「日本の進路」2018年新春メッセージ

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公益社団法人全日本トラック協会 会長 坂本 克己

 平成30年の新年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 平成29年6月29日に開催されました第93回通常総会ならびに第171回理事会におきまして全日本トラック協会の会長に就任し、初めての新春となりました。
 わが国経済は、5年にわたるアベノミクスの推進により、名目GDP・企業収益ともに過去最高の水準を記録しています。一方で、景気の回復傾向に伴い、人手不足感が非常に強まっております。労働条件が一般産業と比べて厳しいトラック運送業界では、ドライバーの確保が一段と難しくなっている現状があります。
 私は昨年8月から12月にかけて、国土交通省の平嶋隆司自動車局貨物課長とともに全国9ブロック協会を訪問させていただき、47都道府県トラック協会会長等から業界を取り巻く各地の様々な実情についてご意見、ご要望を頂戴してまいりました。その中でも、多くの地域でドライバーの確保が喫緊の課題になっていることを改めて実感いたしました。    
 全ト協としましては、ドライバーの確保はもちろんのこと、全国各地でいただいた諸課題の解決に向けて、各地の現状把握・分析を行いながら、業界の総力を結集して取り組んでまいる所存であります。
 トラック運送業界が健全な発展を成し遂げるためには、何よりもまず、現場で働いておられるドライバーが、仕事に対してやりがいを持ち、幸せに感じていただくことが必要です。また、トラック運送業界で働いておられる全ての方々に、日々誇りを持って働いていただくことが、私の全ト協会長としての責務であると考えております。
 そのために、全ト協としましては、まず「業界の生産性を向上させるとともに、ドライバーの長時間労働を是正していくことで、いつまでも安心して働いてもらえるような職場にしていくこと」、そして「それぞれに仕事に見合ったお給料をご家庭にお持ち帰りいただけるようにしていくこと」等の目標に向けて努力していきたいと思います。
 さらに、トラック運送業界で働く方々が誇りを持って仕事をしていただくためには、「輸送の安全確保」が必要になってまいります。
 事業用トラックが第一当事者となる死亡事故件数は、近年減少傾向にあったものの、昨年10月には平成28年1月以来21カ月ぶりに前年を上回るという憂慮すべき状況にあります。また、近年はドライバーの健康に起因する事故も問題とされてきております。
 全ト協としましては、ドライバーの安全対策に引き続き力を入れていくとともに、健康起因事故防止のための対策も進めてまいります。全ての会員事業者の皆様におかれましては、輸送の安全確保に向けた取り組みの強化を、心よりお願い申し上げます。
 今年は、「全ト協設立70周年」という大きな節目を迎えます。様々な施策を通じて「魅力あふれるトラック運送業界の実現」を目指すために、新たな気持ちで精力的に取り組んでいくことをお誓い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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