生コン協同組合の健全な発展と18春闘勝利

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全日建連帯労組関西生コン支部書記長 武 洋一

 今、近畿(滋賀、京都、奈良、和歌山、兵庫、大阪の府県)の生コン協同組合は、労働組合との協力関係によって生コン価格改定が相次ぎ、軒並み再建基調にあります。

 1994年に設立された大阪広域生コンクリート協同組合(以下、広域協組)は、82年以来の関生支部との対立関係を改め、対等な労使関係を構築することによってスタートしました。この間も10年単位の周期で混乱を繰り返しながらも、2015年に大阪府下の3協同組合(阪神生コン協組、レディース生コン協組、広域協組)が大同団結し、今や164社189工場を擁する日本最大の生コン協同組合です。
 しかし、その広域協組は、4人組(木村、地神、大山、矢倉)と称せられる連中に乗っ取られ利権確保の道具となっています。
 この間、関生支部と業界が相協力して生コンの値戻し・値上げを実現し、生コン製造工場だけでなく、出入り業者(ミキサー輸送、セメント輸送、ダンプ)へも値上げの還元を行うことが約束されていました。しかし、値戻し・値上げの恩恵を生コン製造工場だけに取り込み、一部の企業では高級外車のフェラーリ(6000万円ほど)を複数台購入するまでに利益を得ている社もあるほどです。
 関生支部は、大同団結による値戻し・値上げが実現したことから、約束であるミキサー輸送・バラ輸送運賃の引き上げを求めて広域協組執行部と協議を重ねてきました。しかし、「運賃を引き上げる」とは言うものの、額や時期を明確にしないまま引き延ばしてきました。
 このような、約束の履行を求めた年末のストライキを「威力業務妨害」や「組織犯罪」と称して国家権力は弾圧に乗り出しています。広域協組内も、「対策本部」(関生支部対策)を立ち上げ、ネオナチの差別排外主義者を取り込み、10億円もの予算を計上し、憲法で保障された労働組合の権利を侵害し、関生支部が長年の運動で築いてきた労使の枠組みや集団交渉つぶしに奔走しています。そして、中小企業等協同組合法の精神に反し、4人組の意にそぐわない企業には生コン出荷の割り付けを行わないなどの独裁的・恫喝的で不平等な協組運営が行われています。
 その4人組の最大の目的は、協同組合運営を正すための「6項目提言」の実行を求めてきた関生支部を黙らせること、そして、私たちが昨年12月の取り組みによって勝ち取った生コン輸送(日額5万5千円)やセメント輸送(トン当たり510円)運賃の引き上げ(労働者への還元も含まれる)などの成果をなきものにすることです。

広域協組への6項目提言とは

①労働組合と良好な協力関係を築く
 広域協組は、業界各社の倒産の危機が進行するなか、1994年に労働組合と業界との協力のもと大阪府下の5つの協同組合が一本化して設立された協同組合だ。
 しかし、広域協組は、値戻しが進むと労働組合を阻害するという悪い歴史を繰り返してきた。現在の労働組合への攻撃は、過去の歴史から学ぶことなく、労働組合に対する敵対行為であり、これは業界破滅の道。
②協同組合の品位を汚さない
 「言うことを聞かない」と称して「おんどれ」とか「いてもうたろか」など、協同組合の品位を汚す行為があった事実を認め、今後かかることのないようにすること。
③理事職は公人職であり、私的利益は慎む
 理事職は、公人職であり、この公人は協同組合の組織綱領、理念、総会決定を具体化することを任されているのである。役職を利用して個社または私的利益の誘導などは一切慎むこと。
④生コン経営者会への全社加入
 歴史が証明しているとおり、労働組合と協同組合とは共通した課題について相協力することが業界安定の道であると互いに再認識しなければならない。協同組合加入全社が大阪兵庫生コン経営者会に加入することを約束していながら、この約束をないがしろにしているのが協同組合である。
⑤労使の協力関係を内外に公表する
 労使の協力関係が協同組合の基本方針であることを内外に明らかにすること。
 売り価格決定には、生コン輸送・バラセメント輸送・ダンプ・骨材などの適正運賃等の反映と環境保全、教育・広報活動などの諸政策費用を考慮すること。
⑥生コンミキサー・セメント輸送運賃引き上げ

 4人組は今、広域協組の執行部との業界再建のための約束――①環境整備基金(1立米当たり100円)の拠出(※これは2015年1月大同団結に向けての労働組合との協力関係を維持するうえでの合意事項。何の理由もなく2017年11月末よりストップ)、②環境整備事業・労働福祉事業・労使間の紛争予防など――を葬り去るために躍起になっています。
 これが今の闘い、関生支部と広域協組との争点です。

18春闘の前進を!

労組の闘いで中小企業間の競争を抑制

 3月11日、私たち労組連合会(連帯関生支部・全港湾大阪支部・近畿圧送労組)は、広域協組や排外主義者の関生つぶし、中小企業つぶしに反対し、18春闘勝利をめざす自動車パレードを開催しました。広域協組やネオナチの排外主義者による、「ミキサー車を貸し出すな」などの妨害をはねのけ、近畿各地から256台、700人が結集しました。
 同日、差別排外主義者とグルになって関生つぶしの先導役をしている建交労・生コン産労もパレードを行いました。こちらは4人組に協力してもらい未組織企業からも車両を出してもらったが100台も集まらなかったようです。
 私たち労組連合会が18春闘において追求する基本路線は、中小企業間の競争を抑制するということです。
 個社がバラバラの状態では際限のない生コン値下げ競争に陥ってしまいます。だから、縦の構造から横の構造へと変えるということです。そして、セメントメーカー・ゼネコンとの対等取引の実現をめざします。そのために協同組合に結集し、共同受注・共同販売・シェア運営を行う必要があるわけです。
 労使は配分を巡って対立するものです。その対立を乗り越えるには、共通の目標に向かって共同行動を行うことが必要です。そして、中小企業の利益を確保したうえで労働者の賃金・労働条件の向上を図る必要があります。中小企業にとっても、労働者にとっても、生き残る道はこれしかありません。
 広域協組の4人組やそれに従属している一部労組は、この基本路線を否定しています。4人組の利権を確保するために誤った道を選択しています。しかし、必ずや、自らが持ち上げた石で、自らの足を打つことになると確信します。関生労組は、しっかりと団結し、協同組合を強化し、連帯して勝利をめざします。

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