知事選に向けて実現してほしいこと
Action 琉球 神谷 めぐみ

私は、次の沖縄県知事選挙で、「平和で豊かな琉球」を本気で実現しようとする候補者が選ばれることを強く願っている。そして、その可能性を持つのは、3選を目指すデニー知事だと考えている。
琉球弧では、自衛隊基地の増強やミサイル配備、日米軍事一体化が急速に進められている。
しかし、私たちはその道を望んでいない。琉球の歴史を見れば、日本政府は長年にわたり琉球を利用してきた。かつて独自の歴史と文化を持っていた琉球王国は、日本に併合され、戦争ではヤマト防衛のための捨て石として沖縄戦へ巻き込まれた。多くの住民が犠牲となり、戦後もまた、広大な米軍基地を押し付けられてきた。
現在も、騒音、事件・事故、環境汚染など、基地負担は琉球に集中している。それだけではない。
大型開発や公共事業で利益を得るのはヤマト資本であり、琉球の人々の暮らしは依然として厳しいままだ。観光依存の経済構造も脆弱であり、「豊かな琉球」とは言い難い現実がある。
沖縄戦で失われた鉄道も、戦後長い年月がたった今なお造られていない。基地を抱える構造の中で、琉球の経済的自立や発展が意図的に後回しにされてきたのではないか。私は、この状況を植民地的構造だと感じている。
さらに現在、日米と沖縄県との間では、米軍関係者による性暴力問題についての協議や対応強化が続いている。このような重要な会議には、本来、多様な市民団体の声が反映されるべきである。
しかし現状では、基地反対を明確に掲げない、行政にとって扱いやすい「市民団体」が、会議を主催する側によって選ばれていることに疑義がある。
「琉球の自己決定権」を取り戻す
市民参加とは、単に形式的に団体を入れることではなく、多様な立場や厳しい意見も含めて、きちんと議論の場に反映されることで初めて意味を持つ。県にとって都合のよい声だけでなく、怒り、問題提起を続けてきた人々の声にも真摯に耳を傾ける姿勢が必要だ。
だからこそ必要なのは、「琉球の自己決定権」を取り戻す政治である。中央政府に従うだけではなく、琉球の民意を軸に未来を決める政治だ。そのためには、国へ迎合せず、琉球の立場から明確に声を上げられるリーダーが必要である。「私たちは琉球人である」ということを、公の場で自認し、「琉球の自己決定権」を取り戻す政治をしてほしい。
日本の政党政治の中で、これまで琉球は繰り返し犠牲にされてきた。安全保障、外交、経済、そのたびに「国益」の名の下で琉球が利用され、負担を押し付けられてきた。だからこそ、まず必要なのは、この構造から脱却することである。
私は、軍事力によって平和が守られるとは思わない。ミサイル基地が増えれば増えるほど、琉球が再び戦場になる危険性は高まる。子どもたちに残すべきなのは、軍事要塞化された島々ではなく、自然と文化、人々の命と暮らしが大切にされる平和な琉球である。
琉球は、ヤマト政党の沖縄支部ではない。琉球の人々が誇りを持ち、自分たちの未来を自分たちで決められる社会を実現してほしい。そのような知事選挙になることを、私は心から願っている。
3期目にできること、琉球人としてばんみかしてくみそーれ!(圧倒してください!)
