熊本県、人吉球磨で「令和の百姓一揆」の準備進む
実行委員会代表の宮崎勇市さんに聞く

県内の人吉球磨地域での「令和の百姓一揆」行動を準備している実行委員会代表の宮崎勇市さんに話を聞いた。以下、その要旨。(聞き手は、広範な国民連合・熊本事務局の渡邊浩)
私は、球磨郡湯前町の生まれで77歳になります。人吉高校を出て、朝日奨学生で日本大学に入りました。当時は大学闘争のさなかでした。日大を何とか卒業した後、つてがあって日中友好の商社で働きながら法政大学の夜学に通い教員免許を取りました。そのあと神奈川県茅ケ崎市で33年間小学校教員をやり、58歳で地元に帰って農業を始めて19年になりました。
近くの農家の土地を借りてやっていますが、借りてくれて草を生やさないだけでもありがたいと言われています。今は、田んぼ1反と、花いっぱい運動でヒマワリなど植えているのを含めると畑4反を作っています。
地域の集落は60軒ぐらいですが、専業農家は3人で、みな独身で後継者もいません。兼業農家も高齢化が進んで、このままでは農家はいなくなります。農家がなくなるということは、地域がなくなるということです。本当に大変な状況です。
2月11日に実行委員会を立ち上げ
去年、「令和の百姓一揆」を知ったのは、小農学会に所属していて、そこからの情報で、東京のパレードに参加しました。同じ時に、地元では松本さんと荒毛さんのお二人がトラクターパレードをしたと聞きました。東京から帰ってから、来年はぜひ地元でやりたいですねと話をしました。
2月11日に最初の実行委員会を開いて、準備を進めています。集会とトラクターと軽トラックのパレードと、徒歩での行進を計画していて、届けを出しているところです。今日チラシができたので、これから広めていくところです。
地域の文化誌の「くまがわ春秋」というのがあって、3月号を発送するときにチラシを同封してもらいます。また、退職教職員等連絡協議会というのがあって、私は地元の教員ではないよと言ったのですが、「退職教職員等」というのが入っているから、他の県でも他の仕事の人でも構わないということで、会報を送るときにチラシを同封してくれることになりました。
1市4町5村のすべての議員や各団体、政党にも案内
もう一つは、人吉球磨の1市4町5村のすべての議員122人に一枚ずつ渡そうということや、議会に行くんだったら農業委員会にも2部ずつ渡そうという話になりました。農協や生協、労組、各政党にもすべて呼びかける予定です。「人吉新聞」も事前の告知記事を書いてくれるのではと思っています。
今回どれだけの人が集まってくれるかどうかはわかりませんが、農業と地域を守るために頑張りたいです。

