神は骨抜きにされている
皆さんは、参院選ではたくさんの政党があって、その中で自公が勝ったと思っているかもしれないが、そうではない。これから話すことは、一瞬「えっ!」と思われるかもしれないが、よく考えればすぐに分かっていただける。表向きは自公の勝利で野党の敗北という図式に見えるかもしれませんが、そう言ってしまうと、事柄の本質は見えなくなる。 続きを読む
参院選から何を学ぶか?
「日本の進路」編集部
「野党統一」の成果と限界から教訓を学ぶ
参院選結果をふまえて安倍首相は、秋の臨時国会から衆参両院の憲法調査会での議論開始を提起し、さらに解散・総選挙を狙っている。現憲法体制の政治史は新たな段階を迎えることになった。
しかし、結果としての参院議席構成だけに目を奪われてはならない。3年前の選挙と比べると、自民獲得議席は9議席減で、民進党は民主党獲得議席比で15増。自民党の得票率は1・2%減で他党に競り負けたのである。何よりも、安保や原発の基本政策での激戦となった沖縄と福島県で現職2閣僚が落選した。 続きを読む
第13回全国地方議員交流会のご案内
超党派の地方議員による実行委員会が主催
詳細は、全国地方議員交流会案内チラシ(PDF)をご確認ください。
また、お申し込みは、第13回全国地方議員交流会参加申込書(Word)か第13回全国地方議員交流会参加申込書(PDF)にてメールかFAXにてお寄せください(申込先は申込書に記載されております)。
改憲のための政策か、生活のための政策か
2016年5月21日の「参院選、真の争点は何か。提言討論会」での発言
文責:編集部
竹信三恵子さん(和光大学教授 元朝日新聞編集委員)
「改憲」への地ならしに収斂される安倍政権の政策
アベノミクスとは何か。 私は、これが出てきたときから、これは改憲のための「毛バリ」だと言ってきました。改憲をするためには国会で3分の2の勢力が必要です。それを調達するには、改憲の牙を隠して景気がいい経済でいくしかない、ということで、見せかけの経済発展を、わかりやすい形で演出する。芝居の書割(脚本)のようなものですね。それによって改憲する。そのための「毛バリ」です。 続きを読む
[追悼] 玉城義和さん
広範な国民連合全国世話人、沖縄「島ぐるみ会議」事務局長、沖縄県議の玉城(たまき)義和さんが6月3日、食道癌(がん)のため名護市内の病院で亡くなられた。享年68歳。謹んでご冥福をお祈りするとともに、加藤毅事務局長の弔文と昨年の全国総会時の玉城義和さんのスピーチのエッセンスを掲載する。
加藤 毅 広範な国民連合・事務局長
「玉城義和さんが食道がんで亡くなりました」。その知らせに私は愕然としました。沖縄にとっても日本全体にとっても、掛け替えのないリーダーを、私たちは失いました。 続きを読む