角田義一代表世話人 逝去のお知らせ

自主・平和・民主のための広範な国民連合

 私たち、「自主・平和・民主のための広範な国民連合」代表世話人の角田義一さん(元参議院副議長)が2月23日午後、病気のため前橋市内の病院で永眠致されました。享年86歳。

 角田義一さんは、1937年群馬県に生まれ、京都大学卒業後、弁護士になられ人権と平和の問題に熱心に取組まれました。とくに太平洋戦争中に群馬県内の軍需工場や鉱山に強制連行された朝鮮半島出身労働者の問題で指導的役割を発揮され、「群馬の森」に「朝鮮人追悼碑」を2004年、広範な人びとの力で建立実現しました。その後も「朝鮮人追悼碑を守る会」共同代表としても奮闘されました。

 1973年、群馬県議会議員に初当選、「県情報公開条例」制定などに取り組み3期務められました。その後89年、参議院選挙3度目の挑戦で初当選。以降3期2007年まで務められ、04年7月~07年1月には副議長に就任、参議院と中国の国会(政治協商会議)との定期交流実現に力を発揮されました。

 角田義一さんは2017年11月、広範な国民連合第23回全国総会にて代表世話人に就任。以後一貫して、私たちの先頭に立ち、対米従属の政治に反対し、自主・平和・民主の日本の実現ために奮闘されました。昨年6月23日、沖縄県「慰霊の日」に広範な国民連合の団を率いて沖縄を訪問し摩文仁の丘で慰霊、沖縄県民の闘いを激励すると共に、「沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流」に参加、東アジアの平和友好の連帯を呼びかけられました。

 今年に入って、「朝鮮人追悼碑」破壊撤去に激怒し、「全国の力で再建する」との檄を飛ばされると共に、前橋市長選で応援した小川晶さんの勝利を見届けられての旅立ちとなりました。

 私たちは角田義一代表世話人の遺志を引き継ぎ、自主的で平和・アジア共生の日本の実現へ奮闘する決意を新たにしています。

 「お別れの会」が4月13日午後2時から前橋メモリードホール(前橋市天川大島1035-7)にて執り行われます。

 以上、謹んでご報告致します。

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