『不戦宣言』呼びかけ人 日本外国特派員協会で記者発表
「東アジア不戦宣言」の呼びかけ人たちによる記者会見が、2022年2月22日午後2時から、日本外国特派員協会(FCCJ)において開催された。会見には、西原春夫(1928年3月13日生)東アジア不戦推進機構代表・元早稲田大学総長、明石康(1931年1月19日生)元国際連合事務次長、谷口誠(1930年3月31日生)元国連大使・元OECD事務次長のほか、この運動に共鳴する方々が出席した。
会見では、西原春夫代表から「私たちは何を目指しているのか」との基調発言が行われ、これを踏まえて明石康氏から「提言」が行われた。会見の全体は、FCCJのYouTubeサイトで見ることができる。
この企画は、太平洋戦争時代を知る最後の世代である長老18人が集まり、2020年8月に「二度と戦争への道を歩んではいけない」という決意を新たにして、世界に向けて以下の提言を行うところから始まった。それは、2022年2月22日22時22分22秒という平和のシンボルである2の数字が12重なる千年に一度という特異日に、東アジアの国々の首脳が、『あらゆる対立を超克して連帯し、人類の絶滅を回避する努力をする』『少なくともまず東アジアを戦争のない地域にする』という宣言を、共同又は単独同時に発出するという願いをこめた要請であった。(詳細は『日本の進路』20年9月号に)
しかし、長老たちの強い願いにもかかわらず、東アジアを含む世界の緊張はますます激化している。18名の長老の中で4名の方が志半ばで亡くなられた。
今こそ、長老たちの『東アジア不戦』の呼びかけを支持し、共に努力しようではありませんか。