令和の百姓一揆

日本の食を守るため立ち上がる時が来た

3月29日 全国同時多発で

 広範な国民連合は、「3月29日の『令和の百姓一揆』2026に呼応し、全国各地域での大小さまざまな取り組みを呼びかけ組織する」ように呼びかけている。すでに、全国各地で連帯する行動が準備されている。福岡県と熊本県人吉球磨での取り組みの様子を紹介する。どの地域でも、「日本の食を守るため」立ち上がろうではありませんか。

福岡県 1年間の各地での取り組みの上に

 昨年3月30日の一揆当日には、福岡市東区と大牟田市で連帯する行動に取り組んだ。いずれもスタンディングとリレートークで、その後の行動の出発点となった。福岡市のメンバーは、昨年11月30日にも「令和の百姓一揆」の幟を掲げて街頭宣伝を行った。
 大牟田では昨年、4月19日に「食と農の今を考える」シンポジウムを準備中で、急きょこの行動に参加。シンポジウム前段の取り組みとして、新規就農者、農家、消費者運動、産直事業者、市議会議員など、地域も大牟田、筑後、柳川、それに熊本県荒尾市なども含めて10人が発言した。またシンポジウム自体も、有明海を渡って長崎県島原市からの参加者があるなど、110人を超える参加で盛会となった。
 さらに「南筑後地域」の連携をめざして5月、「食と農の課題を考える南筑後懇談会」が立ち上がった。「持ち回りで懇談会を開く」を申し合わせ、これに沿って7月に柳川市で、10月に筑後市で学習会を開催。4月には三潴郡大木町で「循環のまちづくり」に関するフィールドワークを予定している。
 これらの各地の取り組みを全県的なものにすることをめざして11月30日、「日本の食と農の未来を考えるシンポジウム『飢えるか、それとも植えるか』」が開催された(本誌新年号で既報)。新しい連携を生み出す画期となる集会となった。

各地域での自律的な運動を

 私たちは今回の「令和の百姓一揆2026」に連帯する行動を、昨1年間の連続した取り組みと地続きのものと位置づけている。福岡市東区、大牟田を含む南筑後に加えて、今回は筑紫野市でも予定している。それぞれの地域の特性に合わせて、以降の活動につながるようにしたい。
 詳細はまだ確定してないが、筑紫野では中山間地の農家と懇談会をもちながら準備を進めようとしている。南筑後では、主に消費者を対象にした講演会を開催し、連続して街頭行動を実施するという案も提起され今後議論する。
 また、東京での行動がかなり長時間にわたるため、県内3地域の取り組みの時間をずらして、相互に行き来や連携ができるようにしては、という案なども出されている。
 いずれにしても、「1日だけの出来事」に終わらせない取り組みにしようと相談している。
 県内でも「市民連合ふくおか」という団体が、当日の夕方福岡市の天神で街頭宣伝を行うということが分かった。他にも、私たちの知らない所でさまざまな行動が準備されているだろう。各地で自立的に取り組まれればそれは素晴らしいことである。
 そうした取り組みを交流する場を作り持続的な運動をめざしたい。県境を越えて。

 (広範な国民連合・福岡事務局 樋口茂敏)