2016年5月21日の「参院選、真の争点は何か。提言討論会」での発言
文責:編集部
参議院選挙、そしてその先に向けて
内閣官房副長官補・元防衛省 柳澤 協二
「主権者は何を選択するのか」というのが、安保防衛問題の一番の根本だろうと感じています。
安保法制が去年9月19日、強行採決された11本の法律の中で何が決まったのか。1つは、自衛隊の派遣の枠組みを拡大することです。2つ目が武器の使用を拡大することです。3つ目がアメリカに対する後方支援の内容を拡大することです。4つ目が自衛隊員の罰則を海外でも適用出来るように拡大することです。
法律事項はこの4つですが、これで果たして国民の命と暮らしが守られるのか、ということが問題です。 続きを読む