新春メッセージ一覧

[各界新春メッセージ]元内閣総理大臣 鳩山 友紀夫

一般財団法人東アジア共同体研究所理事長
元内閣総理大臣 鳩山 友紀夫

 「日本の進路」読者の皆さん、明けましておめでとうございます。
 本年は天皇陛下のご退位に伴い、新元号、新天皇を迎える記念すべき年ではありますが、今の日本の進路、舵取りには大きな疑問を抱かざるを得ませんし、輝かしい時代とはならないのではないか、と思います。
 昨秋に行われた自民党の総裁選挙も、国民民主党の代表選挙も、それほどの国民的関心を呼ばず、盛り上がりが欠けたまま現状維持に終わった印象を受けました。他方、同時期の沖縄知事選挙は地域住民を超えた全国的関心事となり、劇的な展開を見せました。何故でしょうか。 続きを読む


新年あけましておめでとうございます

不正義・不平等と闘う全国の皆さんに、とりわけ玉城デニー知事を先頭とする沖縄県民の皆さんに感謝と連帯の新年のあいさつを申し上げます。また、昨年皆さま方からお寄せいただいたご支援、ご厚情に心より感謝申し上げます。

世界史の転換点、新年に問われる日本

世界史的な転換点の新年を迎えました。
フランス国民は、マクロン政権が進める富裕層優遇・貧困層拡大政策に怒り街頭に繰り出し政権を揺さぶっています。未曽有の貧困と格差拡大でどの国も国内対立は激化し政治は著しく不安定化して、各国間で危機を押し付け合う貿易戦争、争いも激化しています。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

憲法改悪阻止にむけた広範な連帯・協働の闘いを構築しよう

部落解放同盟中央執行委員長 組坂 繁之

 昨年の衆議院総選挙は、安倍政権が森友学園と加計学園の疑惑隠しと、政権延命を画策した自己都合解散でしたが、選挙直前の民進党の希望の党への合流、その後の立憲民主党の結成など、野党側の混乱があったとはいえ、再び与党に3分の2の議席を許すというきびしい結果となりました。私たちは、この間、人権や平和の確立にむけた政治勢力の結集をめざしてきましたが、いまだ安倍政権の退陣をかちとれない運動の弱さをしっかりと総括しなければなりません。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

全国農業協同組合中央会 会長 中家 徹

 新年にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 昨年は、台風や集中豪雨など、全国各地で多くの皆様が自然災害に見舞われております。被害にあわれた皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
 さて、現在、JAグループは、3つの危機にあると認識しています。1つ目は、「農業・農村の危機」、2つ目は、「組織・事業・経営の危機」、最後に「協同組合の危機」であります。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

公益社団法人全日本トラック協会 会長 坂本 克己

 平成30年の新年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 平成29年6月29日に開催されました第93回通常総会ならびに第171回理事会におきまして全日本トラック協会の会長に就任し、初めての新春となりました。
 わが国経済は、5年にわたるアベノミクスの推進により、名目GDP・企業収益ともに過去最高の水準を記録しています。一方で、景気の回復傾向に伴い、人手不足感が非常に強まっております。労働条件が一般産業と比べて厳しいトラック運送業界では、ドライバーの確保が一段と難しくなっている現状があります。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

全国農団労 副委員長 小川 宏

 新年おめでとうございます。混乱と混迷を極めた昨秋の第48回衆議院選挙の結果は、改憲勢力が3分の2を占めるなど、新自由主義と右傾化が同時進行する結果をもたらしました。一方で「リベラル派」が台頭し、「有権者は中道リベラルの政治勢力を求めている」という世論調査結果や論調も目立ちます。国民が安倍一強に抗する対抗軸を求めていることは確かであり、政治的には中道リベラルの結集が求められていることは間違いないと考える次第です。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

日本青年団協議会 第39代会長 照屋 仁士

 輝かしい朝日に照らされ、多くの方々の新年が希望に満ち溢れた年になりますよう心から祈念申し上げます。
 平素より本会並びに地域で活動する青年たちに格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 昨年は19年ぶりに日本出身横綱の稀勢の里誕生や、WBC侍ジャパンの活躍、サッカーではワールドカップアジア最終予選など、2020年東京オリンピックに向けたスポーツの話題が盛り上がりを見せました。一方で大臣や政治家の相次ぐ失言、「森・加計問題」は国民の大多数が納得しないまま「大義なき解散」、10月22日投開票が行われた衆院選では改憲に向けて大きく歩みが進んだと言えるのではないでしょうか。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

参議院議員 舟山 康江

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 再び国政にお送りいただき約1年半が経過いたしました。
 当選以来、私は、国民不在の安倍一強政治を打破すべく、国会論戦を通じて問題点を追及するなど、全力を尽くしてまいりました。
 しかしながら、TPPの国会承認、年金制度改革法、カジノ法、共謀罪法など、強行採決を繰り返す安倍政権の乱暴な手法により、有権者と国会の距離はますます離れるばかりであり、国民生活に不安と不満が渦巻いています。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

全農林労働組合 中央執行委員長 石原 富雄

 新年あけましておめでとうございます。会員及び購読者の皆様におかれては、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。また、私たち全農林労働組合が取り組む各種活動に対するご理解とご協力に厚くお礼申し上げますとともに、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ

沖縄県議会議員 照屋 大河

 「日本の進路」読者の皆さまにおかれましては、清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年も沖縄は、米軍絡みの事件・事故に苦悩する一年でありました。10月には東村高江の民家に近接する牧草地に普天間基地所属のCH53E大型ヘリが墜落・炎上する事故が発生し、12月には同型ヘリが普天間基地に隣接する宜野湾市内の小学校の校庭に7・7キログラムの窓枠を落下させるという重大事故が相次ぎました。校庭では54人の児童が授業中でした。これらの事故機は、いずれも2004年に沖縄国際大学に墜落したものと同型機で、その6日前にも近くの保育園に部品を落下させたばかりでした。 続きを読む


「日本の進路」2018年新春メッセージ 官邸主導の農政改悪にストップ、持続可能な農業・農村政策を

北海道農民連盟 委員長 西原 正行

 平成30年の新春を皆さまと共に迎えられたことをお慶び申し上げます。
 昨年を振り返りますと、北海道は春先の強風で多くの地域が被害に見舞われ、その後も長雨の被害も見られましたが、総じて穏やかな気候で推移したため、米や畑作物、牧草等多くの作物が豊作基調の一年となりました。 続きを読む


2018年新春メッセージ 日本の平和は、北朝鮮への圧力ではなく、沖縄への「思い」から

東アジア共同体研究所 理事長 鳩山 友紀夫

 「自主・平和・民主のための広範な国民連合」の活動に賛同される皆さまとともに、新春のお祝いを申し上げます。
 昨年12月10日、ノルウェー・オスロで行われたノーベル平和賞の授賞式で、受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は核保有9カ国に対して、「米国よ、恐怖よりも自由を/ロシアよ、破壊よりも軍備撤廃を/英国よ、抑圧よりも法の支配を/フランスよ、恐怖よりも人権を/中国よ、理不尽よりも理性を/インドよ、無分別よりも分別を/パキスタンよ、ハルマゲドンよりも論理を/イスラエルよ、抹殺よりも良識を/北朝鮮よ、荒廃よりも知恵を」と、また、「『核の傘』の下に守られていると信じている国々よ、あなたたちは、自らの名において他国を破壊する共犯者となるのか」と名指しで禁止条約への参加を迫り、訴えました。 続きを読む


2018年、年頭のあいさつ

あけましておめでとうございます

自主・平和・民主のための広範な国民連合・代表世話人

 あけましておめでとうございます。新年にあたり、全国の皆さんの日頃のご活躍に敬意を表し、広範な国民連合へのご支援に御礼申し上げます。
 世界経済は停滞傾向を深め、各国内矛盾も国家間の対立も激化し、政治危機が広がっています。大国の世界支配で何世紀も圧迫されてきた新興国の経済発展が急テンポで進みました。中国は経済規模でアメリカに迫り、これを上回ったと見られるなど世界経済の構造変化が劇的に進んでいます。
 中国は昨年、建国百周年の2049年までに「現代化強国」を建設すると、アメリカの世界支配に対抗する方針を打ち出しました。
 他方、アメリカは、昨年登場したトランプ政権が核軍事力を強化し、「自国第一」の巻き返しに出ています。なりふりかまわず他国に犠牲を転嫁し、自国経済を維持しようとしています。もう一つは、限りない需要を生む経済の軍事化です。戦争の危機をあおり、日本や韓国に米国製武器の購入を迫っています。朝鮮への圧迫を強め、トランプ政権はエルサレム問題などでアラブ敵視を強め、世界中に戦争の火種をまき散らしています。 続きを読む


新春メッセージ:鳩山友紀夫氏

 「自主・平和・民主のための広範な国民連合」の活動に賛同される皆さまとともに、新春のお祝いを申し上げます。

鳩山 友紀夫

 昨年はドナルド・トランプ氏の米国大統領選勝利に世界中が驚愕しました。安倍首相は今までの米国との従属関係を維持するためが如くニューヨークに向かい、いち早く「朝貢外交」を行いました。
 12月13日、恐れていた米軍オスプレイ( 垂直離着陸機)の墜落事故が名護市海上で起きました。抗議した沖縄県安慶田副知事に対し、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は、謝罪の意を表しながらも、県民に被害を与えなかったことを感謝すべきと、「植民地意識丸出し」発言を平気で行いました。 続きを読む