米海兵隊員の沖縄女性殺害に怒りをもって抗議する

全ての米軍基地撤去の声が高まる

 

 沖縄県の女性が殺害され、在沖縄米海兵隊員が10月4日に強盗殺人容疑で逮捕された。
 この報を受け同日、緊急の呼びかけで市民有志約160人が那覇市の県民広場に集まり、緊急抗議集会を開いた。またも、またも米兵による女性殺害という事件が起こったことに、「#MeToo」「私たちは黙らない」などと書かれたプラカードを手に、憤りや悲しみの声を上げた(本誌表紙写真)。その後、県内では女性たちを先頭に、新知事と県議会や市町村議会の決議など県民全体の怒りの声が高まっている。これに全国が応えることが求められている。

山内末子沖縄県議の緊急抗議集会での発言

 またも痛ましい事件が起きてしまった。わたしたちは県民の、女性の尊厳を守れなかった。政治家の一人として、本当にその責任を痛感しております。
 1995年の、あの少女暴行事件のときに大田知事が「少女の尊厳を守れなかった」と県民大会会場で謝った。その言葉からもう30年以上たちました。
 そして翁長雄志知事が2016年に、うるま市の20歳の女性への元米海兵隊員による強姦致死・殺人・死体遺棄事件のときに、本当にしっかりと「政治の責任」っていう言葉でおっしゃっておりました。それからでも10年。
 今ここにも多くの議員の皆さん、元議員の皆さんたちもいらっしゃいます。そのたびに私たちは、何度も何度も、繰り返されるこの米兵の暴力に対して、二度と! 二度と! 二度と! 起こさせないと約束をしました。
 そのために政治の場で頑張っているつもりです。
 けれども、今のこの状況、またも繰り返させてしまった。どんなことがあっても取り返せないこの状況。一体何をどうすればいいのか、そういう思いでいっぱいです。

フェンス一枚の生活圏に基地が

 日本政府が、「日本を守るために」と言って米軍基地を置いている。そしてそれがこの沖縄に集中してある。
 フェンス一枚隔てた場所に人を殺す軍人がいる。人を殺す訓練を毎日毎日している軍人がいる。その基地が生活圏の中にある、これがこの沖縄の実態です。
 この大本から変えなければ本当に、私たちの、県民の、女性の命や尊厳が守れない。そんな状況ではないでしょうか。
 今日この集会の前に、私たちはうるま市の方でも集会をやってきました。そこでも、「もう全ての基地撤去だ!」そういう言葉が出てきております。そういう言葉が出てきて当然なほど米軍がらみの事件・事故が繰り返されてきました。そうした声が出てこなければむしろおかしいほどです。

「全ての米軍基地の撤去」を視野に

 政治の中でできることはまだたくさんあるかもしれません。が、しかし大きな日本とアメリカとの中で、日本政府と米政府とを相手にして、私たち沖縄の政治、政治家に何ができるのか。みんなでもっともっと考えてみないといけないのではないかと思います。
 「全ての米軍基地の撤去」を視野に入れてもいい頃だと思っております。そのことも含めて、皆さんと一緒に頑張っていくと決意しております。
 何度も何度も何度も、決意をしました。ですが、さらにまた改めて決意をさせてください。皆さん一緒に頑張っていきましょう。

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