遺骨と血の混じった土を基地造りに使うな
具志堅隆松さんハンスト 応答する若者が緊急ステートメント
3月1日から沖縄でガマフヤー(遺骨収集者)の具志堅隆松さんがハンガーストライキを始めた。これに呼応し、若者たちが3月6日、「日本に生きるひとりひとり」に次のような呼びかけを発した。受け止めたいと考え、その要旨を紹介する。編集部
今回の件については、なんとしても止めたいんです。これは基地に賛成とか反対とか以前の、人道上の問題だ
3月1日から沖縄でガマフヤー(遺骨収集者)の具志堅隆松さんがハンガーストライキを始めました。沖縄戦犠牲者の遺骨の混在が指摘されている沖縄本島南部の土砂を、名護市辺野古で強行される新基地建設の埋め立てに用いるという日本政府の方針に強く抗議をするためです。
具志堅さんの想いに呼応し、私たち若者有志は以下のことを求めます。
私たちが求めること
・日本政府、防衛省、沖縄防衛局は、沖縄の人々の思いと、人道的に行ってはいけない行為だということを理解し、速やかに沖縄本島南部の土砂採取計画の中止を決定すること。
・沖縄県知事は、自然公園法33条2項をはじめとする、様々な法律を検討し、沖縄防衛局が行おうとしている沖縄本島南部の土砂採掘計画の早急な中止・制限を決定すること。
・本土のメディアが、本件について大きく報道すること。
私たちの提言
・菅首相をはじめとする日本政府関係者は沖縄の歴史、戦争から現在まで続く諸問題を学び、それらの根本的な解決に向けて動くこと。
・日本に生きるひとりひとりが、この問題を沖縄という一地方の政治問題として捉えるのではなく、日本全体の戦後処理・戦争体験継承・人権意識・民主主義に関わる問題として、当事者意識を持って学び、議論する、開かれた場をつくること。
<呼び掛け人>
石川 勇人 沖縄国際大学
坂本 菜の花
西尾 慧吾 Yale University
福田 和子 University of Gothenburg /
#なんでないの プロジェクト代表
古井 愛 任意団体JIWA-JIWA共同代表
元山 仁士郎 「辺野古」県民投票の会元代表/
一橋大学大学院法学研究科博士課程
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