『台湾有事』は人ごとではない
国際地政学研究所理事長(元内閣官房副長官補) 柳澤 協二

私は防衛官僚でしたが、軍事の専門家でも中国問題の専門家でもない。しかし、戦争というのは別に軍事だけでやるものではなく、軍事と政治と経済・社会と、そういうものの総合的作用として戦争があることははっきり言えます。
国際地政学研究所理事長(元内閣官房副長官補) 柳澤 協二

私は防衛官僚でしたが、軍事の専門家でも中国問題の専門家でもない。しかし、戦争というのは別に軍事だけでやるものではなく、軍事と政治と経済・社会と、そういうものの総合的作用として戦争があることははっきり言えます。
元駐中国大使(元内閣外政審議室長) 谷野 作太郎

いただいたテーマが「対中国外交の転換を求める」という大変大きなテーマ、それを短時間でお話しすることはなかなか難しいんですが、時計を見ながらお話ししたいと思います。鳩山先生のお話の中の「日中両国は国交正常化の原点に戻ろう」という点についてはお手元に配布されている資料の中に、同じテーマで私が書いたもの(谷野作太郎著・東洋経済新報社2017年刊『中国・アジア外交秘話』第5章の一部、「日中両国は45年前の関係正常化の原点に帰れ」32ページに要約を掲載)がありますのでここでは省略します。
東アジア共同体研究所理事長(元内閣総理大臣) 鳩山 友紀夫
お集まりの皆さん、ご苦労さまです。
久しぶりに「角田節」を聞かせていただいて、角田さんご健在だなと、大変うれしく思った次第です。
「問題提起をせよ」ということで、結論だけ先に申し上げたいと思います。1972年の日中国交正常化の共同声明、ここに日中間がようやく平和になったという周恩来総理と田中角栄首相の会談での合意がありますが、この1972年のこの共同声明の線に、日本と中国は戻れと提起したい。
「自主・平和・民主のための広範な国民連合」が呼びかけ、「緊急共同『対中国外交の転換を求める』」と銘打った集会が、10月9日、東京で開催された。感染症対策で席数制限された会場と、同時にオンライン配信され福岡、熊本などではサテライト会場も開設され、全国で約200人が参加した。
「台湾有事」が煽られ、隣国との外交が事実上途絶え、「抑止力強化」一辺倒の今日の事態はあまりに異常。来年の国交正常化50周年に、「原点」を確認するとともに新時代の両国関係をめざさなくてはならない。両国政府間の約束である「習近平主席国賓来日」を実現できる政府間、国民間の友好と協力の関係構築が急がれる。岸田新政権が成立し首相所信表明演説の翌日の、そして衆院解散・総選挙を目の前にしたこの取り組みは、国民世論を促す一歩となったに違いない。そうした国民運動の努力を共にすることが確認できた共同集会となった。
広範な国民連合代表世話人(元参議院副議長) 角田 義一
主催者を代表いたしまして一言御礼のごあいさつを申し上げます。
コロナ禍にもかかわらず、私どもの呼びかけに応じていただき、本集会にお集まりの方々、インターネットで全国の皆さんにもご参加いただき、まことにありがたい気持ちでおります。また、私が敬愛してやまない鳩山元総理をはじめ、問題提起をされる先生方に心から御礼を申し上げます。
挨拶・西澤 清(広範な国民連合・代表世話人)
問題提起・角田義一(元参議院副議長) [動画ページ(西澤清・挨拶、角田義一・問題提起)]
問題提起・鈴木宣弘(東京大学教授) [動画ページ]
問題提起・柳澤脇二(国際地政学研究所理事長、元内閣官房副長官補) [動画ページ]
討論・上記三氏 [動画ページ]

自主・平和・民主のための広範な国民連合は、10月3日、東京都内で、「朝鮮半島危機。政局と総選挙の課題」緊急討論会を開催しました。
トランプ政権の朝鮮半島で核戦争にも結び付きかねない軍事挑発。そうした下で、安倍政権による、「疑惑隠しで延命」のための突如の衆議院解散。小池百合子都知事による「希望の党」の結成、「改革を引っ張って行く」と維新の会との連携推進。希望の党への民進党の合流と反発による分解、立憲民主党の結成、等々。議会政治、政党をめぐる構図が劇的に変わる新たな政治・政党再編が始まりましたが、日本の安全についても、国民生活の危機にも明確な政策方向は示されていません。
こうした状況下で緊急討論会は、政治闘争の方向と総選挙での争点を明らかにし、広範な連携を促進する機会となりました。以下は、その簡単な報告です。 続きを読む