日米合同委員会一覧

[書籍紹介]『横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁』

『横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁』(角川新書)

吉田 敏浩 著

 ジャーナリストの吉田敏浩さんの近著『横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁』(角川新書)が評判となっている。「リベラル保守」を自任する政治学者・中島岳志氏(東京工業大学教授)は、「日米地位協定を含めて、大きく見直す時期が来ている。具体的な政治問題として活発な議論が展開されるべきだ。本書がそのきっかけとなることを期待したい」と書評した(「毎日新聞」3月3日)。 続きを読む


謎の権力構造の正体– 「日米合同委員会」

真の主権回復と主権在民の実現が課題

『「日米合同委員会」の研究』の著者・吉田敏浩さんに聞く

 

 日米合同委員会は隔週の木曜日に、都心のニューサンノー米軍センターや外務省で会合を開いている。外務省北米局長が日本側代表に、法務省、農林水産省、防衛省、財務省などの高級官僚が代表代理(2016年10月現在)になっています。米側は在日米軍副司令官が代表で、在日米大使館公使を除いてほかは全員軍人です。こんな会合が何十年も密室で開かれて、米軍優位の日米地位協定の解釈や運用について協議している。そこでは米軍の要求が通っているのが実態です。 続きを読む