広範な国民連合 第25回全国総会について

日時:

2022年1120日(日曜日)
午前10時半から午後4時半まで
(コロナ対策で1日のみにします)

会場: 東京近郊
(コロナ対策を徹底し定員を制限して開催)
オンライン併用のハイブリッド方式で開催。
申し込み 会場参加もオンライン参加も、事前申込制。
会員でない方のオブザーバー参加も歓迎します。

広範な国民連合 第25回全国総会のご案内

 全国の仲間の皆さん! 友人の皆さん!
 自主・平和・民主のための広範な国民連合第25回総会を開催いたします。全国総会を成功裏に闘いとり、自主・平和・民主の国民運動の発展と広範な国民連合の前進、何よりも、「自主・平和、アジアの共生」を実現する政治変革への確かな一歩を闘いとりましょう。

転換点に直面した世界と日本
 ウクライナの戦争は、「世界が歴史の転換点にある」ことを示しています。国際政治では、パクス・アメリカーナと呼ばれた20世紀からのアメリカ中心の国際秩序の終焉期が明らかです。とくに中国・インドなどBRICSはじめ新興国が国際政治の正面に登場し始めています。
 この世界で大国各国は、いずれも深刻化する国内対立を抱えながら、軍事力も含めてあらゆる手段で自国の存続と影響力を維持しようともがいています。とくに衰退する老大国・アメリカは国内対立も深刻ですが、覇権維持を狙って興隆する中国をたたきつぶそうと躍起になっています。
 こうして世界は、核戦争もあり得る危険な状況となっています。
 平和のためにアジアの運命をアジア人がその手に握らなくてはなりません。
 この時代に日本は、興隆するアジア・新興国と共に、自主・平和、繁栄を実現できるか、それとも、アメリカに引きずられ戦争・滅亡の道を歩むのか、厳しく問われています。
 すでに沖縄では、再び戦場かと危機感が高まっています。
 日本は岐路に立たされています。戦後つづいた対米従属の自民党政治――中国敵視、「日米同盟と抑止力強化」一辺倒では戦争が避けられません。憲法改悪も絶対に許してはなりません。
 しかも長年の自民党政治とりわけアベノミクスで貧困と格差拡大が進み、そこへコロナ禍、さらにウクライナ戦争と円安の物価高で国民生活の苦難は深刻です。
 世界的な食料危機、資源価格高騰と地球温暖化・気候危機も進んでいます。安全安心な食料自給は喫緊の課題です。原発は廃止、化石燃料使用も止めて、自然エネルギーを中心としたエネルギー自給も差し迫った課題です。

政治を変える方向が求められる
 自民党中心の対米従属、財界のための政治の諸矛盾が噴出しています。アメリカに縛られない、国民の命と生活第一の政治実現が求められます。戦争を避け、アジア諸国と平和・共生・繁栄の道を進まなくてはなりません。
 自公政権に求めることはできませんが、現状の野党各党も残念な状況です。
 どう政治を変えるのか? 30年前、広範な国民連合を呼びかけた故槇枝元文さん(元総評議長)は、自らかかわった長い戦後の運動の総括を踏まえて次のように提唱しました。
 「いま必要なことは、労働者・農民・中小商工業者の運動が、平和・環境などさまざまな市民運動が、女性や青年など各界・各層の国民が、日米基軸に代わる新しい日本の進路を求め、政治的な立場や団体の違いを超えて、広く連合すること。政治的な立場を超えた広範な国民の自由意思による参加こそ、これからの新しい運動のあり方だ。私たちの手で政党間をつなげていくことで政治を動かしていこう」と、そのための『広範な国民の連合』でした(『日本の進路』2021年4月号参照) 。
 今こそ私たちの原点であるこの理念と方向を再確認し、今日の状況を織り込んで具体化の構想を立て推進することをこの総会で確認し、具体化を広く呼びかけたいと考えます。
 この第25回総会の役割、意義は、以上です。

代表世話人 角田義一 西澤清 原田章弘
吉田伸 佐々木道博 加藤毅

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