「農林漁業を核にした地域循環経済の形成へ」

鈴木宣弘東大教授 オンライン講演会のご案内

「農林漁業を核にした地域循環経済の形成へ」

友人各位

 3月に入り、コロナ禍の中に桜の便りも聞こえ始めました。みなさまご健勝のことと存じます。
 農業・食料・農村問題を中心に鋭い論陣を展開されている『鈴木宣弘教授オンライン講演と討論の会』ご案内です。
 鈴木教授は、月刊『日本の進路』2月号で、「『Go To トラベル』事業の根本的誤りは、経済社会の構造そのものをどう転換するか、という視点が欠如し、感染を全国に広げるだけだ。根本的に都市人口集中という3密構造そのものを改め、地域経済が地域の中で回る循環構造を強化する必要がある。地域に働く場をつくり、生産したものを消費に結びつけて循環経済をつくるには、農林水産業が核になる。農林水産業が元気で地域の環境や文化が守られなくては、観光も成り立たない。足元を見ず、観光だ、インバウンドだ、輸出だ、と騒ぐのは本末転倒」と論断されています。
 全国の農村現場では若者は農業では食べられず高齢化も進むなど農業者の減少、農村と森林や農地の荒廃、豪雨災害など深刻な課題が山積しています。一方で、全国で失業と貧困化が著しく『子ども食堂』や『フードバンク』に人びとが殺到し、提供する食料が追いつかないといった有様です。また、NHKテレビが、食料を求める暴動の画像入りで「食料危機」の特集番組を報道するほど事態は深刻です。
 同時に新型コロナで、4割近くの人が新たに、それ以前からも合わせると実に6割以上の国民が、食料安全保障に関心を高め、国産食料の購入を意識して進めるようになっています(JA全中調査)。農業と農村への関心・移住の動きも高まっています。
 こうした中で、鈴木教授の「農林漁業を核にした地域循環経済の形成」は、これからの日本の生き方への重要な提起ではないでしょうか。お話を伺い、全国の地域でどう具体化し打開するか、みんなで考えようではありませんか。