国民連合一覧

農林水産業を中心に持続可能な地域経済循環をめざす

第15回全国地方議員交流研修会 第一分科会

「地域経済の現状と課題、打開の道」――その1

 第15回全国地方議員交流研修会が7月25~26日、山形市で開催された。4つの分科会が行われたが、本稿はそのうちの第1分科会の要旨報告である。残りの第2~第4分科会の報告は順次掲載する。(文責編集部)

北海道議会議員
座長 北口雄幸

 第1分科会は、地域農業、循環型地域経済をどう進めていくのかを含めた、農業を通じて地域をいかに元気にしていこうかという集まりでございますので、よろしくお願いしたい。自己紹介の後、事例発表ということで、地元置賜の取り組み、それから兵庫県の今井さんの方から所得補償の問題提起をしていただき、私も種子条例など報告させていただきます。 続きを読む


自民党総裁選――そこに見る自民支持層・保守層の動向

安倍政権の終わりを対米従属の終わりにしなくてはならない

本誌編集長 山本正治

 自民党総裁選は安倍3選で政権継続となった。
 安倍首相は自民党の信任を受けたと、秋の臨時国会に憲法改正の自民党案を提出すると前のめりである。しかし、そんな基盤は自民党内にも、保守層内にもない。安倍政権の政権運営は容易でない。
 新たな金融・経済危機が切迫したといわれる世界で、第4次産業革命の技術覇権争奪は苛烈を極め、貿易戦争は米中間の「経済冷戦」となった。衰退するアメリカは中国を抑え込もうと戦時を想定するような総力体制である。従属国日本に経済や軍事、技術革新などさまざまな方面で要求と圧力を強めている。 続きを読む


トランプ政権から浮かび上がる日本の現状と課題

第15回全国地方議員交流研修会in東北 記念講演

自立した日本と地方創生のために

舟山康江氏(参議院議員)

 皆さま、こんにちは。
 西日本豪雨災害でいまだに行方不明の方、また避難されている方、本当にご苦労が多いのではないかと思っています。心からお見舞い申し上げます。
 こうした大変なご苦労がある中での「赤坂自民亭」の話。百歩譲っても、やはり災害があったときにいかに被害に遭われた方々の立場に立って、心を寄せていくのかが問われています。あの一連の騒動というのは、安倍政権の姿勢の表れだと思います。 続きを読む


中日平和友好条約締結40周年記念座談会 その4

以下、「座談会」報告第4回(最終回)です。いくつかの重要な発言を割愛したことをお詫びします。(編集部)

中日友好協会
王占起 副秘書長

 民間友好というのは中日の間の大きな関係の特徴の一つであり、中日友好に大きな役割を果たしていると思います。2015年、習近平主席が中日友好交流大会の中で「中日友好の基盤は民間にある」と述べましたが、そのとおりです。近年、中日関係はさまざまな厳しい局面に立たされていますが、特にそういうとき私たち友好協会は民間の間での活動をさらに力を入れ、さまざまな困難を乗り越えて両国国民の関係改善のために尽力してまいりました。
 そのため私たち協会は以下のような活動をしてきました。 続きを読む


日中平和友好条約の精神に沿って国民的友好関係強化を

日中平和友好条約締結40周年

中国敵視の「防衛大綱」改定と軍備強化、挑発訓練に反対

 日中平和友好条約が1978年8月12日北京で調印、10月23日東京での批准書交換によって締結されてちょうど40年が過ぎた。条約で両国は、「主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を発展させる」ことを確認した。 続きを読む


知事選勝利へ向けて、可能な限りの努力を払おう

広範な国民連合は、次のような行動を全国津々浦々で行うよう呼びかけます。

  1.  団体などで、沖縄県知事候補・玉城デニー氏を支持し、推薦すること。玉城デニー氏必勝のため、カンパを集め送ること。
  2.  各地の沖縄県人会や出身者、知人・友人に働きかけ、支持を依頼すること。全国各地で県民の要求と闘いを支持する宣伝や集会を行うこと。
  3.  翁長知事が提起し全国知事会議が決議した「日米地位協定抜本改定」要求を支持する意見書を地方議会が採択するよう働きかけること(『日本の進路』8月号参照)。
  4.  現地に行くことも含めて玉城デニー選対が必要とする支援を届けること。
  5.  その他、創意工夫を凝らした玉城デニー氏勝利への諸活動を進めること。

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激変の世界情勢を踏まえ、安倍政権打倒の方向を確認

広範な国民連合 第1回全国世話人会議

「めざす日本の進路」をもとに広範な戦線形成をめざす

 広範な国民連合は、第23回全国総会(昨年11月)後の最初の全国世話人会議を4月14日、川崎市で開催した。総会後の訪中団の成功や東京、神奈川、愛媛、福岡などでの総会開催と各地での闘いを総括しながら、急テンポで変化する情勢を分析・議論し、新たな情勢を織り込んで全国総会決定の当面の具体化方針を決めた。全国事務局の責任でその概要を報告する。

 第23回全国総会から5カ月余、この期間に世界はこれまでにも増して急テンポで激変した。
 息詰まるような朝鮮半島の緊張は、南北両政権の平和攻勢で劇的に緩和し、米朝首脳会談も予定されている。中朝首脳会談も行われ、両国間関係の緊密化が顕著となった。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

憲法改悪阻止にむけた広範な連帯・協働の闘いを構築しよう

部落解放同盟中央執行委員長 組坂 繁之

 昨年の衆議院総選挙は、安倍政権が森友学園と加計学園の疑惑隠しと、政権延命を画策した自己都合解散でしたが、選挙直前の民進党の希望の党への合流、その後の立憲民主党の結成など、野党側の混乱があったとはいえ、再び与党に3分の2の議席を許すというきびしい結果となりました。私たちは、この間、人権や平和の確立にむけた政治勢力の結集をめざしてきましたが、いまだ安倍政権の退陣をかちとれない運動の弱さをしっかりと総括しなければなりません。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

全国農業協同組合中央会 会長 中家 徹

 新年にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 昨年は、台風や集中豪雨など、全国各地で多くの皆様が自然災害に見舞われております。被害にあわれた皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
 さて、現在、JAグループは、3つの危機にあると認識しています。1つ目は、「農業・農村の危機」、2つ目は、「組織・事業・経営の危機」、最後に「協同組合の危機」であります。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

公益社団法人全日本トラック協会 会長 坂本 克己

 平成30年の新年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 平成29年6月29日に開催されました第93回通常総会ならびに第171回理事会におきまして全日本トラック協会の会長に就任し、初めての新春となりました。
 わが国経済は、5年にわたるアベノミクスの推進により、名目GDP・企業収益ともに過去最高の水準を記録しています。一方で、景気の回復傾向に伴い、人手不足感が非常に強まっております。労働条件が一般産業と比べて厳しいトラック運送業界では、ドライバーの確保が一段と難しくなっている現状があります。 続きを読む


県総会の成功を基礎に、一歩一歩確実に前進めざす(福岡)

関連企業集中地域で影響調査活動を決定

自動車産業の構造的変化、県民経済への打撃必至

広範な国民連合・福岡

 自主・平和・民主のための広範な国民連合・福岡の第19回総会が、昨年12月3日、福岡市で開催された。この2年余の活動の広がりと深まりを確認し、今後の組織強化と運動の発展に確信がもてる、活気ある総会となった。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

全国農団労 副委員長 小川 宏

 新年おめでとうございます。混乱と混迷を極めた昨秋の第48回衆議院選挙の結果は、改憲勢力が3分の2を占めるなど、新自由主義と右傾化が同時進行する結果をもたらしました。一方で「リベラル派」が台頭し、「有権者は中道リベラルの政治勢力を求めている」という世論調査結果や論調も目立ちます。国民が安倍一強に抗する対抗軸を求めていることは確かであり、政治的には中道リベラルの結集が求められていることは間違いないと考える次第です。 続きを読む