2009年一覧

広範な国民連合第17回全国大会 成功裏に開催される

h1. 広範な国民連合第17回全国大会 成功裏に開催される
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 11月11月21日(土)~22日(日)東京で自主・平和・民主のための広範な国民連合第17回全国総会が開催されました。
 総会では各界の来賓挨拶が行われたのち、記念講演「日米同盟と日本の安全保障―東アジアの共生を考える」(講師 元防衛大学校教授・元外務省国際情報局長 孫崎 享氏)(写真)が行われました。
 特別報告として情勢の中で焦点となっている沖縄・普天間基地問題や雇用問題、農業、商工業など各界からの報告が行われました。2日間の討議では、鳩山政権の直面する課題・評価など真剣な討議が行われ、激動する情勢のなかで広範な国民連合の果たすべき役割について論議されました。また「『普天間基地の県内移設』に反対する沖縄県民の闘いに連帯し、国民世論形成にとりくむ」特別決議が採択されました。


広範な都民のための新しい都政をめざして    2009年 東京都議会議員選挙アピール

 東京

 2009年東京都議会議員選挙アピール

 広範な都民のための新しい都政をめざして

自主・平和・民主のための広範な国民連合 東京

1300万東京都民の皆さん、都内で働く多くの皆さん!

 東京都政はいま大きな転換点に立っています。石原都知事を支持するか否かに拘わらず、都民の誰しもがそれを感じています。300万票を獲得して再選された頃とは打って変わり、支持率は15ポイント下落し、最近の世論調査では『石原都政に満足42%』に対し『不満52%』と、石原都政は末期の様相を呈しています。

 新銀行東京など幾つかの問題が都民の反発を受けて暗礁に乗り上げ、オリンピック誘致という危険な『賭け』に活路を見い出そうとしていますが、このままでは都政の混迷は必至です。

石原都政は誰の利益のために東京の財政を使ったのか。

  石原都知事が当選以来、今日まで続けてきたのは多国籍企業の活動拠点としての『世界都市・東京』づくりでした。90年代の後半、我が国の経済は金融危機や深刻な長期不況から抜け出せずにいました。そこで石原都知事は、ニューヨーク、ロンドンやアジアの大都市に伍して、冷戦後激化してきた『都市間競争』に勝ち抜き、「投資先として選ばれる東京」をめざし、東京を金融・不動産・情報などの多国籍企業の拠点として浮上させることを目標に、一貫した政策を取りました。

 これは当時の経団連・財界や建設・鉄鋼、自動車・電力などの大手企業が集まる『日本プロジェクト産業協議会』(JAPIC)の意向を汲むものでした。汐留、秋葉原などの巨大開発事業や三環状道路建設、羽田空港拡張はその産物です。

 また、徹底した医療・福祉の削減、職員削減と公共サービス民営化は、都民生活に大きな打撃を与えましたが、これは小泉構造改革の先取りとも言えます。

 他方で中小企業対策や雇用・労働対策はほとんど行われませんでした。東京の経済を支えてきた多くの中小・零細事業者は倒産や転廃業を余儀なくされ、製造業、建設業、卸・小売業などの事業所は激減してしまいました。所得の低い労働者が急増し、少数の高所得労働者との格差は拡大しました。

 高まる都民の不満。いま、都議選で何を争うべきか。

 今回の金融・経済恐慌で、多国籍企業、金融・証券などの本社が集中する東京は大きな打撃を受ける事になりました。東京の経済を突出させてきたこれらの企業の減収で、法人二税(住民税・事業税)に依存する都財政は過去最大7520億円の減収となり、石原都知事が推進した『世界都市・東京』は危機に瀕しています。
 一方、この10年の石原都政の下で、都民生活は雇用や収入の不安、資金繰りや債務返済の悪化に加え、医療・福祉の削減で深刻に苦しくなりました。金融・経済恐慌が追い打ちをかけ倒産が増加、都内の中小製造業や下請け企業では「仕事がまったくない」状況で、「休業」も始まっています。

 『医療や福祉対策』『雇用、景気対策』が都政への要望の一、二位を占め、70%近い数字を示しました。都民を苦しめてきたこれまでの産業・経済政策、医療・福祉政策、教育政策を見直し、『東京の方向転換』をすすめる上で、127名の都議会議員の役割は重要です。

 都議会議員選挙にあたり、都民の皆さん、予定候補者の皆さんに以下を訴えます。

 今回の都議会議員選挙では『石原都政10年の検証』が避けて通れません。

 候補者や政党は、石原都政への評価を明らかにし、都民の信を問う事を訴えます。
 個別の問題へ賛否に止まらず、「どうすれば一握りの人々でなく、大多数の東京都民が豊かに暮らせるのか」-こうした『中長期ビジョン』を一緒につくっていきましょう。

 生活危機が深刻ないま、勤労都民の雇用・経営・生活のために優先的に都財政を使う時です。
  雇用と地域経済の危機を打開するための政策を掲げ、ともに発言・行動することを訴えます。

 また、崩壊した東京の医療・福祉の再建は都民の切実な要望です。真剣に取り組みましょう。
 多国籍企業の拠点『世界都市・東京』ではなく、アジアと世界に開かれた『平和・友好都市東京』をめざしましょう。

 東京一極集中の拠点づくりをやめて、地方分散政策でバランスのとれた経済の発展をはかり、米・欧に偏らずアジアとの『共生の拠点』となる東京に変えましょう。
当面する都政の問題については、都民の多数意見を生かし、以下のことを訴えます。

* 破綻した新銀行東京の清算。
* 都立病院統廃合の白紙撤回。
* 築地市場の豊洲移転中止、現在地再整備。
* 三環状道路計画の見直し。
* オリンピック東京誘致の中止。

地域・階層・世代を超えた広範な都民の力で新しい都政への転換をめざそう。

 7月12日の都議会議員選挙で推薦候補の全員当選のために皆さんの応援を訴えます!
 かつて、長期デフレ不況の下で都民は「とにもかくにも現状の打開」を求め、「NO!と言える石原都政」に期待しました。しかし10年後の今、生活に事欠く都民、以前より暮らしが豊かでなくなった都民が確実に増えました。「仕事がない!」「安心して子どもが産めない。預けられない」「介護難民になりそうだ」「教育改革で学校がおかしくなった」「先祖代々の営業の基盤を壊すな」「住み続けた環境が守れない」・・・・石原都政の10年に都民の悲鳴が高まる今は都政を変える好機です。

 「広範な国民連合東京」は、雇用労働者や中小事業者、青年・学生、知識人や文化人など、広範な都民の各層が連携し、都民運動の力で都政を変えることをめざしています。その一環として、今回の都議会議員選挙で政党・会派を問わず「広範な国民連合」の主旨に共鳴していただける候補者を推薦し、当選に向けて応援します。また選挙後も、都政研究会を開催するなど、様々な課題に取り組む皆さんを始め、幅広く都民各界各層との連携をすすめていきます。
 推薦候補者への応援をお訴えするとともに、広範な都民運動で大多数の都民の利益になる都政に転換することを都民の皆さんに心から呼びかけます。

2009年6月25日

自主・平和・民主のための広範な国民連合 東京
代表世話人 片 岡  健 (東京都日中友好協会 副理事長)
代表世話人 西 澤  清 (元 日教組副委員長・都高教出身)


医療危機を考える懇談会 【神奈川】

h2. 医療危機を考える懇談会 【神奈川】
h1. 公立病院が赤字で何故いけない!?
p(r). 2009年5月11日
5月23日、神奈川県横浜市で「医療危機を考える懇談会」が開催されます。
詳細は左ポスターをクリック。[PDF]
JPEG画像はこちら
5月23日(土)午後1時30分~4時
神奈川県地域労働文化会館(神奈川県自治労会館2階)
横浜市南区高根町1-3 TEL/045(251)1888
横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車徒歩2分
京浜急行 黄金町駅下車徒歩8分
資料代 500円


3月25日 日朝友好京都ネットが発足

h1. 文化・学術・市民交流を促進し日朝国交正常化を
p(pn). 2009年3月25日 【京都】
 3月25日、日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との民間交流を進める「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット」の設立総会が京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開催された。北朝鮮との交流に携わってきた京都の文化、宗教、学術など超党派、 各分野の日朝友好を願う人たち約150人が出席した。

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2009年 新年のアピール

今こそ対米従属政治にピリオドを!

 「アメリカの時代」は終わり、ドル体制は末期

 激動の2009年が始まりました。

 昨年の年頭挨拶で、「米国が世界を独占していた時代は終わりに来つつある」と述べましたが、そのとおり「アメリカの時代」は終わりました。

 世界はすでに多極世界に入り、アメリカは強大な軍事力をもってしても、世界を意のままにできなくなりました。年内の大枠合意をめざしたWTO交渉の閣僚会議も、中国・インドとアメリカの対立で開催できませんでした。イラクのジャーナリストに靴を投げつけられたブッシュ大統領の映像が世界中の茶の間をにぎわしましたが、「アメリカの時代」の終わりを象徴しているように思いました。   続きを読む