新春メッセージ 華語シンクタンク 

日中両国が協力し、共通の発展を目指すことこそ、
アジアと世界に一筋の光をもたらす

華語シンクタンク

華語シンクタンク主催のシンポジウム「沖縄の平和と発展」(12月26日、北京)

自由・平和・民主のための広範な国民連合の皆様
『日本の進路』の読者の皆様
新年あけましておめでとうございます!
 北京にある中国のシンクタンク――華語智庫より皆様へ心より新春をお祝い申し上げます。皆様方におかれましては、新春を晴れ晴れしい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また『日本の進路』がますます内容の充実した素晴らしい雑誌であり続けるようお祈りするとともに、日頃お世話になっている日本の友人の皆様のますますのご健康とお幸せを心よりお祝い申し上げます。
 昨年、国際情勢は複雑であり、浮き沈みの激しい一年でした。日中関係も45年ぶりの低水準に落ち込み、両国の友好を祈る人々にとって、大変憂慮した一年でした。


 苦労して勝ち取った両国間の嘗ての友好関係は、両国の先人指導者たちの戦略的ビジョンと政治的知恵の賜物であり、法律という形で日中両国間の恒久平和と友好関係の発展の基礎を築いてくれました。2023年11月、習近平国家主席が岸田首相と会談する時、中日平和友好条約は両国関係史上のマイルストーンであり、「相互にパートナーであり、相互に脅威ではない」という政治的コンセンサスを具体的な政策と実際の行動に反映することを再び強調しました。両国間の4つの政治文書の揺るぎない遵守が鍵だと思います。双方が約束を守ってこそ、両国関係は円滑に発展し、道を踏み外すことはありません。そうでなければ、日中関係は歴史的な後退をたどることになり、そのような悲痛な状況は、日中両国民の多くが見たくないものだと思います。
 日中両国には幅広い協力の空間があり、多面的な経済協力の基盤があります。45年の歴史は、日中協力が両国の経済発展を後押しし、両国民に利益をもたらしてきたことを証明しています。日中両国が友好と協力を続けてこそ、両国関係はさらに発展し、両国民に利益をもたらし続けることでしょう。
 昨年、日中関係は満足のいくものではありませんでした。両国民の一般的な願いは、協力と発展に期待することであるはずです。新しい年、両国民は交流、特に民間交流を強化し、理解と信頼を深め、日中関係発展のための強固な世論の基礎を築き、日中友好が再編成され、再出発することを促進すべきだと考えております。
 日本の皆さん、新年は私たちに新たな希望をもたらしてくれます。日中両国が協力し、共通の発展を目指すことこそ、アジアないし世界にも一筋の光をもたらすことでしょう。そのために、私たちは平和を望み、日中の歴史の悲劇を繰り返させぬよう努力し続けなければなりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする