「2027年の介護保険制度改正」オンライン学習会開催
「2027年の介護保険制度」オンライン学習会が小竹雅子さんを講師に5月13日開催された。昨年の第21回全国地方議員交流研修会参加議員の呼びかけで結成準備が進む「社会保障の確立を求める議員連盟(準備会)」(発起人代表・上山貞茂鹿児島県議会議員)が主催し、北海道から沖縄まで170人が参加した。テーマは27年から本格実施される介護保険制度改正であり、制度の持続可能性を名目に大きな転換点を迎える内容が示された。講師の小竹さんは、介護保険制度の発足以前から、介護保険に着目し電話相談を開設したり、制度発足後もメールマガジン「市民福祉情報」を無料発信したりするなど、制度の在り方について数々の問題を提起している。
今回の改正の問題点ポイントは二つあった。
今回の改正で最も影響が大きいのは、利用者負担2割の対象拡大である。「一定以上所得」の基準見直しにより、これまで1割負担だった層にも2割負担が広がる可能性が高い。現場ではすでに利用控えが起きており、参加者からも「生活を直撃する負担増だ」との声が上がった。
もう一つの大きな焦点が、人口減少地域を対象とした「特定地域」制度である。訪問介護・通所介護など在宅サービスを、市町村裁量の地域支援事業に移すことが可能となり、人員配置基準の緩和や包括報酬化も認められる。事業所の経営維持を目的とする一方で、サービスの質低下や利用者の選択肢縮小につながる懸念が強く示された。特に中山間地域では、既に基準該当サービスが経営難に陥っており、「給付から外される地域」が生まれる危険性がある。
学習会の最後に上山貞茂・議員連盟発起人代表から、7月21日から横浜市で開催の第22回全国地方議員交流研修会と、交流研修会終了後の7月23日に予定されている対政府要請行動への参加が呼びかけられた。
地方から政治を動かし、住民の暮らしを守る力を積み上げていくため全国地方議員交流研修会への期待は大きい。
第22回 全国地方議員交流研修会
〇と き 2026年7月21日(火)
13時30分~
〇ところ 横浜市開港記念会館 他
〇問い合わせ 広範な国民連合全国事務局へ

