朝鮮総聯第26回全体大会メッセージ

 在日本朝鮮人総聯合会(許宗萬議長)は第26回全体大会を5月23、24日の両日、東京朝鮮文化会館で代議員1500人の出席の下、盛大に開催した。
 自主・平和・民主のための広範な国民連合は、この全体大会に代表世話人連名の祝賀メッセージを送った。

朝鮮総聯第26回全体大会メッセージ

厳しい情勢の中でも一層の友情と連帯を

自主・平和・民主のための広範な国民連合

代表世話人 佐野けい子 鈴木宣弘 中村住代
西澤 清 羽場久美子 原田章弘

 

 在日本朝鮮人総聯合会第26回全体大会の開催おめでとうございます。
 自主・平和・民主のための広範な国民連合(広範な国民連合)より心をこめて友情と連帯の挨拶を送ります、
 広範な国民連合は、1993年に槙枝元文(元総評議長)らが立ち上げました。朝鮮とのかかわりは、1970年代から、槙枝(日教組委員長)、西澤清(日教組副委員長・広範な国民連合現代表世話人)を中心にして、日本社会党、横堀正一さんなど全国の有志が集まって、「日朝友好学術教育交流協会」「チュチェ思想研究会」「日朝統一委員会」などを立ち上げました。そして日教組を中心にして日朝友好・連帯、在日朝鮮人の差別反対などの様々な取り組みを始めました。広範な国民連合は、その流れを引き継ぎ平和運動の基本を「アジアの連帯」においています。
 現在の日本社会は戦争をやってないだけで平和ではありません。私たちは、平和な社会とは「戦争をやらないだけでなく、差別、格差、貧困をなくすことを目標に努力している社会」、いわばプロセスを言っています。
 昨年と今年の日本の国政選挙で、「日本人ファースト」という外国人差別意識の社会的蔓延がはっきりしました。日本は、トランプの「アメリカファースト」を認めた途端「日本ファースト」を捨て、高市政権は、なりふり構わず「媚米外交」をすすめいっそうアメリカ(トランプ)への従属を深めています。
 「日本人ファースト」は単に「日本」を「日本人」としただけではありません。そこから生じる外国人差別により、日本社会での差別・排外主義を進め、力(戦争)による「アメリカファースト」のお先棒を担ぎ協力するのです。
 高市政権は、国政選挙の勢いのまま戦争への傾斜を強め、兵器の製造・輸出の拡大、外国人の公的差別拡大(再登録、出店差別、生活保護など生活と福祉の差別、国家情報局の設置、スパイ防止法、密告報奨制度など)を、あらゆる面で展開しています。そして行き着く先は「時は来た」と来年にも目論んでいる「日本国憲法改悪」です。
 9条・99条も大切ですが、見逃せないのは「日本人ファースト」差別に基づく「基本的人権の否定」です。自民党憲法改悪草案は日本国憲法13条の「個人」を「人」に変え「公共の福祉」を「公益および公の秩序」と変えます。これだけで基本的人権は否定され「日本人ファースト」差別が日本国の国是になります。
 朝鮮民主主義人民共和国は、3月に憲法を改正しました。特徴的なものは序文に「人民大衆第一主義」が明記されたこと、「国家」の位置づけ、「共和国の領域」規定を少なくし、韓国との陸上・海上の境界線についての具体的な規定をしていないなど、「平和共存」への姿勢を強く感じました。
 広範な国民連合は、「アジアの中の日本」との立場に立ち、日本の自主・独立の姿勢を明確にしてアメリカとの従属関係を断ち切り、戦争に反対し近隣諸国との友好を深め、共に平和な社会を築くことを日本の進路とし運動課題にしています。
 私たちを取り巻く、日本社会の状況は、大変厳しいものがありますが、今まで以上に朝鮮総聯の皆さまと連帯し、戦争に反対し、貧困、差別をなくし平和な日本・アジアの創造に向けて運動をすすめて行きましょう。

2026年5月23日

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする