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食料・農業 沖縄での百姓一揆

「うちな〜はるさ〜一揆」に参加して

人形劇屋おたこ組 立田 裕美

 3月29日、沖縄での「令和の百姓一揆」(「うちな〜はるさ〜一揆」)に参加された立田裕美さんの感想、問題提起が寄せられました。(編集部)

 自己紹介をします。愛媛から沖縄に移住し4年がたちました。それまでは里山で14年暮らしていました。地域の人たちから収穫物や手作りの食べ物をたくさんいただいたり、畑を借りて野菜を育てたりしました。水の管理や道づくりもみんなで協力して行っていました。
 いざとなったら助け合うことを、当たり前としている生き方を、私たち家族に教えてくれました。便利な世の中で、豊かそうな街で多くの方と無関係に生きるよりも、不便な里山の壮大な自然の中で、一人一人とつながる生き方は、私の価値観をゆっくりと変えてくれたと思います。

 今回、「うちな〜はるさ〜一揆」に参加し、里山で出会った方々と同じように食べ物を大切に作り続ける方々との出会いがありました。
 小さな子どもたちからご年配の方まで、40人ほどが参加されました。手作りプラカードや百姓一揆の提灯、幟を手に「美味しい国産、県産の食べ物を未来の子どもたちに残そう!」「農家に補償を!」「農村守ろう!」とアピールしながらパレードしました。
 県民広場に戻ると、米豚sのライブがスタート。覚えやすいメロディーにわかりやすい言葉で、大切な気づきを与えてくれるこの歌は、心地良く私の身体に響きました。♪なんのタネ〜なんのため〜みらいの命のタネ! そして、危機的状況をなんとかしようという農家の皆さんの想いを、語ってくださいました。
 また、当日参加できなかった、主催者のお一人嘉数さんの想いは、記者会見でお話されています。ぜひ、うちな〜はるさ〜一揆の動画と合わせて、ご覧ください。
私が伝えないといけないこと
 沖縄に移住したヤマトンチュの私が伝えないといけないことがあります。一つは、日本政府と米国による二重の「軍事植民地支配」が今なお続いていることです。例えば、どうして宜野湾市の中心部に世界一危険な基地といわれる普天間基地があるのか。住民お構いなしの爆音が轟く飛行訓練は、酷くなっています。子どもたちの命がおびやかされた落下物事故により、活動することを余儀なくされた保護者の方々がいます。さらに、暮らしの水が、米軍基地から大量に垂れ流されたPFOSで汚染されていることに、ずっと声を上げ続けている方々がいます。「日本問題」である日米地位協定に阻まれた理不尽な多くの事柄を、「沖縄問題」として無関心だった「私」が問題だと気づかせてもらいました。
 二つ目は、「ランドバック運動」です。ランドバック運動とは、世界中の先住民族が、奪われた先祖伝来の土地に対する管理と統治の権利を取り戻す運動です。米軍による土地強制接収と日本政府による安全保障のための過重な基地負担に苦しむ沖縄と、イスラエルの入植により土地を奪われたパレスチナ自治区は、同じ苦しみを不当に押し付けられています。ガザの虐殺を止めたいとアピール行動をする中で、ランドバック運動に取り組んでいるうちなー女性との出会いがあり、このことにも気づきました。
 沖縄では、土地が奪われたままです(日本が奪っています)。一度ぜひ沖縄に来て、沖縄の方々の話を聞いてください。そして、日本の未来のタネを一緒にまいていきましょう!