新春メッセージ一覧

新春メッセージ  ■高良 鉄美

次の四半世紀を目指すための大切な第一歩

沖縄社会大衆党委員長・参議院議員 高良 鉄美

 

 

 

 昨年はいくつもの節目の周年が重なった年であった。4月には日米安保条約施行、講和条約沖縄等分離70年、5月憲法施行75年、沖縄復帰50年、9月日中国交正常化50年、さらに、10月自衛隊沖縄配備50年と目まぐるしかったことがわかる。まさに日米中が戦争と平和のはざまで複雑に絡み、沖縄の現在をめぐる状況があぶりだされた周年構図になっている。

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新春メッセージ   ■沖縄県知事

新年の抱負と決意

沖縄県知事 玉城デニー

 

 

 

 

 ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ
 自主・平和・民主のための広範な国民連合に集う皆様には日々のたゆまぬ御活躍とご努力に対し深く敬意を表しますとともに、沖縄における諸課題へのご理解と私どもへの温かいお力添えを賜りまして、心から御礼を申し上げる次第です。

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2022年、年頭に考える

命の源である食、農業、農業者を守り続けたい

北海道農民連盟書記長 中原 浩一

 

 広大な大地を生かし食料自給率200%台を維持しつつ、その強みを生かし、インバウンド需要や観光に力を入れ経済を活性化させてきた。しかし、コロナ禍により人流の制限等は三次産業を直撃し、関連している一次・二次産業への影響も大きく、道民生活や経済活動など、環境が一変した。

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2022年新春メッセージ

農業再興・食料安全保障の確立へ

JA全中会長 中家 徹

 

 新型コロナで、農業分野でも、外食や業務用需要の減退により、米や牛乳などを中心として幅広い品目で影響が続いています。
 一方、コロナ禍により身近な食への関心が高まってきています。こうした状況なども踏まえ、JAグループでは、「国民が必要として消費する食料は、できるだけその国で生産する」という「国消国産」を独自のキーメッセージとして活用し、国民理解醸成をすすめています。昨年、10月16日を「国消国産の日」に制定しました。
 本年は、「国消国産の日」を契機に、皆さまに食料を生産する農業・農村などを支えたいと思っていただけるよう、さらなる情報発信を強化します。

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■2022年新春メッセージ 組坂 繁之

差別と戦争に反対する
共同の闘いを大きく前進させよう

部落解放同盟中央執行委員長 組坂 繁之

 

 

 昨年は、東京オリンピック・パラリンピックの強行開催もあり、新型コロナウイルス感染症の拡がりが収束せず、私たちの生活と人権や平和の確立を求める闘いなどでも、多くの制限や制約があるなかでの取り組みになりました。また、菅政権が退陣し、その後継としての岸田政権のもとで実施された衆議院総選挙では、自民党が議席を減らしたものの、日本維新の会が大幅に議席を伸ばし、改憲発議の条件ができるなど、たいへん厳しい結果となりました。しかも議席を減らした立憲民主党では、枝野代表が辞任し、新執行部のもとで党再建をすすめるということで、新自由主義政策に対抗する野党勢力がどのような方向で政治の変革を実現していくのか不透明な情勢になっています。

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■2022年新春メッセージ 大久保 明義

令和4年新年挨拶

北海道農民連盟委員長 大久保 明義

 

 

令和4年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、全道的に大雪や高温、少雨などの異常気象に見舞われた年でした。3月上旬には道内の一部地域で大雪となり、ハウスの倒壊などの被害が生じましたが、4月に入ると天候に恵まれ、播種や植付作業と順調に農作業が進みました。しかし、7月から8月上旬にかけて記録的な高温・少雨の気候が続き、飼料作物、玉ねぎ、馬鈴薯、野菜の収量減少等の被害が発生し、地域間・品目間の格差が多い年でもありました。特に、水稲においては作況が108と豊作になりましたが、ホクレン概算金(ゆめぴりか除く)は前年比1俵2200円~2500円減と、一言で言うと豊作貧乏という大変残念な結果となりました。本来であれば豊作は喜ぶべきところですが、素直に喜べないことは生産意欲を削ぎ営農にも影響を及ぼしかねず、今後も農業者が安定して生産を行うことができる制度が構築されるよう国に対し求めていく必要があります。

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■2022年新春メッセージ 翁長 雄治

 

沖縄県議会議員 新しい風・にぬふぁぶし幹事長 翁長 雄治

 

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は衆議院総選挙が行われ、野党と市民の共闘がこれまでにない大きなうねりとなり、政権交代に向けて共に手を携え歩んだ歴史的な一年となりました。残念ながら、最大目標である政権交代には力及ばず、ご尽力いただいた市民の皆様には落胆された方も多いかと思いますが、この一歩を踏み出したことは大きな出来事であったと感じております。

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■2022年新春メッセージ  高良 鉄美

半世紀の地政層―沖縄返還と日中国交正常化

沖縄社会大衆党委員長 参議院議員 高良 鉄美

 

 本年5月15日、沖縄は復帰50年・半世紀を迎える。中途半端な5月15日というのは、日米の年度開始日の4月1日と7月1日の中間日に落ち着いたからである。まず、この点に沖縄は日米関係の狭間にいることが如実に表れている。

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2021 新春インタビュー 鳩山 由紀夫元総理に聞く

「特異点」を超えた東アジア

独立の気概ある政治が求められる

鳩山 由紀夫 元総理

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、まさに新型コロナウイルスで明け暮れてしまいましたが、大きく世界が変わってしまった一年であったと思います。
 世界で中国は、徹底した対策によってウイルスを封じ込め、経済が回復しています。しかし、他の地域はどうか。アジアは割と軽微ではあったわけですが、アメリカはひどい状況で、年末には1日に20万人以上の感染者、3千人以上の死亡者が出ています。経済も株価だけは上がっても、混乱が収まらない状況です。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 高良 鉄美 さん

沖縄社会大衆党委員長、参議院議員 高良 鉄美

 明けましておめでとうございます。昨年はコロナで始まり、コロナで終わった感があります。個人的には「辛」型コロナの一年でした。
 沖縄では、6月の県議選がこれまでと違った選挙運動となり、沖縄社会大衆党(社大党)の大城委員長が惜敗する事態となりました。社大党の委員長後任選出問題が持ち上がり、2カ月近くも民主的議論を重ねた結果、私が9月末に新委員長に選出されました。しかし、入党1年ほどで政治家としてのキャリアも短い者に、節目の新委員長の大役を託すという社大党の決断は党史上初のことで、大変重く受け止めています。沖縄社会大衆党の名と歴史に恥じないよう、党はもちろんのこと、多くの県民の思いをも取り込んでいくことに尽力したいと思います。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 屋良 朝博 さん

衆議院議員 屋良 朝博

 「日本の若者はなぜ社会問題を議論しないのか?」
 昨年、ある時同席した駐日スウェーデン大使から問われた。私たちは答えに窮し、貴国の若者はどうですか、と問い返した。大使は「スウェーデンの若者は未熟だと思われるかもしれませんが、自国だけでなく世界の問題について真剣に論議する」と語った。 続きを読む


2021 新年のご挨拶 照屋 大河 さん

沖縄県議会議員 照屋 大河

 「アフター・コロナ」時代の到来を願いつつ、今年も沖縄の諸課題解決のための政治を頑張ってまいります。
 膨大な米軍基地を抱える沖縄では、民間地と米軍施設の境界線が「フェンス1枚隔てただけ」という地域が少なくありません。多くの日本人従業員が基地の中で働いており、県民の生活は米軍と密接な関係にあります。新たな基地負担が浮き彫りになりました。 続きを読む