広範な国民連合 第24回全国総会が開催されました。

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格差拡大と貧困の軍事大国化でなく、自立・アジアの共生へ

広範な国民連合 第24回全国総会 大きく成功!

広範な国民連合 全国事務局

自主・平和・民主のための広範な国民連合は第24回全国総会を11月23-24の両日、福岡市(福岡県教育会館)で開催した。

総会の課題

  1. 経済金融危機の切迫と経済社会を激変させつつある技術革新、それに「米中冷戦」に象徴される国際関係の緊張と各国国内政治の激変といった歴史的転換点にある国際情勢をできるだけ正確にとらえ、対米従属の日本が直面した危機と課題を明確にすること。
  2. その下で、安倍政権が進める「戦後日本外交の総決算」という「自立」外交にも検討を加え、軍事大国化・憲法改悪路線に対置し、格差拡大と貧困からの脱却をすすめる「自立、アジアの共生」の国の進路を明確にすること。とくに自立の安全保障政策を含め政策対抗軸の確立をめざすこと。
  3. 地域組織づくりを進め発展している福岡県の経験にも学び、広範な国民連合自身の強化をめざす活動方針を定めること。新役員を決定すること。

であった。

多くの幅広い参加者に支えられ、確信の持てる方向が確認できた
総会には、地元福岡県をはじめ北海道から沖縄まで全国からのべ3百名余が参加した。鳩山友紀夫元首相と多くの現職国会議員や各級地方自治体の議員、学者知識人、地元福岡の教職員組合や自治労などの労働組合、部落解放同盟など各界、各層の広範な人々が結集した。
記念講演や総合安全保障政策のパネルディスカッション、農林漁業の再生へ国民運動をめざす集中討論、議案の討議など通じて、自主・平和・民主のための広範な国民連合の政治方向は情勢に合致したものへと豊富化され、確信のもてる方向が確認できた。辺野古への土砂搬出に反対する取り組みなど地域の課題で闘いながら地域組織をつくり、種子条例制定など県政課題での闘いも発展させている福岡の経験は全体を激励した。
第24回全国総会は、全国の仲間、友人たちの期待に応え盛大に闘いとられ成功した。成功のため奮闘された福岡の皆さん、支えていただいた全国の皆さんありがとうございました。

第1日目

第1日目は山内末子全国世話人が総合司会を務め午後1時半より開会された。歓迎あいさつを現地実行委員会を代表して久保山教善 福岡代表世話人が行った。
総会議長団には、高久明雄 福岡県世話人、迫田富雄 全国事務局・「日本の進路」地方議員版編集長、山内末子 全国世話人(沖縄県議)の3人が選任された。
主催者代表あいさつは原田章弘 代表世話人が、ケガで止む無く欠席の角田義一 代表世話人のメッセージを代読した。そこでは、「いま、日本はまさに瀬戸際に立たされている。しかし、現下の政治状況は嘆かわしいというような言葉では言い表せない危機的状況。戦争前夜を思わせるような嫌な雰囲気のなかで中東への自衛隊派遣が強行されようとしている。この亡国の政治と闘うために2点、①まず外交面では日本のアメリカへの従属をいかに脱却するか、そのための新しい安全保障構想を打ち立てる必要がある。②内政では改憲阻止、税制の在り方を根本に問う。どういう政権をつくるかを考え野党共闘を進める必要がある」などと訴えた。
続いて来賓あいさつでは、部落解放同盟中央本部中央執行委員長 組坂繁之さん、平和・人権・環境福岡県フォーラム代表 辻傑さん、福岡県日朝友好協会会長 北原守さんがそれぞれの立場から連帯のあいさつが行われた。
来賓あいさつの最後に、全日建連帯労組関西地区生コン支部書記次長 武谷新吾さんが、正当な労働組合活動にも関わらず労組組合員89名が不当逮捕されるという警察権力の弾圧との闘いの報告を行い、必ず勝利するまで闘うという固い決意表明と支援を訴えた。
時間の都合であいさつはいただけなかったが、会場には地元福岡の地元福岡の参議院議員 古賀之士さんはじめ多くの国会議員や県議会議員など多数の地方議員も来賓として参加していた。

「首里城再建の募金」呼びかける

「沖縄からの特別報告」を照屋義実さん(沖縄県政策参与、「オール沖縄会議」共同代表、照正組会長)が行った。

照屋義実さんは冒頭、首里城火災で焼失したのちの経過と首里城復興への沖縄県民の熱い思いを訴えた。その後、戦後半世紀経っても沖縄の基地問題の重圧は増しており、沖縄県民の民意を一顧だにせず辺野古新基地建設を推し進める安倍政権に激しい憤りを感じるとして、故翁長雄志前県知事の言葉を引用してその遺志を引き継ぎ断固として新基地建設に反対していく決意を表明した。
報告の後、山内末子議長より「首里城再建への支援募金」が呼びかけられた。
総会議案の提案は、山本正治 事務局長が行った。
次いで、元内閣総理大臣の鳩山友紀夫さんによる「軍事大国化でなく、自立・アジアの共生へ」と題した記念講演が行われた。

「世界が激変にもかかわらず、日本の政治・経済はどこまで気がついているか」
鳩山さんは「世界がまさに激変を迎えているにもかかわらず、日本の政治・経済はそこにどこまで気がついているか見えない」「敗戦後日本は米軍基地が撤退させることができず、いまなお米軍に守ってもらっているというが実際はアメリカ自身の中東、アジア戦略のために米軍基地が存在している。基地負担の増大をアメリカが要求するのであれば、日本はむしろこれを米軍の撤退を要求するチャンスに変えていく発想が必要だ」「中国はいまハイテクが急速に進歩しており、日中の経済協力が進んでいる。来年の4月に習近平主席が国賓として日本を訪れるようになったことは非常にいいことだ。しかし、一方で中国を敵視した自衛隊の増強配備が進められている。本当にそれが必要なのか議論が必要である」「日米関係は順調、順風満帆だというふうに思っているととんでもないことになる。イージス・アショアやF35などというこんな高いものを買う意義がどこにあるのかという根本的なところをもっと議論しないといけない」「一方的に北朝鮮だけが核兵器を廃棄という方向ではなくて、日本も、米韓の側も何らかの温かいメッセージを北朝鮮に出せるような方向をつくっていかないといけない」「韓国で私は『平和大賞』の第1回目の国際部門の受賞者に選ばれた。日本と韓国がお互いの努力のなかで、他国に干渉されないで関係をつくっていくことに努力をするべき。徴用工の問題は本来なら国際人権法の精神に立ち戻れば、この問題は決して解決できない話ではない」と日朝正常化と韓国との関係改善を訴えた。最後に広範な国民連合がより大きな役割を果たすよう期待を述べて講演を締めくくった。

その後、休憩をはさんで、パネルデスカッション「アジアの共生 自立日本の総合安全保障を考える」が衆議院議員の篠原孝さん(国民民主党、長野1区選出)の司会で行われた。パネリストは、柳澤協二さん(元安全保障担当内閣官房副長官補)、鈴木宣弘さん(東京大学大学院教授)、三原朝彦さん(衆議院議員、自民党、福岡9区)の3氏で、コメンテーターは屋良朝博さん(衆議院議員、国民民主党、沖縄3区)であった。
3氏の問題提起と屋良さんのコメントの後ディスカッションが行われ、会場からも質問や意見が出された。
パネル討論終了、原田章弘 代表世話人が、4人の来賓と照屋義実さん、鳩山友紀夫さん、それにパネルディスカッションのパネリストとコメンテイターの4氏へのお礼を述べ、第1日目の休会を宣言した。

☆歓迎レセプション

近くの福岡リーセントホテルで広範な国民連合福岡主催で「第24回全国総会歓迎レセプション」が開催された。KEN 子(けんこ)さんの「沖縄から唄とメッセージ」でオープニング。
主催者歓迎挨拶を中村元気 福岡世話人(全国世話人)が述べ、全国代表世話人の吉田伸さんがお礼のあいさつを述べた。
乾杯の音頭は、中村進一 全国世話人(三重県議、全国地方議員交流会実行委員会代表)が行った。
来賓として、高良鉄美 参議院議員(沖縄県選挙区)、舟山康江 参議院議員(山形選挙区)、広範な国民連合顧問の石川元平さん(元沖縄県教職員組合委員長)、藤本眞利子 和歌山県議、全国農林漁業団体職員労働組合連合書記長の大谷篤史さんの5人からあいさつを受けた。原竹岩海 福岡県議、磯田毅 熊本県議をはじめ18人の地方議員が壇上で紹介され、あいさつを受けた。また、防衛大学校人権侵害裁判を闘っておられる原告のお母さんが闘いの報告を行った。

最後は、沖縄から参加の皆さんが紹介された後、会場全体のカチャーシーで宴は最高潮に。原竹岩海 福岡県議が閉会あいさつ、レセプションは閉められた。

二日目

24日 9:15開会
議論の冒頭に、「農林漁業の再生へ国民運動をめざす」集中討議を行った。鈴木宣弘 教授、篠原孝 衆議院議員、舟山康江 参議院議員の3氏が問題提起。さらに報告と問題意識を、円谷寛さん(福島県鏡石町議)が台風19号に伴う農業被害報告を中心に、樋口茂敏さん(福岡世話人)が福岡県における種子条例実現の県民運動について、今井和夫さん(兵庫県宍粟市議)が農業者への所得補償政策の提案を行った。
議案討議ではのべ24人が発言した。討論のまとめを山本正治 事務局長が行ったうえで議案は満場一致の拍手で採択された。つづいて「自衛隊の中東派兵に反対する特別決議」を上村ひろ子 福岡世話人が提案、拍手で承認された。
人事案を加藤毅 代表世話人が、23日午前に開かれた全国世話人会議で確認された内容について提案、全会一致で承認された。
議長団解任の後、佐々木道博 代表世話人が、「確信ある政治方向が打ち立てられた。参加の皆さんが全国で、組織を財政も含めて強化して役割が担えるように奮闘しよう」と閉会あいさつを述べて総会は成功裏に閉じた。

☆寄せられたメッセージ、祝電(順不同)

日本青年団協議会 福永晃仁会長、北海道農民連盟 西原正行委員長、全農林労働組合 柴山好憲中央執行委員長、全日本農民組合 鎌谷一也副会長、食料の安全保障を考える福岡県民ネットワーク 倉重博文委員長(福岡県農業協同組合中央会)、佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会 古賀初次会長、中国国際交流協会 劉洪才副会長、在日本朝鮮人総連合会国際統一局、他多くの方々からメッセージが寄せられた。
また、地元の元衆議院議員 山崎拓氏(元自民党幹事長・元副総裁)をはじめ多数の祝電も寄せられた。

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