日本を変える!地方から変える!

「第21回全国地方議員交流研修会」が「日本を変える!地方から変える!」を共通のテーマに10月27日~29日、北海道自治労会館で開催された。同実行委員会(共同代表:市橋修治北海道議、藤本眞利子和歌山県議、山内末子沖縄県議)が主催し地元北海道をはじめ全国から自治体議員を中心に200人が参加した。
司会を小林千代美北海道議、森あやこ福岡市議が務めて始まった。
まず、共同代表の山内沖縄県議が、「本日は北海道の皆さまたちをはじめ、多くの関係者の皆さまにご尽力いただき、この場所で研修会が開けることに心から感謝を申し上げます。今年は戦後80年です。私たちは議員として、何としても戦争は二度と起こさせない。そして国民を飢えさせない。この二つはどういう政党であろうが皆さんが基本にしていることではないかなと思っています。この3日間、住民のための政治、そして国民のための幸せづくりの先頭に立つ議員としてしっかりと研修していただき、これから先の日本を私たちが担っていくんだということをみんなで確認していただきたいと思います」と開会あいさつ。
続いて北海道現地実行委員会代表の市橋道議が、「全国から札幌においでの皆さんご苦労さまです。前回の研修会は1月の沖縄で大変気候のいい暖かいところでしたので、今度札幌でやるのなら大雪がいいなと思ったんですが、残念ながら少し天気が良い日になりました。地方議員としてどのような立ち位置に立てばいいのか。そしてまた地方議員としてどのように国の政策に迫ればいいのか、こんなことも頭に入れながらどうか議論してもらいたいと思います。札幌はもう紅葉も進みました。これから食べ物がおいしいので、この3日間、舌で北海道を味わい、寒さで北海道を味わい、本当に実りある研修会にしていただけたらと思います」と歓迎あいさつした。
来賓あいさつは労働界の須間等連合北海道会長、農業界から中原浩一北海道農民連盟委員長(北海道和寒町議会議長)から受けた。
玉城デニー沖縄県知事の「日米地位協定の抜本的な見直しへ全国の共同を呼びかける」という内容のビデオメッセージが紹介された(別掲)。
「食の属国から自立の国へ」
鈴木教授記念講演
次に、「令和のコメ騒動の教訓――食の属国から自立の国へ」と題して鈴木宣弘東京大学大学院特任教授(食料自給の確立を求める自治体議員連盟顧問)が記念講演を行った。
特別報告を羽場久美子城西大学特別栄誉教授、高橋宏通「令和の百姓一揆」事務局長、佐藤英行北海道岩内町議会議員(泊原発立地4町村住民連絡協議会代表)が行った。
問題提起が北海道高校生平和大使の岩山心咲さんと山岸莉音さん、殿平善彦「笹の墓標強制労働博物館」(NPO法人東アジア市民ネットワーク代表理事)呼びかけ人、アジアの平和と未来をひらく若者訪中団員の金澤伶さんから行われた。
最後に、実行委員会からの問題提起を山本正治広範な国民連合事務局長が行った(別掲)。
全体会議後、名刺交換会が北海道現地実行委員会の運営でホテルポールスター札幌で開かれ、清水敬弘北海道議が司会を務めた。
地域と国が抱える諸課題を徹底議論
2日目の10月28日の午前中は、以下のように5つの分科会に分かれ熱心な議論が交わされた。
・第1分科会「日中不再戦・日米地位協定の抜本改革に向けて」
座長団は春口あかね筑紫野市議、小泉真志北海道議、広田まゆみ北海道議が務め、助言者は羽場久美子教授。事例報告を山内県議、春口市議、越川好昭綾瀬市議、上野学鎌倉市議などが行った。
・第2分科会「国民の食料自給を確立する」
座長団を西聖一熊本県議、清水道議が務め、助言者は鈴木教授、高橋事務局長、事例報告を浅枝久美子安芸高田市議、船原基近大牟田市議などが行った。
・第3分科会「公的責任で社会保障確立を 介護と医療」
座長団を上山貞茂鹿児島県議、河内ひとみ静岡県西伊豆町議、小林道議が務め、事例報告を河内町議、上山県議、姫野敦子岩国市議が報告した。
・第4分科会「公的責任で社会保障確立を 生活困窮者を自治体が支える」
座長団を森市議、笹田浩北海道議、江川あや旭川市議が務め、助言者は川村雅則北海学園大学教授、平井照枝ひとり親とこどもふぉーらむ北海道代表、事例報告を高江洲みどり沖縄市議、中原純子女性による女性のための相談会実行委員が行った。
・第5分科会「持続可能なエネルギーの地域自給をめざして」
座長団を藤本寿子水俣市議、岡本ゆうこ松戸市議、堂下健一石川県志賀町議が務め、助言者は佐藤議員、事例報告を小川尚一南相馬市議、藤本市議が行った。
午後からの全体会では、各分科会の座長から報告が行われ、その後活発な討論がなされた。討論の中で、「岐路に立つ日本の社会保障の政策転換と充実のために私たちは自治体議員が先頭に立ち、当事者、各種団体、各界各層の国民と連携し、あるべき社会保障の確立を目指しましょう」との「社会保障の確立を求める自治体議員連盟(仮称)」設立の呼びかけも行われた。
排外主義反対・
多文化共生をめざす
「排外主義に反対し多文化共生社会をめざす第21回全国地方議員交流研修会in札幌アピール」が激論の末、若干の修正提案を踏まえ満場の拍手で確認された。
最後に共同代表藤本県議の「本当に熱心に議論していただきました。心から感謝を申し上げます」との閉会あいさつで、2日間の交流研修会を終了した。
3日目はオプショナル・フィールドワークで、第1コースはウポポイ(民族共生象徴空間)、第2コースは旧北海道庁舎と北海道開拓の村を訪れ、北海道の歴史を学ぶ機会になった。
こうして3日間にわたる第21回全国地方議員交流研修会は成功裏に終えた。全国から参加の皆さま、全国実行委員会と現地実行委員会の皆さま、ご来賓の皆さま、ご協力ありがとうございました。この交流研修会を提唱し推進してきた広範な国民連合としてお礼申し上げます。(広範な国民連合全国事務局)
