新年メッセージ

政府や社会を動かすのは、
いつの時代も青年の情熱と行動力です

日本青年団協議会会長 杉山 和義

 日頃より、自主、平和、民主的な社会づくりをめざし奮闘される皆様の取り組みに、心から敬意を表し、全国の青年団を代表し、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 2025年は、日本にとって極めて重要な一年でした。被爆・戦後80年という節目の年を迎え、私たちは先の戦争の悲劇と平和の尊さを改めて胸に刻みました。しかし、国際情勢は緊迫の度を増し、ウクライナやガザ地区での争いは未だ終わりが見えません。このような不安定な時代だからこそ、核兵器のない平和な世界の実現に向けた運動を、私たちはさらに前進させていかなければなりません。
 国内では、日本初の女性総理が誕生し、政治の舞台における大きな時代の変化を感じさせる出来事となりました。このことは、社会の様々な場所で、旧来の価値観と新しい変化との間の対立構造が生まれつつも、一度動き出した変化は決して後退しないという時代の流れを象徴しています。
 物価高騰と低賃金が青年の暮らしに影を落とし、将来への不安が広がるなかで、孤立や分断が広がりやすい時代となっています。だからこそ、私たちは、国籍や言語、政治や思想の壁を超え、人と人をつなぐ民間交流の力を信じます。地域青年団では、スポーツ大会や文化活動を通じて、若者同士が交流し、「違いがあっても面白い」「一緒にやるから楽しい」という信頼関係を育む場を作り続けてきました。この足元の確かな一歩こそが、地域から平和をつくる力になります。

アジアの平和と未来をひらく若者訪中団(2025年8月)

 新しい時代を共に生きる私たち一人ひとりが、自らの生き方を真剣に見つめ、自分自身の人生を充実させられる社会を実現することが、今まさに問われています。より良い社会の実現のためには、政治を他人事とせず、互いの意見をいかし合いながらどう一つの社会をつくっていくかを考えることが不可欠です。政府や社会を動かすのは、いつの時代も青年の情熱と行動力です。
 日本青年団協議会は、これからも多くの青年と手を携え、夢や希望を持って生活できる地域や社会をめざし、微力ながら取り組んでまいります。結びに、読者の皆様にとって本年が輝かしい一年になりますことを心より願い、共に頑張ってまいりましょう。

2026年1月1日

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