賃上げこそ物価高対策の王道である
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘

今日、日本社会が直面している物価高は、多くの人々の生活を不安定にし、将来への展望を曇らせている。食料品やエネルギー、住宅関連費用の上昇は、日々の暮らしに直結する問題であり、とりわけ低所得層や中間層に大きな負担を強いている。
政府は補助金や減税、価格抑制策などを繰り返し打ち出している。だが、それらは一時的な対症療法に過ぎず、問題の根源的な解決には至っていない。 続きを読む
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘

今日、日本社会が直面している物価高は、多くの人々の生活を不安定にし、将来への展望を曇らせている。食料品やエネルギー、住宅関連費用の上昇は、日々の暮らしに直結する問題であり、とりわけ低所得層や中間層に大きな負担を強いている。
政府は補助金や減税、価格抑制策などを繰り返し打ち出している。だが、それらは一時的な対症療法に過ぎず、問題の根源的な解決には至っていない。 続きを読む
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘さん

JAMという労働組合は中小企業の製造業を中心に組織をされておりまして、300人未満の中小が全体の8割、およそ2000単組39万人を組織しております。連合の中では5番目に大きい組織です。
ちょうど春闘の真っ盛りでありますので、中小労働者が今置かれている状況について少しご説明をさせていただきたいと思います。今年のJAMの方針は、昨年の1万5000円のベースアップに2000円プラスして、1万7000円のベースアップの要求ということになっております。今年の春闘は加盟するすべての組合員がしっかりと実質賃金をプラスにしていく、物価高に負けない賃上げを獲得していくのが最大の目標です。 続きを読む
JAM(ものづくり産業労働組合)会長 安河内 賢弘

政治の状況は、まさに混沌としている。
連合あるいはJAMとしても、そして個人的にも悲願であった衆参両院での自公過半数割れが実現したにもかかわらず、その高揚感はほとんど感じられない。政権交代可能な二大政党的体制を目指し、緊張感のある熟議の国会を夢見てきたが、今目の前に現れた政治体制は熟議とは程遠く、日本のみならず世界各国で権威主義的な政治、あるいは民主主義を崩壊へと導きかねない衆愚政治が台頭してきた。 続きを読む
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘

いよいよ2025年春季生活闘争に向けた職場討議が始まります。25春闘は中小春闘をど真ん中に据えて、中小労働者が主役の春闘にしていかなければならないと決意を新たにしています。 続きを読む
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘
「あなたは投票結果を受け入れ、会長に就任することを承認しますか?」
「はい!」
一瞬の静寂の中で、一人の女性が立ち上がり、代議員席に向けてすべての参加者が驚愕するほど大きな声でイエスと叫んだ。次の瞬間、会場全体が総立ちになり興奮に包まれた。彼女の手には作業服を着た短髪の女性が握りこぶしを作ったイラストの描かれたプラカード。そのプラカードにはIGメタルのロゴとともに、“We Can Do It”と書かれていた。紺色のスーツに身を包み、長身でいかにもドイツ人らしい骨格をもった彼女は、鳴りやまない拍手の中で壇上に上がり、スピーチを始めた。
「IGメタルは強くあり続けることが世界から求められている」
彼女の名前は、クリスティアーネ・ベナー、IGメタル初の女性会長の誕生である。 続きを読む

ものづくり産業労組JAM会長 安河内 賢弘

今次春闘における300名未満の中小労組の賃上げ(定昇含む)は、8966円、3・55%であり、これは1993年の水準に匹敵する。しかし、その意味合いは大きく異なる。
ものづくり産業労働組合JAM会長 安河内 賢弘

1991年、ナンシー・ペロシ氏は天安門広場で、「中国の民主主義のために亡くなった者たちへ」と刺繡された横断幕を掲げた。およそ30年後の2022年8月3日、下院議長のナンシー・ペロシ氏は蔡英文総統と会談し、自身の訪台は米国が台湾を見捨てないことを明確に示すものだと伝えた。
時代の要請にそぐわないのは十分に承知しているが、コロナ禍において働く人々の困難や不安に寄り添うためには会って話すことが重要であり、会社と交渉して一定の譲歩を引き出すためにはWEB会議システムでは不十分である。一方で会社側のコロナ対策は過敏だと思えるほど厳格である。 続きを読む