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[各界新春メッセージ]沖縄県議会議員 照屋 大河

新年明けましておめでとうございます。
「日本の進路」読者の皆さまにおかれましては、清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は沖縄にとって激動の一年でした。辺野古埋め立て承認撤回の表明直後に急逝した翁長雄志前知事との別れに、県民は深く悲しみました。そのような中、翁長前知事の遺志を受け継ぐ玉城デニー知事を歴代最多得票で誕生させ、墓前に報告できたことは何よりの供養になったのではないでしょうか。
ところが政府は、知事選挙で示された民意を無視する形で沖縄県による承認撤回の効力を一時停止し、新基地建設を強行しています。沖縄防衛局は県の度重なる行政指導や作業停止の求めに応じず、ついに昨年12月14日、埋め立て土砂の投入に踏み切りました。断じて許せません。
今回、沖縄防衛局が土砂投入に着手した海域は、埋め立て総面積のわずか4%にあたる6ha。実際に投入した土砂は4800トンで、この6haの埋め立て必要総量の0・2%でしかありません。沖縄県は辺野古新基地完成までにあと13年かかると試算しています。政府は県民の諦め感を醸成しようと躍起ですが、闘いは新たな局面に入ったにすぎません。
玉城デニー知事は「あらゆる手段を講じて新しい基地は造らせない」と明言しています。翁長前知事には、デニー県政のニヌファブシ(北極星=道しるべ)となって、この先も続く闘いを見守ってくださるものと信じてやみません。
私も与党県議の一人として、社民党県連委員長としてデニー知事を県議会内外で支え抜く決意です。当面は2月24日に予定される辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票で確固たる民意が示されるよう取り組んでまいります。
7月には参議院選挙が控えます。沖縄選挙区での勝利はもちろん、全国比例では同僚議員・社民党県連書記長「仲村みお」を国政へと押し上げるべく全力を尽くす覚悟です。ご支持・ご支援のほど宜しくお願い致します。
結びに、年頭に当たり、読者各位のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。