中国侵略戦争80年レセプション
在日本中国大使館は6月25日、「歴史を銘記し、平和を守る」と題する、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年を記念する大規模なレセプションを開催した。中国の各方面と日本の平和友好団体の代表や各界の関係者など300人以上が出席した。
中国侵略戦争80年レセプション
在日本中国大使館は6月25日、「歴史を銘記し、平和を守る」と題する、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年を記念する大規模なレセプションを開催した。中国の各方面と日本の平和友好団体の代表や各界の関係者など300人以上が出席した。
日本敗戦80年の8月15日が目前となった。
トランプのアメリカは、覇権維持をねらって中国抑え込みに躍起だが「対米依存」の日本を突き放してもいる。ところが石破政権は「交渉」に明け暮れる。
わが国は、「対米依存脱却」を明確にしない限り譲歩を迫られるだけだ。
近隣諸国、中国、韓国などと共に「アジアに平和に生きる」道を選択する時だ。そのためには日本の過去の侵略、植民地支配の歴史の清算が不可欠である。 続きを読む
米国トランプ大統領は6月21日、「(過去)数十年間で世界が類を見ないような作戦を実行した」などと虚勢を張り、イランの核施設3カ所に空爆を行ったと発表した。
イラン外務省はこれに対して、「国連憲章の基本原則や国際法に対する重大かつ前例のない違反行為だ」と厳しく批判し、「領土や主権、安全保障、国民をあらゆる手段と力で防衛する決意だ」と主張した。
米国の攻撃は、どこから見ても一方的な先制攻撃でイランの国家主権の侵害であり、国際法などに明確に反した無法な蛮行である。厳しく糾弾しなくてはならない。 続きを読む
春口 あかね(筑紫野市議)
私は昨年に次ぐ訪問だったが、たった1年で改めて中国の急速な発展に目を見張らされた。
同時に、とくにハルビンで出会った青年たちの「歴史をしっかり学んでください。そして、二度と戦争をしないよう、私たちの世代で友好を築きましょう」とのメッセージを重く受け止め、日中双方が共に平和を追求し、さらに繁栄を共有していくための一歩を踏み出したい。
以下、報告します。 続きを読む
牧瀬あきこ(鳥栖市議)春口あかね(筑紫野市議)
帰国機中感想対話

左・春口あかねさん、右・牧瀬あきこさん
日中不再戦・友好交流を進める九州自治体議員の会(準)は、原竹岩海・福岡県議を団長に10人の団で4月21日~26日、中国を訪問した。北京、ハルビン、瀋陽の各都市を訪問して各方面の方々と意見交換、交流し、また、日本軍の中国東北部(旧満州)での侵略の実相を見聞し歴史に学んだ。日中不再戦・友好交流の旅だった。 続きを読む
広範な国民連合 代表世話人 羽場 久美子(青山学院大学名誉教授)

皆さんこんにちは。三つのことについてお話ししたいと思います。
今年は、日清戦争130年、日露戦争120年、昭和100年、敗戦80周年です。二度と大陸と戦争をしない、ということを誓いたいと思います。
国連は創設80周年の記念すべき年です。国連では、原爆投下80周年に核廃絶に向け国際会議なども積極的に取り組まれています。私も4月末、その国際会議に行ってまいりました。 続きを読む
第8回日中時事交流フォーラムが3月16日、開催された。劉江永教授(中国清華大学国際関係学研究院元副院長)が「日本の対中政策と日中関係の長周期法則の探究」と題した問題提起を行い、孫崎享所長(東アジア共同体研究所所長、元外務省国際情報局局長)と羽場久美子教授(城西国際大学特別名誉教授、青山学院大学名誉教授、広範な国民連合代表世話人)がコメント発言し熱烈な議論が交わされた。最後に華語シンクタンク徐長銀理事長が閉会発言を行った。 続きを読む
㈳東アジア共同体研究所所長 孫崎 享(元外務省国際情報局長)

トランプ政権の特徴は、①敵味方を厳しく峻別し、敵には報復する、媚びる者は優遇する、②短期的米国の利益の獲得を追求するにある。この基本姿勢の下、トランプ大統領は国際関係において次々に提言をする。だが彼にその提言を貫徹するつもりはない。 続きを読む

NPO法人大阪府日中友好協会副会長 戸毛 敏美

1931年9月18日に始まるいわゆる「満州事変」などを口実に、日本軍は華北(中国東北部)への侵攻を強め、翌年、「満州国」をデッチ上げます。日本陸軍の獣医として父と母はハルビンへ派遣され、私は36年に中国東北部の黒竜江省ハルビンで生まれ、戦中・戦後の22年間を中国で生きることになりました。 続きを読む
城西国際大学特別栄誉教授・青山学院大学名誉教授・広範な国民連合代表世話人 羽場 久美子

昨年、日本被団協はノーベル平和賞を受賞されました。本当におめでとうございます。ここを出発点として平和をつくっていきたいと思っています。私たちは何を社会に求めていくか、そして若者たちに何を伝えるべきかということを考えていきたいと思います。 続きを読む
日中労働者交流協会・全労協女性委員会 中原 純子

中国全国人民代表大会は、2014年2月27日、南京大虐殺犠牲者に対する「国家公祭日」(National Memorial Day)として正式に12月13日を定めた。私は昨年12月12日から15日まで、日中労働者交流協会(日中労交)第9次「日中不再戦の誓いの旅」訪中団(団長は伊藤彰信・日中労交会長、元全港湾労働組合委員長)の6人の一員として江蘇省南京市を訪問し、13日の南京大虐殺犠牲者追悼国家公祭に参列した。その他、侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)はじめ南京大虐殺関係施設を見学し、南京師範大学の学生たちと交流を行った。短期間だったが学生二人も参加して「日中不再戦を誓う」意義ある訪中となった。 続きを読む
元内閣官房副長官補 柳澤 協二(元防衛省)

11月5日の米国大統領選ではトランプが勝ち、上下両院選でも共和党が多数を獲得した。バイデン政権とハリスが国民の不満を吸収する言葉を持てなかった結果である。米国経済は、IT・先端技術産業を中心に米国一強というべき活況であった。 続きを読む
静岡県立大学グローバル地域センター客員教授 東郷 和彦(元外務省)

ウクライナ和平を選挙公約としてアメリカ大統領に選ばれたトランプが、間もなく正式に大統領職に就任する。ウクライナ和平は近く成立するだろうか。
本当にそれに至るかは、まだわからない。けれども、アメリカ大統領の選挙公約の意味は軽くない。ウクライナ和平のために今、稀有の「機会の窓」が開かれたと考える。自分はなんとしてもここで強固な基礎に立つ和平を成立させてほしいと願っている。 続きを読む
ピース・フィロソフィー・センター代表 乗松 聡子
中国・深圳市で9月18日、日本人学校の男子児童が殺害された事件について、日本のメディアは連日大きく取り扱い、日中間の外交問題として政治化した。
この日が1931年、関東軍が南満州鉄道を爆破した「柳条湖事件」の日で、その後15年間にわたる満州植民地支配と中国全土に対する侵略戦争を記憶する「9・18」の日であった。そのことから日本では、中国の「反日教育」が招いた結果であると語られ、中国に対する嫌悪が主要メディアでもネットでもエスカレートした。この3カ月前の6月24日、蘇州の日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲撃され、親子が怪我をした事件もあった。 続きを読む